1982年末でKB110型サニーの競技車両の公認切れが近づく頃になると毎回接戦が展開されたマイナーツーリングカーレースの行方が気になっていました。

 

1982.10.24 GC最終戦

 

 

 

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スターレットグランドカップが開催される

 

新たにトヨタ車のワンメイクレースである「スターレットグランドカップ」が開催されるニュースは休止していたモータースポーツ活動が再開された明るい話題でした。

 

1982年から富士・筑波・菅生を転戦する年間7戦のシリーズは毎回の賞金の他にシリーズ賞には「トヨタ賞100万円」も準備。開発元のTRDからは完成車両を20台用意し「230万円」で提供する手厚いサポートがありました。(原価では400万とか)

 

既にラリーでの実績やナンバー付き車両のスターレットノーマルカップ(SNC)も開催されポストKB110型サニーの有力候補として多くの参加者が見込まれるレースとして期待されました。

 

 

 

 

82年4月の富士の開幕戦は先行してTSレースに参戦していたトヨタ系のチームを含めフルグリッドの26台で15周の決勝が行われました。

 

新車のTS車両が一斉に第一コーナーに飛び込む姿からはメーカー主導の企画の資本力を感じ、オイルショック以降の抑圧からの解放された印象がありました。

 

 

 

テストを重ねてリリースしたコンプリート車両ですがエンジン以外にもいたるところに手を入れる必要があったようです。回を追うごとにベーシック仕様では太刀打ちできず費用の負担も拡大。有名チューナーは早期にフルカウンタークランクシャフトを新造して参戦したとか。

 

JCCA富士ジャンボリーに参加していた同型車

 

チューニング費用の負担が増えたためか参加車両はビックレースでも開幕戦を上回ることはなく減少の傾向。2年後にはシリーズも5戦に縮小となってしまいました。1984年10月に車両もFFのEP71型にモデルチェンジしたことで…。

 

 

C/SGCが開催 混走に

(カローラスプリンターグランドカップ)

 

 

85年からはAE86型によるC/SGCも開催。多くの参加者が移行したことでKP61型車両は混走となりました。出走も10台以下に減少し翌年の2戦をもって終了。

 

不動の人気となったC/SGC車両

 

 

 

「スターレットグランドカップ」は改造範囲を絞りベーシック仕様で15周を争える車両(部品)を提供できれば面白い展開になったかと。

 

独自の車両規定(キャブレター仕様)の制約もありラップタイムはポストサニーには至らず。当初はGCのマイナーツーリングカーレースでも善戦していましたが次第に参戦が減ることになりました。

 

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マイナーツーリングカーレースの後継はKB310型サニー

 

 

KB110型サニーのパーツを生かしてKB310型に移行する参加者が多く、製作が進むとマイナーツーリングカーレースは予選落ちが出るくらいまで活況となりました。

 

いつの時代もメーカーがスポーツキットの開発を継続し、チューナーが進展させたノウハウが引き継がれたかたちとなりました。

 

 

 

 

プロダクションカーレースはポストサニーに

 

一方、1300cc以下のクラスのプロダクションカーはワンメイクレースになるほどに進展し予選落ちがでるほどの大盛況となりました。「軽量・コンパクト・FR・ベース車両の豊富さ」は見事にKB110型サニーを引き継ぐかたちとなりました。

 

 

こちらは毎回フルグリッド。参加者が多すぎて1日に2レースが開催されました。

 

 

 

 

 

1981.11.22 SGCテストマッチの様子はこちらから

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