米高官、戦略兵器の展開と韓米合同演習の再開の可能性排除せず
東亜日報 June. 20, 2020 08:09,
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200620/2097031/1/%E7%B1%B3%E9%AB%98%E5%AE%98%E3%80%81%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%85%B5%E5%99%A8%E3%81%AE%E5%B1%95%E9%96%8B%E3%81%A8%E9%9F%93%E7%B1%B3%E5%90%88%E5%90%8C%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%81%AE%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E6%8E%92%E9%99%A4%E3%81%9B%E3%81%9A
ワシントン=イ・ジョンウン特派員 シン・ギュジン記者 lightee@donga.com ・ newjin@donga.com
米国防総省の当局者が最近、北朝鮮の軍事的脅威について、「警戒を維持していく必要がある地域に対する多大な脅威」とし、この対応に向けて戦略兵器の韓半島の展開と韓米合同軍事演習の再開の可能性を開いた。一方、国防部は、北朝鮮に対する軍事的圧力に対する慎重基調を維持した。
米国のヘルビー国防次官補代行(インド太平洋安全保障担当)は18日(現地時間)、電話懇談会で、「北朝鮮はいくつかの難しい標的の中でも最も難しい標的の一つ」とし、「私たちはいかなるタイプの脅威と挑発にも油断せず引き続き警戒を維持している」と明らかにした。戦略兵器の展開および韓米合同軍事演習の再開に関する質問には、「未来の決定については先走らない」としながらも、「最も効果的な抑止力と防衛力の保障に向けて同盟である韓国と協議していることの一つ」と答えた。
また、「必要に応じて最も効果的な抑止力と対応能力を保障するために、毎日韓国と緊密で効果的な開かれた協議を続けている」と説明した。
韓半島平和交渉本部長が訪米、米高官と「北朝鮮対応」協議
東亜日報 June. 20, 2020 08:08,
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200620/2097032/1/%E9%9F%93%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E5%B9%B3%E5%92%8C%E4%BA%A4%E6%B8%89%E6%9C%AC%E9%83%A8%E9%95%B7%E3%81%8C%E8%A8%AA%E7%B1%B3%E3%80%81%E7%B1%B3%E9%AB%98%E5%AE%98%E3%81%A8%E3%80%8C%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%80%8D%E5%8D%94%E8%AD%B0
姜聲煇 yolo@donga.com
米国を訪問した李度勳(イ・ドフン)韓国外交部韓半島平和交渉本部長が18日(現地時間)、米政府で北朝鮮担当特別代表も務めるスティーブン・ビーガン国務副長官に会って、韓半島状況に関する対応策を話し合った。
17日にワシントンに到着した李氏は、国務省庁舎ではなく外部でビーガン氏ら米政権の人々に会ったという。韓米の北朝鮮核問題交渉の首席代表である李氏とビーガン氏が会ったのは1月以来5ヵ月ぶりで、北朝鮮が開城(ケソン)南北共同連絡事務所を爆破して軍事行動を予告した後に行われた、韓米高官の公式の初の会合だ。特に、南北協力事業や韓米作業部会の運用について話し合われたのかも注目される。北朝鮮が金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長の対南非難談話で、南北関係断絶の理由として、経済協力措置の対北制裁違反の有無を議論する韓米作業部会を指摘した中、与党からは韓米作業部会の役割に再調整が必要だという声が続いている。
ボルトン氏「米朝会談は韓国の創造物」…青瓦台は沈黙
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 10:53
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080015.html
李竜洙(イ・ヨンス)記者
南北の緊張激化
ボルトン回顧録の影響
ワシントンの政界を大きくひっくり返したジョン・ボルトン元ホワイトハウス国家安保補佐官の回顧録がソウルにも衝撃を与えている。2年前に華々しく始まったが、今はつい先日からストップ状態にある米朝非核化外交をめぐり、これまでうわさの次元にとどまっていた数々の疑惑が事実だった可能性が高まった。また同時に文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する責任論も浮上するなど、影響が広がりつつあるようだ。
最も注目を集めているのは、ボルトン氏が米朝非核化外交の全てのプロセスを「韓国の創造物」と表現した部分だ。「韓半島運転者・仲裁者論」を前面に掲げた文在寅政権が、史上初の米朝首脳会談実現に大きな役割を果たした点についてはボルトン氏も認めている。ただそれと同時に、そのような形で始まった非核化外交が昨年の「ハノイ・ノーディール」と「ストックホルム・ノーディール」を経て座礁した責任も、やはり文在寅政権にあるとしたのだ。
北が作った韓国向けビラに「冷麺食う」文大統領の合成写真…たばこの吸い殻も
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 10:31
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080026.html
鄭佑相(チョン・ウサン)記者
文大統領を露骨に非難する合成写真にたばこの吸い殻
文大統領の家族に対する中傷も?
