細川氏を支持します | 日本の未来を考える

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旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

このブログでは、「即時・脱原発」を訴えてきました。


今回の都知事選で、そう訴えているのは細川候補と宇都宮候補です。


どちらがいいのか、本当に悩みましたが、私は


細川護煕(もりひろ)氏を支持します


ヒークンさまの記事より

【とにかく読んでください&見てください】…


私は都民ではありません。


しかし、一日本人として、細川氏を応援します。


(追記分)


今回の選挙の争点


景気、医療福祉、原発、東京五輪、防災など、どれも重要な課題です。

しかし、これらは都政の課題であると同時に国政の課題でもあります。

また逆に、「特定秘密保護法」、「TPP」、「国家戦略特区」など、国政レベルの課題でも、都政に深く関わるものがあります。

つまり、どれが「争点か」というよりも、どの部分で大きな違いがあるかを見極める必要があります。


今回の都知事選の有力候補は、細川氏、宇都宮氏、舛添氏、田母神氏です。

彼らの主張や背景で大別すると、


【細川・宇都宮】 対 【舛添・田母神】 となります。


細川氏、宇都宮氏は、「原発ゼロ」で一致しており、

舛添氏、田母神氏は、「原発推進、安倍チーム、チーム」 です。


私は安倍政権の政策を支持していないので、舛添氏、田母神氏は外れます。


残った細川氏、宇都宮氏の政策は、多くの部分で方向性は同じです。


では、なぜ私が、細川氏を支持するのかというと、

福島原発事故の被災者に寄り添っていること、すなわち国民の命を最優先に考える人間だと思うからです。

政治家の資質として、これは非常に重要だと考えます。



次に、「原発ゼロ」は、日本の成長戦略であるという点です。
このブログでも、原発は「高コストで高リスク」なこと、代替エネルギー(火力、自然エネルギー)技術は、将来の成長産業となることを訴えてきました。

過去の「脱原発」論とは次元が違います。

今までは、脱原発は、「みんなで我慢しても・・・」という消極的なものでした。

それを逆に積極的な「成長産業」とする視点は、多くの都民の心に響いたのではないでしょうか。


細川氏の資金疑惑を懸念する声がありますが、特に問題はありません。

熊本県知事に就任前、すなわち今から半世紀前の話であり、さらに、当時の税法上も問題はなく、「総理辞任」という形で道義的責任も果たしました


防災については、このブログでも書きましたが、すでに東京都が対策を十分とっており、不在がちだった前石原都政時代でも、問題なく行われていました。

細川氏は、都議会と協調しながら、これらを着実に実行すると考えます。

弱いとされる医療福祉においても、細川氏は都民の命を最優先に考えることから、適切な対策が取られると確信します。


政策的には、宇都宮氏に分があるのは確かです。

しかし、議会との協調がうまくいかなければ、大阪市の例を出すまでもなく、都政が滞ってしまう可能性があることは否定できません。

その点、政治経験豊富で、議会との親和性もある細川氏の方が、都政の運営上は有利だと考えます


細川氏の公約が曖昧だ、という批判もあります。

確かに他の候補と比べた場合、見劣りする部分があります。

しかし、「公約がきちんと実行されるかどうかは別問題」です。それは、支持基盤に大きく左右されるからです。


4年前、民主党が素晴らしい公約を掲げ政権交代しました。当時、私は民主党の成り立ち、支持基盤を考慮した結果、実現不可能だと考え、批判しました。

今回の自民党系候補も同様です。安倍政権と深く関わっている舛添氏と田母神氏は、安倍政権の枠から決してはみ出すことはできないと考えます。


参照:ポン吉さまブログ

日本、新自由主義化進行中!


出馬準備に手間取り、出遅れた細川氏の公約が曖昧なのは当然です。

むしろ出来もしない公約をずらっと並べた民主党政権と比べれば、「議会に任せる」、「今後検討する」と正直に話す細川氏の誠実さを評価します。


「原発ゼロ社会」を目指すなら、今回が最後のチャンスです。

前回の参院選では、どの候補も「脱原発」であり、争点から外れました。

もし、原発推進・安倍政権の傀儡が都知事になってしまえば、新潟県柏崎原発を皮切りに、一斉に再稼動(新設)の気運が高まります


繰り返しますが、宇都宮氏の政策が素晴らしいことは認めます。ですが、都知事の椅子は一つです。次点では意味がありません。

「原発ゼロ票」が、細川、宇都宮で二分されてしまえば、もう一方は「死票」となってしまいます。私はこれが残念でなりません。もちろん「辞退せよ」などと言うつもりはありません。

しかし、どの政策が絶対に譲れないのか、再度検討していただきたいと思います。


宇都宮氏には、福島県知事という選択肢もあります。

彼の弁護士としての実績は、福島の被災者支援において、より発揮されると考えます。


「原発ゼロ社会」を実現するためには、全国都道府県の協力体制の構築が不可欠です


東京の細川氏、新潟県の泉田知事、そして福島の宇都宮氏が中心となって、その体制を作り上げれば、「原発ゼロ」で成長する社会は、必ず実現すると確信します。


以上の理由から、新たな東京都知事として、細川氏を支持します。