『純と愛』その92 今週の総括 | 日本の未来を考える

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旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

土曜日のツッコミは、えみりーさんにお任せしますm(_ _;)m

「純と愛」不条理①

「純と愛」不条理②


今週の内容についての総括。


「舞台を”宮古島に移すため”に里や焼失させた」。ただそれだけ。


シネマトゥディ 「朝ドラにお叱り 宮古島の映像が少ない」
http://www.cinematoday.jp/page/N0049713

大久保篤プロデューサーは「宮古島は大阪から遠いこともありまして頻繁にロケに来るわけにもいかず、“宮古と大阪が舞台だ”と言いながら宮古の映像が少ないぞ、というお叱りも何度か受けております」と打ち明けた。


この裏事情こそが、里や火災の本当の「火元」です。(´・ω・`)


今週のメインゲスト、豆腐屋・水田と、酒乱・火野の二人は、初めから”里やを燃やすため”に出てきたのです。


”善行の溺死”もそうですが、まず先に「目的」があるので、それまでの経緯は雑になります。


え?何であっさり”愛ママ”が里やの膨大な借金を肩代わりするの?

え?何であっさりサトが”旦那の遺産”を純に譲るの?

え?何であっさり里やが大金かけて改装しちゃってるの?

え?何であっさり、出会ったばかりの二人が結婚しちゃうの?

え?何で”酒を呑めない”新婦に、”ノンアルコールドリンク”を用意していないの?


そりゃ、「里や全焼」が前提であり目的なので、矛盾する数々の難題は軽くクリアしておきます。

また、花嫁・火野は”火付け役”なので、手っ取り早く「酒乱で喫煙する」ダメキャラにします。

当日は花嫁と純の二人だけにし、消火設備など火災を邪魔する要因は極力排除します。


これで当初の予定通り、里やは全焼しますw


いくらそういう「裏事情」があるとはいえ、今週の演出は酷過ぎた


築50年の木造三階建てだった里や。

二階の部屋から出火したのに、あっという間に一階にまで火の手が回る。

火の勢いは、上方向へ向かっていくものなのに、満遍なく全焼するという不可解さ。

(火元が厨房だったなら分かるが・・・)


ネット動画で話題となり、テレビ中継されるほど有名になった里や。

そんな”人気スポット”が火災になれば、大きなニュースになっていたはず。


なのに、近場の”人情味あふれる下町の人々”はおろか、

同じ大阪市内にあるオオサキホテルの元上司も同僚も、無関心で、連絡すら寄越さない。


ホテル(簡易宿所だが)の火災というよりも、せいぜい倉庫が燃えた程度(ボヤ騒ぎ)にしか思えない演出だった。


登場人物たちの言動もおかしい


・サト・・・火災の当事者であり、責任者である女将。


出火原因や防火設備を含めた警察の取調べ、宿泊者や近隣店舗などの補償、

焼失した施設の撤去など、膨大な後始末が待っている。


ところが、「サバサバした。いい機会なので旅に出ようと思う。」と言う。


この人も、舘社長と同じく”ダメ女将”だったということか (・∀・;)


・純・・・火災のきっかけを作った人。


そもそも、”よく知らない人同志”を”素性すら聞かないまま”結婚させようとしたことに問題があった。


・水田が「豆腐屋で、介護が必要な父親がいること」も結婚前日まで知らなかった。

・火野に至っては「天涯孤独で身寄りが一人もいないこと」を式の後に初めて聞いている。


仮に火野が”酒乱”なのを知らなくても、本人が「呑めない」と事前に申告していれば、

”ノンアルコール飲料”を用意するのが常識であり、宴の時に花嫁が呑んだくれているのを

誰も関与せず、”そのままにしておいた”というのも不自然極まりない。


火野が暴れた後も、部屋に一人で放置。

アルコール類をこれ見よがしに置いておくのは、純母の包丁自殺未遂と同じ構図。


出火の直接原因は、火野の泥酔(火の不始末)だが、間接的にはホテル側(純)の責任を問われても仕方がない。


ところが、「やってられないわよ!」と火野にぶち切れる純。

責任を認め謝罪している相手に対し、自らの過失を棚に上げ、なおも責め続ける純の図太さはどうなのか。


火災現場に戻った後も、女将や従業員のことは眼中になく、自分の事しか考えない。

「体調が悪いので家に帰ります」としれっと言ってのける。


一生懸命頑張るなら、 「今、ここで」 頑張るべきではないのか?


この一連の言動で、イトシの「純さんは一月寝ていない」などの”ガンバッテル”証言が全て嘘くさくなった。


・イトシ・・・純の成長を妨げる寄生型サイコパス。


もはや解説は不要かもしれないが、典型的な”寄生型サイコパス”。

視聴者をぞっとさせる猟奇的な人物としてドラマ内で異彩を放っている。

脚本家YU川が演出し、風間俊介が忠実に演じているのだとしたら、正直驚嘆する。


「狂ったのではないか?」と思わせる頓珍漢な台詞と演技は、『純愛ワールド』の象徴かもしれない。


でも、イトシがあれだけ長台詞を言った後に、純がプッと吹いて”何言ってるの?このヒモ男”みたいな表情だったのは、


もしや「笑いどころ」だった?(・∀・;)



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