北朝鮮が文在寅(ムン・ジェイン)大統領を露骨に非難する内容の韓国向けビラを20日、公開した。朝鮮中央通信が同日公開した北朝鮮による韓国向けのビラには、文大統領の写真と共に「全部召し上がりましたね、北南合意書まで」という文言が書かれている。
韓国向けビラが入っているビニール袋の中には、タバコの吸い殻などの汚物もあった。ビラの中には「平壌に来て、平壌冷麺(めん)を食う…文の食性(食べ物に関する好み・習性)まで知ることになるとは」といったように、文大統領の食事の仕方にまで難癖をつける文言も含まれていた。食に関するビラには李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の写真もあった。
連絡事務所が爆破されたのに…韓国の歴史教科書には「南北の緊張、大転換」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 09:31
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080009.html
郭守根(クァク・スグン)記者
「文大統領の対北成果」多数収録
北朝鮮が今月16日に開城の南北共同連絡事務所を爆破したことで、南北関係は急激に悪化した。ところが高校の歴史教科書には2018年の板門店南北首脳会談など韓国政府の南北和解の業績が書き込まれていて、論争になっている。
19日に本紙が現行の高校韓国史検定教科書8種類を確認した結果、全ての教科書で2018年の南北首脳会談や板門店宣言などを紹介している。これらの教科書は昨年に韓国政府の検定を受け、今年から使用されている。
【独自】北の偵察総局が国連安保理・インド原発をハッキング
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 11:43
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080031.html
キム・ヒョンウォン記者
国連北朝鮮制裁委が報告書
北朝鮮の偵察総局が昨年、国連安全保障理事会側にサイバー攻撃を行っていたことが19日までに確認された。国連は、偵察総局がコントロールするハッキング集団の系統を把握する一方、これらのグループの行為が安保理の北朝鮮制裁違反に該当するかどうか調査に着手した。
韓国の保守系最大野党「未来統合党」の尹在玉(ユン・ジェオク)議員室が分析した国連北朝鮮制裁委員会の最終報告書によると、偵察総局は「キムスキー(Kimsuky)」「ラザルス(Lazarus)」と呼ばれる2系統のハッキング組織をコントロールしている。このうちキムスキー・グループが昨年8月、国連安保理の元・現理事国の政府および公共機関少なくとも8カ所に対し、「スピアフィッシング(spear-phishing)」攻撃を加えたことが判明した。事前に攻撃対象を把握し、銛(spear)で打ち抜くように精密打撃を加える高度なハッキングで、北朝鮮制裁の主体である安保理理事国の中心的関係者へ「偽装電子メール」を送るのにこの手法を用いたという。
【コラム】次第に遠ざかる韓日、破局へ向かうのか
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 07:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/19/2020061980115.html
チョン・グォンヒョン論説委員
韓日関係破局なら韓米不和につながる可能性
文在寅政権は無為・無策で一貫、企業と国民に被害
日本に「敵に塩を送る」ということわざがある。16世紀の日本では諸大名が乱立して争っていた。そのさなかに宿敵同士だった一方が塩不足に苦しんでいた相手方に塩を送ったというエピソードに由来する。窮地に陥った敵の弱点を狙わず、雅量を示した形だ。「自分が争うのはやりと刀であって、塩ではない。気持ちを受け取ってくれ。再び軍馬を整え戦場で会おう」というメッセージだった。
慶尚北道慶州市は最近、新型コロナウイルス対策物資の確保に苦しんでいた日本の奈良市に防護服1,200セット、ゴーグル1,000個を支援したところ、大騒ぎになった。「土着倭寇」(韓国に自生する親日派の意味)「売国奴」という非難が相次いだ。「塩」を送って敵を助けた行為として追及されたのだ。慶州市と姉妹都市関係を結んで50年になる奈良市が2016年の慶州地震の際には救援物資を提供。毎年修学旅行団が慶州市を訪れている。しかし、「慶州市長を解任せよ」という青瓦台の国民請願まで登場するに至り、お手上げ状態となった。残る物資支援はなかったことにされた。こうした形で地方自治体同士の交流が断たれたり、民間レベルでのイベントが中止されたりしたケースは50件を超えるという。
「塩」をやりとりするどころか、互いの傷に塩を塗ることだけは「相互主義」の原則ですっかり定着した。
