日本環境会議(JEC)理事会声明
2020 年10 月6 日
日本環境会議(JEC)理事会
この間の報道によって明らかとなった菅義偉内閣総理大臣による日本学術会議新規会員候補6 名の任命拒否は、憲法が保障する学問の自由に対する許しがたい侵犯であり、また、日本学術会議法の規定にも違反する恐れが否定できない暴挙である。
これに対し、去る2020年10月2日、日本学術会議が、第181総会の名において、内閣総理大臣宛に「第25 期新規会員任命に関する要望書」を提出し、①「推薦した会員候補者が任命されない理由」を明らかにすること、②「2020年8月31日付で推薦した会員候補者のうち、任命されていない方について速やかに任命すること」を求めている。
1979年6月の設立以来、国内外における公害・環境問題の根本的解決に向けた学際的な研究調査活動にもとづく各種の政策提言を積み重ねてきた日本環境会議( Japan Environmental Council : JEC)は、同理事会の名において、このたびの内閣総理大臣による任命拒否に対して厳しく抗議するとともに、その速やかな撤回を強く要請するものである。
また、日本学術会議による上記の「要望書」を全面的に支持することをここに表明する。