3ヒートレースで開催された1978年第1戦

 

F1グランプリが開催された影響もあり少し活況となり始めた自動車レース。GCの開幕戦のエントリーは35台で全盛期に迫るほどまで回復しました。マーチのレプリカシャーシの製作が行われたことやレース用ロータリーエンジンの市販化、シェブロンB36の導入など新しい話題ありました。開幕戦は10・20・30周の3ヒートのレース形式を導入したことでおもしろい観戦が期待できました。

 

 

 

結果は新たにビックスポンサーを獲得して、盤石な体制で臨んだチームが3ヒートを完全制覇。胸の空くようなブッチギリがGCレースの魅力だったのとも思えます。

 

 

再車検でまさかの重量不足

 

誰もが圧勝を認め暫定表彰式が終了した頃に再車検でまさかの4.5㎏の重量不足が判明。「レース終了時の状態(ガソリン・オイルを含む)のまま計測し、600kg以下の場合は失格とする」という規則に違反している報告があがりました。

 

シャットアウトされた車検場では判定をめぐって審査委員会と技術員との間で緊張が漂う場面になったとか。審査委員会の判断で特別にオイルの補充は認められたものの溢れるほど継ぎ足す場面もあったとか。(適量でも0.5㎏不足でアウト)重量計測器の誤差を疑いだす意見も出るほどの混乱があったようです。

 

ガソリン搭載量をバラスト代わりに調整して出走後の600kgをクリアするはずが6リットルほど不足していたのが原因のようでした。

 

 

グレーな判定のまま

 

裁定は最低重量不足は容認され暫定順位のままで決定。GCレースを興行として成立するためのキャッシュフローと利権から声の大きいオトナたちの裏側が見えたあと味の悪い出来事でした。確かTV放送の提供は工学系のA社だったと記憶しています。失格になったらスポンサーはご立腹で広告代理店も申し訳できずにややこしいことになってたかも知れません。

 

 

この後しばらくは耐久レースの観戦がメインとなりました。鈴鹿のF2レースの方が魅力にあふれると思えた頃でした