安倍首相のお友達人事 | 日本の未来を考える

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二重被曝さまのブログより

私の仕事(1530)立ち上がれ!NHK局員たち

私の仕事(1532)安倍君を慮る動き~NHKラジオ

私の仕事(1537)NHKよ!どうしちゃったの?


NHK会長・籾井勝人氏の問題発言が国会で追及されている中、同じく経営委員の百田尚樹氏も、都知事選の応援演説をするなど、放送法で中立、公正を定められたNHKのあり方が大きく問われている。


ここで注目したいのは、人事権、任命権のことだ。


NHKの経営委員を任命したのは、安倍晋三首相である。

百田氏らは、安倍首相と思想、信条が近いうえ、支持者でもある。

つまり、自分の支持者をNHKというメディアの幹部に任命したということ。


(追加)ヒークンさまのブログより

【また安倍友達か…】NHK経営委員長谷川が朝日で自決右翼を称賛!について


長谷川氏もいたか!Σ(・∀・;)



安倍首相が、他にも、自分の”お友達”人事を行った例がないだろうか?


自衛隊の中に、航空幕僚長というポストがある。

最高位が統合幕僚長で、その下に、陸海空の幕僚長が置かれる。その幕僚長も、内閣総理大臣が任命する。


第一次安倍内閣(2006年9月26日~2007年8月27日)時に、航空幕僚長に任命されたのは、田母神俊雄氏(2007年3月28日~2008年10月31日更迭)だ。

あの「論文」が原因で、麻生政権の浜田防衛大臣により更迭されたが、もし第一次安倍政権が続いていたなら、処分されなかった可能性が高い。


なぜなら、今回のNHK問題で分かるように、

”お友達に甘い”のが、安倍政権の特徴だから


「お友達だから悪い」 という単純批判をするわけではない。

たとえ”お友達”であっても、適材適所、優秀な人材ならいいだろう。


しかし、NHK経営委員や幕僚長が、そうだったとは決して言えない。

彼らの大きな間違いは、TPOをわきまえていないこと


例を出してみる。


「若くてキレイな女性が目の前にいれば、男なら誰でも過ちを犯す」


これはある意味、正論かもしれない。

お前は絶対にないのか?と言われれば完全否定できない。

だが、公の場でこのようなことを言うべきだったのか?

居酒屋談義と勘違いしていないか?ということ。


さらに、それを公職のトップにいる人間が言うとどういう結果になるか?


想像できなかったとすれば、無能の証であり、

確信犯なら、非常にタチが悪い。いずれにせよ、辞任は避けられない。

「ごめん」で済むのは、義務教育まで。

社会人一年生でも、暴言を吐けば飛ばされてしまうぞ!(経験済


田母神氏についても、私は自衛隊員ではないので、彼の仕事ぶりは知らないが、あの論文騒動に関して、防衛省査察本部が「公正中立ではなく、適切ではなかった」と公表していることは重く受け止めるべきだろう。


安倍首相の”お友達”人事が、必ずしも適切ではなかったのは明らかだ。


政府に対して一定の距離を置いて公正中立を保ち、公共(国民)のために存在するNHKや自衛隊が、政権に近い人物によって意図的に操作されてしまうことに、私は危機感を覚える。


菅官房長官は、NHK経営委員の百田氏の選挙応援について、「放送法に抵触しない。個人の発言には関与しない」と言ったそうだ。

これは、「公共」と「個人」の区別がないと言っているのと同じだ。


たとえ放送法の”罷免条件”でなくとも、NHKの存在意義を考えれば、道義的責任を問われるべきだと考える。


まず、公共職であるNHK経営委員を自ら辞任せよ!

そのうえで、好きなだけ暴れればいい。誰も止めはしないから。


公私の区別もつかないような人間を、誰が信用するものか。