『梅ちゃん』伝説的駄作!124th【建造の「自分を変えたい」】 | 日本の未来を考える

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旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

昨日の記事で書き漏らしたので補足します。


父・建造が、NHKのど自慢に出た理由・「自分を変えたい」について。


わざわざ最終話にもってくるのだから、ドラマ的に大きな意味があるはずだが・・・



まず、建造のキャラをまとめてみる。


・大学教授としての勤務態度は真面目で、家族を養う

・田舎嫌い(地方蔑視)

・工場や金儲けの仕事を見下す(職業蔑視)

・新聞や他人の影響を受けやすい

・娘(梅子)のために口利きをする(公私混同)

・自分の健康管理ができない

・仏頂面(無愛想)

・神仏や先祖への崇拝はしない

・定年後、千葉の院長になる


建造は、果たして自分の「何を」変えようとしたのか?


還暦を過ぎた父親が、笑顔を見せただけで、「お父さんが笑った!」と喜ぶ下村家の家族たち。

最後の場面での梅の台詞、「お父さんも変われるわ」から推測すると、


「仏頂面」のことを指す可能性が高いのだが・・・


なんじゃあ!それわぁぁ!>(゚ ロ ゚ ; )


建造は、日露戦争の後に生まれた、れっきとした”明治人”。

寡黙で無愛想だが、酒や女に溺れる事もなく、真面目に働いている。

当時なら、そんな親父はどこにでもいただろう。


別に、その部分を「変える」必要があるとは思えない。


例えば、建造が定年退職した際に、看護婦・八重子にこう言わせる。


「貴方はもう医師ではないのです。

これからは隠居して家族にいたわってもらう身です。

今のままだと、家族は息が詰まってしようがありません。

もう少し笑顔を身に付ける努力をなさってはいかがですか?」



これなら分かる!(゚-゚*)(。。*)ウンウン


家族と平和に暮らすためには仕方ない。

自分の堅苦しい性格を変えるにはどうすべきか悩んだ結果・・・・のど自慢出場!

発想はともかく、建造の一途な思いは伝わってくる。


だがドラマでは、建造は現役医師を続行し、下村家(本家)から離れ、千葉へ移住した。


したがって、無愛想のままでも誰にも迷惑は掛けないのだ(梅母だけ)。


「のど自慢」に出る動機付けが、ほとんどないジャン!Σ(・∀・;)


このエピを入れるなら、「同居」が前提条件でしょ?

千葉へ引っ越して別居するなら、某CPの言う「家族の話」にもつながらないし・・・。


まさに 支離滅裂 とはこのこと Σ( ̄▽ ̄;)!!


それに、なぜ「のど自慢」に出て性格が変わると思ったのか?

病院院長の肩書きを持つ還暦過ぎの医師がテレビに出るのは、現代でも相当な勇気が要るだろう。しかも「歌下手」なのに・・・


めちゃめちゃ不自然だよね (´・ω・`)


視聴者目線で言うと、建造はまだ”許容範囲”。

差別発言や公私混同はあるものの、”医者なんてそんなもんだよ!”との制作者のメッセージと

受け取れなくもない。


むしろ、変わらなければならないのは、それ以外の人物だろう。




♪Change The World / Eric Clapton

http://youtu.be/FxamxHyZOj0