NHKは何を間違ったのか NHK動画に厳しく抗議 偏った黒人像を作った「400年制度化された差別」
毎日新聞2020年6月24日 07時30分(最終更新 6月24日 09時22分)
https://mainichi.jp/articles/20200623/k00/00m/030/330000c
米国の抗議デモをめぐり、NHKのニュース番組「これでわかった!世界のいま」が発信したアニメ動画や番組内容が、黒人に対するゆがんだ固定観念(ステレオタイプ)を助長すると批判が集まった。かつては顔を黒く塗った芸能人が差別的だと批判されたこともある。日本人が失敗を繰りかえさないため、知っておくべきことは何なのか。NHKに対して今回の問題の経緯や再発防止策を明らかにするよう要望書を送った米国研究者3人に、話を聞いた。初回は、黒人の歴史を専門とする坂下史子・立命館大学教授(48)。米国の400年の歴史から、問題の根底に「制度化された差別」の存在を指摘する。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】
問題なのは、奴隷制の時代から続く、黒人を社会の底辺に置く構造
奴隷制を維持するため作られた「筋骨隆々」「淫ら」「理性で劣る」イメージ
今に続く隔離とリンチによる統制 「危険な黒人像」が正当化
理念掲げるだけの米国 今度こそ潮目変わるか
河井夫妻側への1.5億円 二階氏「その先どうなったか追及していない」
毎日新聞2020年6月23日 19時01分(最終更新 6月23日 21時31分)
https://mainichi.jp/articles/20200623/k00/00m/040/229000c
自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、公職選挙法違反容疑で逮捕された前法相で衆院議員の河井克行容疑者と妻の参院議員、案里容疑者が支部長を務める政党支部に党本部から提供された1億5000万円について、夫妻側が受領したことまでは把握していると説明したうえで「その先がどうなったかは細かく追及していない」と述べ、使途の詳細を把握していないと説明した。一方で夫妻の議員辞職については「すでに司法の手に渡っていることだから成り行きを慎重に見守っていきたい」と述べるにとどめた。
ニッポン金融ウラの裏 「経済安定本部」まねた“コロナ対応本部”の議論を 浪川攻・金融ジャーナリスト
毎日新聞 2020年6月24日
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20200622/biz/00m/020/001000c
新型コロナウイルスは感染の急拡大が収まってきた。抜本的な解決ではないものの、国内に広がった一時の危機的なムードは薄らいでいる。そこで、このタイミングで金融分野における公的セクターのコロナ対応を振り返ってみたい。
政府はコロナの経済的な影響が深刻化したことを踏まえ、相次いで対策を打ち出した。日本政策金融公庫、信用保証協会、自治体の特別融資をはじめ、事業者に対する持続化給付金、雇用調整助成金といった公的制度の積極活用である。しかし、それらが実際に機能するまでに、かなりの時間がかかった。
その原因のひとつとして指摘されているのが「危機対策と銘打ったものの、制度やシステムが景気対策の枠組みのままだった」(大手銀行幹部)という点である。融資や給付金の申請にあたり、準備する書類が極めて煩雑で、時間がかかったのがいい例だ。
これは金融公庫や保証協会に責任を求める話ではない。金融公庫も保証協会も公的機関である以上、規則に従って運営されているからだ。
政府が初動段階において、今回は景気対策ではなく危機対策だと明確に打ち出すべきだったのではないか。従来の枠を越えて迅速に行うべきものは行い、柔軟に対応すべきものは対応することを示し、そうした運営ができる仕組みを整える必要があった。ところが、実際にはそのような対応は行われなかった。
出先トップの定期異動で混乱も
戦後復興では「経済安定本部」が司令塔に
正恩氏、韓国への軍事行動計画を「保留」 朝鮮中央通信
朝日新聞 2020年6月24日 7時43分
https://www.asahi.com/articles/ASN6S2G23N6SUHBI00G.html?iref=comtop_8_03
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は23日、党中央軍事委員会の予備会議を開き、朝鮮人民軍の総参謀部が示した韓国への軍事行動計画を「保留する」と決めた。朝鮮中央通信が24日、報じた。
韓国と北朝鮮では互いを批判するビラを散布する動きがある。北朝鮮の今回の決定は、韓国政府の対応を見極めるため、予告している軍事的行動をいったん止める動きとみられる。
河井案里議員の秘書が控訴へ 運動員への違法報酬事件
朝日新聞 2020年6月24日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN6R7GS1N6RPTIL02S.html?iref=comtop_list_nat_n07
昨年7月の参院選で初当選した参院議員の河井案里容疑者(46)=別事件で公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕=の陣営が車上運動員に違法な報酬を支払ったとされる事件で、案里議員の公設秘書の立道(たてみち)浩被告(54)側は23日までに、懲役1年6カ月執行猶予5年を言い渡した16日の広島地裁判決を不服とし、控訴する方針を決めた。関係者が明らかにした。
回顧録、あいまいに対応する日本 見守りたい米大統領選
朝日新聞 2020年6月23日 22時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN6R6HRVN6RUHBI005.html?iref=comtop_list_int_n02
