森林インストラクター試験まとめ② | 鳥じかん

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野鳥を中心とした、普段の自然観察を写真入りで伝えていきます。
ときどき、旅先でのレポも。

続いて、二次試験のこと。


と言っても、講習会を受けたので実技免除でした。

なので実技のことはわかりません。

面接のことを・・


まず、全国から集まるので、住所の遠い方から順番です。

同じ県内では、あいうえお順です。


つまり、はじめの一時間ちょっとの講習が終わったあと、

関東近郊の受験者は、相当待たされます・・・。

(大体の面接時間の目安が貼られているので、その間どこかへ行くのも自由です)


自己紹介と、志望動機は必ず聞かれるので、

アタマの中で何度もシミュレーションしながら、いざ面接へ。

あのね、緊張しすぎました。。それと、シミュレーションで固めすぎました。


自分は、一番の志望動機は、知識に箔をつけたかった。

案内する上で信用される肩書きが欲しかった。


年配の方ならば、何もなくても見た目で信用されますよ。

若いとなめられるし(そうでもなかったが)、

いや、実例で言うと、家を建てる時に任せる人は、

「二級建築士の○○です」というよりも、「一級建築士の○○です」って言った方が

安心できるでしょ。実力はどうあれ。それと同じことです。

人は、ある程度、肩書きで人を見るもんだと思うから・・

「今日、案内します、森林インストラクターの○○です。」って言った方が安心するでしょ。


でもこれはちょっと試験官には言いづらい理由かな~と思ったので、

2番目、3番目の理由を述べました。

以下、何度もシミュレーションしたのでほぼ覚えている

当日言った文章です。

「○○市から来ました、kusuです。(←とは言ってません)

 自分は高校生の頃自転車通学で、鶴見川サイクリングコースを毎日走っていました。

 そこで会える野鳥の、あまりの美しさに魅了されて、

 そこから今年でちょうど20年、好きが高じて今は観察会も開いたりしています。

 志望動機は二つあり、、

 ひとつは、まず、はじめは自分が野鳥を見るだけで楽しんでいたものが、

 だんだんと、野鳥の生息できる環境を守りたいという気持ちが芽生えるようになっていきました。

 これは自分でも気づかなかったけれど、『好きから始まって守りたいに変わる』ってのは

 まさに環境教育そのものだった。

 だから、そういう人を増やしたい。好きになって、守りたい気持ちを持って欲しいんです。

 もうひとつは、観察会をする上で、鳥以外のことを聞かれることが多く

 答えられないのがもどかしかったこともあり、

 また、野鳥だけでなくなんでもそうですが、野鳥は、樹木や昆虫など深く関わっていて

 切っても切れない関係なので、鳥だけのことでなく、体系的に勉強しようと思いました。」


長いよ~~~。熱いよ~~~。


すかさず、突っ込まれました。

「好きなのはいいが、押し付けになっていないか?」

「・・・!」

この短い時間によくわかったな、と感心・・いや、この辺りからアタマに血が昇ってしまい、


それはね、ほんとよくわかってるんです。

星好きのダンナがいい(悪い?)例ですから。

結婚前の話。

自分としては、天文系の話は全然興味ない。

でも、ダンナは自分が好きだからって、あれこれ説明したがりました。

読み飛ばしてるのを知ってか知らずか、長々とメールしてきたり。

それで、±0よりも嫌いにベクトルが行ってしまった。


そんな経験もあり、手応えによって説明の濃さを変えてるんです。

スキを押し付けて、引かれてしまっては元も子もない。

「それは重々承知しているので、

 押し付けにならないよう、気をつけてます。」・・ってことを試験官に言ったけど

どうもうまく伝わってないような。


あとは、「環境保護のことを言ってったけれど、具体的にどこでどのようにして?」と問われ、

質問の意味がよくわからなかった。


具体的に?よくわからん。

「説明の中で、外来種が増えてるから在来種の生息場所が脅かされてるって話をしたりする・・」

とかなんとか、答えました。


もうこの辺りで、ダメなの?ダメなのか?と

顔面蒼白でした。


そうして、「あー言えばよかった、あんなこと言うんじゃなかった」の脳内ループに繋がったんですよ。


まぁ~、合格できてホっとしたわけですが・・


先に合格した先輩によると、

面接で落ちる人は、うまく人に話(説明)をできない人。

だそうです・・


落ちることはほとんどないし、

聞かれたことに答えよう、ぐらいのキモチで臨めば問題ないと思います。

自分は、考えを組み立てすぎました。

だから、急に来た質問にぐらぐら来てしまった。


リラックスです。


余談ですが、面接待ちでヒマだな~とキョロキョロしてた時、

近くの年配の2人の会話で「J町で・・」って、聞こえてきたので、

「あのっ!そのJ町って、うちの実家の近くなんですけどっ」

と思わず話しかけてしまった。

そしたら、よくよく聞いたら、その方の甥御さんが、うちの妹の中学同級生でした。

狭いですね~


そして~、その方も無事合格し、同じく森林インストラクター神奈川会に入会したので

新人歓迎会で会えるかな~。