米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が回顧録の中で、トランプ米大統領が在日駐留米軍の経費負担について年間80億ドル(約8500億円)の負担を求めている、と日本側に伝えていたことを明らかにした。現在の日本側の負担をはるかに上回る額となったのは、トランプ氏の意向が反映されたためで、今後の日米間の交渉にも影響しそうだ。
北、軍事行動4計画を保留…米韓への揺さぶりか
読売新聞 2020/06/24 07:21
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200624-OYT1T50145/
【ソウル=岡部雄二郎】北朝鮮国営の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央軍事委員会の予備会議が23日開かれ、朝鮮人民軍が17日に表明した四つの軍事行動計画を「保留」した。詳しい議論の経過は明らかになっていない。
予備会議は金正恩党委員長の指導の下、テレビ会議方式で行われたという。
【独自】河井夫妻、県議会元議長に200万円渡す…元議長も受領認める
読売新聞 2020/06/24 07:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200624-OYT1T50088/
昨年7月の参院選を巡る大規模買収事件で、衆院議員の河井克行・前法相(57)(自民党を離党)と妻の案里・参院議員(46)(同)が現金を提供した疑いがあるとして、検察当局が捜査している94人の内訳や金額の詳細が関係者の話でわかった。1回の提供額は5万~100万円で、約20人が複数回提供されていた。最高額は広島県議会元議長の奥原信也県議(77)の計200万円だった。奥原県議は取材に受領を認めた。
中国からの貨物船にヒアリ1000匹、荷降ろしの男性刺される…女王アリや卵も見つかる
読売新聞 2020/06/24 07:28
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200624-OYT1T50018/
千葉県と千葉市は23日、千葉港に停泊していた貨物船内から、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」1000匹以上が発見されたと発表した。女王アリや卵も見つかった。
トランプ氏、米朝交渉は結果より自己顕示 拉致問題は明記できず―ボルトン氏回想録
時事通信 2020年06月24日07時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062300885&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
ボルトン前米大統領補佐官=2月17日、ノースカロライナ州ダーラム(AFP時事)
トランプ米大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=2018年6月、シンガポール南部セントーサ島(AFP時事)
【ワシントン時事】ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)は23日発売の回想録で、2018年6月から19年6月までの3度の米朝首脳会談の内幕を明らかにした。トランプ大統領は会談で自身が注目されることに執心し、中身や結果は二の次だった。また、米側は北朝鮮との共同声明に日本人拉致問題を明記するよう求めたが、実現しなかったという。
◇安倍首相「正恩氏を信じるな」
◇メディアの関心そらすため
◇望んだ「写真撮影」
自民人事、二階氏続投が焦点 党内安定か刷新か―「ポスト安倍」の戦略左右
時事通信 2020年06月24日07時07分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062300988&g=cov&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
9月に任期満了を迎える自民党役員人事では二階俊博幹事長(81)が続投するかが最大の焦点だ。安倍晋三首相(党総裁)が留任させて政権基盤の安定を狙うのか、党内きっての実力者を交代させて人心一新を図るのか。「ポスト安倍」を目指す石破茂元幹事長(63)と岸田文雄政調会長(62)も注視している。
首相と二階氏は24日夜に会食し、党内情勢を話し合う予定。2人は新型コロナウイルス感染拡大で自粛していた「夜の会合」を再開させ、連日のように党内の実力者と顔を合わせている。24日は秋の人事をにらみ腹を探り合う前哨戦となりそうだ。
技術専門家トップ2人が辞職 高官離脱相次ぐ―米国防総省
時事通信 2020年06月24日07時11分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062400246&g=int
【ワシントン時事】米国防総省の技術研究開発部門のトップ、グリフィン国防次官(研究・エンジニアリング担当)とポーター副次官(同)が23日、辞表を提出した。共に民間に転出するという。同省高官が明らかにした。
グリフィン氏は過去に米航空宇宙局(NASA)局長などを歴任。中国やロシアとの大国間競争をにらみ、2018年に創設された研究・エンジニアリング担当の国防次官に任命された。極超音速兵器の開発やミサイル防衛用の宇宙配備型センサーの設計などを主導した。
河井夫妻側、秋祭りで「お花代」 法相就任後、違法な寄付の可能性
共同通信 2020/6/24 06:00 (JST)6/24 06:11 (JST)updated
https://this.kiji.is/648266757525980257?c=39546741839462401
昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)が、法相就任後の昨年9月、妻の参院議員案里容疑者(46)と前法相の選挙区の広島3区内で開かれた秋祭りを訪問し、同行した男性スタッフが主催者側に「お花代」の名目で現金数千円を渡していたことが23日、関係者への取材で分かった。
主催者側によると、克行前法相が支部長を務めていた自民党広島県第3選挙区支部からの入金として会計帳簿上は処理した。
広島・三原市長に百数十万円か
共同通信 2020/6/24 09:23 (JST)6/24 09:35 (JST)updated
https://this.kiji.is/648317848674796641?c=39546741839462401
昨夏の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、逮捕された河井克行前法相(57)らによる買収対象者とされた94人の中に、広島県三原市の天満祥典市長が含まれ、百数十万円を受け取った疑いがあることが24日、関係者への取材で分かった。
05年衆院選でも現金持参か 河井克行前法相、自ら地元市議に
共同通信 2020/6/24 05:33 (JST)6/24 05:41 (JST)updated
https://this.kiji.is/648259068393751649?c=39546741839462401
昨年7月の参院選広島選挙区を巡り地元議員らに現金を提供したとして、公選法違反(買収)の疑いで逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)が、2005年9月の郵政解散に伴う衆院選の投開票日前、自身が出馬した広島3区内の市議=当時=に対し、現金を持参した疑いのあることが24日、分かった。元市議が証言した。
「出勤より長時間」半数 テレワークで連合調査
共同通信 2020/6/24 05:47 (JST)6/24 05:59 (JST)updated
https://this.kiji.is/648263459602105441?c=39546741839462401
新型コロナウイルスの感染拡大を受け自宅などでテレワークした人の約半数が、出勤時より長時間労働になったと回答したことが、連合がインターネットを通じ全国の千人から回答を得たアンケートで24日、分かった。残業をしたのに会社に申告できなかった人も多かった。コロナ禍を機に広まるテレワークだが、労務管理に課題を抱えている現状が明らかになった。
サイゼリヤが価格改定へ コロナ対策で会計時間短縮
共同通信 2020/6/23 22:59 (JST)
https://this.kiji.is/648101140161053793?c=39546741839462401
サイゼリヤは23日、新型コロナウイルス対策で会計時の接触時間を減らすため、7月1日から約140品全てのメニュー価格で1円単位の刻みをやめ、50円または100円単位に改定すると発表した。端数の小銭の受け渡しを減らして素早く会計できるようにする。人気の「ミラノ風ドリア」が299円から300円に改定されるなど、大半が1円の値上げになるという。
IR考 横浜IR誘致、7割が「民意問うべき」 本紙市民意向調査
神奈川新聞 2020年06月24日 05:00
https://www.kanaloco.jp/article/entry-389333.html
横浜市が進める、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に対し、その賛否を問う住民投票や、市長リコール(解職請求)による出直し市長選挙を実施するべきと考える市民が全体の7割に上ることが、神奈川新聞社とJX通信社が20、21の両日に合同で実施した市民意向調査で明らかになった。誘致に反対する市民団体が今秋からの署名活動開始を目指し、それぞれ準備を進めている。
調査では、IR誘致にあたり、住民投票や市長リコールによる出直し市長選挙を実施するべきかを尋ねた。その結果、住民投票を選んだのが37・55%、リコールと答えたのが8・07%だった。また「どちらも実施するべき」が24・2%に上り、何らかの形で民意を問うべきと考える市民は計69・82%を占めた。
<金口木舌>未来を築くハンマー
琉球新報 2020年6月24日 06:00
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1143701.html
「私は野嵩高校の卒業生だ」と語る方とお会いしたことがある。口調はやや誇らしげであった。野嵩高校は1946年に開校し、57年に普天間高校に変わった。野嵩高時代の卒業生は80歳を超える
▼開校時から3年ほど野嵩高が置かれた宜野湾市役所の裏手を歩いた。国道330号からやや入ったところ。コンビニや飲食店が点在する住宅地にかつてあった高校の痕跡を見つけることはできなかった
▼小説家の大城立裕さんは約2年間、ここで教壇に立った。「私は軍国主義、天皇崇拝の教育を受け、挫折した。こういう思想的挫折を後輩たちに味わわせたくなかった」と本紙に語っている
▼大城さんは先日、教師時代を回想した自伝的小説「焼け跡の高校教師」(集英社文庫)を発表した。そう、焼け跡に立つ生徒であり、教師であった。肉親や学友を亡くした者同士が集い、学び合った
▼「教科書はなかった。かばんの中に入っているのはハンマーだけ。自分たちで机や椅子を作り、高校をつくった」。野嵩高卒業生の一人が語ってくれた。知念やコザなど同時期に開校した高校も似たようなものだったろう
▼焼け跡を歩む生徒はハンマーと一緒に生きる希望や決意をかばんにしのばせていただろうか。学びやをつくることが沖縄の復興にもつながった時代であった。未来を築くハンマーを私たちも持ちたいと思う。