日本政府は軍艦島炭鉱関連の展示施設に韓国人徴用犠牲者を追悼する内容の展示を行うと国際社会に約束したのに反し、歴史的事実をごまかす内容で公開した。韓国政府は相手にしないというメッセージを送ったに等しい。日本が「韓国に対してはこれ以上『模範生』でいることを拒否した」という言葉はそこから出てきたものだ。2018年10月、大法院で徴用工判決が下されて以降、1年8カ月にわたり、両国政府はひざを突き合わせて話し合うのではなく、相手に屈服を強要した。外交は存在しなくなった。その渦中で日本の韓国に対する輸出規制が取られ、韓国側からは韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄という脅しが出た。
第2ラウンドの戦いは日本製鉄(旧新日鉄住金)の賠償手続きと共に始まるだろう。
裁判所が期限として定めた8月4日が過ぎれば、既に差し押さえられた日本製鉄の韓国国内の資産を現金化することが可能となる。青瓦台と与党内部では日本製鉄が韓国に保有する資産の売却を既成事実化しているムードだ。日本側は差し押さえ資産の現金化を限界線として設定している。日本国内の強硬世論と下落した支持率の挽回を目指す安倍内閣の事情を考慮すれば、韓国側の資産差し押さえや関税引き上げといった金融カードを切るかもしれない。輸出規制は「国産化」で乗り切ることができるかもしれないが、金融分野の「国産化」はあり得ない。基軸通貨の発券国(日本)との争いは最初から相手にならない。日本が金融カードを切るふりをしただけで、韓国は傷を負いかねない。南北関係が米中関係によって規定されるように、韓日関係が原状回復の難しいレベルの破局に至れば、米中対立局面から韓米不和に繋がることが避けられない。GSOMIA破棄を巡って、そうした力関係は十分に経験した。それでも文在寅(ムン・ジェイン)政権は「被害者が望まない」「大法院判決には関与できない」という無為・無策で一貫している。仮に目前に見える不利益が予想されても、他の目的で放置していたとすれば、これまでのところは成功したと言える。今後文在寅政権の人々が意図した通りに物事が運ぶかどうかに関係なく、被害は企業や一般国民が被ることになる。
正義記憶連帯とチョ国守護集会団体の後援者ら「私のお金を返して」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 08:21
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080004.html
ナム・ジヒョン記者
返還請求集団訴訟を推進
正義記憶連帯(正義連)の前身である韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)に後援金を出していた人々が、当該団体と尹美香(ユン・ミヒャン)元代表を相手取って後援金返還請求訴訟を起こすという。「慰安婦ハルモニ(おばあさん)後援金返還訴訟対策会」(対策会)が19日に明らかにした。「対策会」を率いるキム・ギユン弁護士は「今までに総額2100万ウォン(現在のレートで約186万円、以下同じ)を後援した挺対協の後援者3人が訴訟参加の意思を表明しており、尹・元代表個人にも責任を問うべきだというのが後援者らの考え」「今月24日に訴状を受理させる予定で、参加者の金額はさらに増えることもあり得る」と語った。
昨年9月から12月にかけてソウル市瑞草洞や汝矣島で、いわゆる「チョ・グク守護集会」を主催していた「ケサウム(闘犬、泥仕合の意)国民運動本部」も、後援者らから集団訴訟を起こされる見込みだ。「ケサウム国民運動本部会費返還請求訴訟を推進するろうそく連帯」(返訴連)は19日、会費(後援金)返還訴訟に参加する訴訟人団を募集すると発表した。ケサウム国民運動本部側は月額1000ウォン(約88円)の後援金を少なくとも1年分、多い時は数年分集めておきながら、会計内容を透明に公開していない-というのが返訴連の主張だ。
SLBM発射を目指して作られた北の潜水艦訓練センター、屋根の工事が完了
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 09:51
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080011.html
ノ・ソクチョ記者
米国の軍事専門サイトが衛星写真を分析
北朝鮮・咸鏡南道の新浦造船所にある潜水艦用訓練センターと推定される建造物で最近、屋根の工事が完了したことが分かった。米国の核・ミサイル専門ウェブサイト「アームス・コントロール・ウォンク」(ACW)が18日(現地時間)に発表した。北朝鮮は、同造船所でSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)3発を搭載できる新型3000トン級潜水艦の建造を事実上終えたといわれている。北朝鮮がこの訓練センターで間もなく新型潜水艦の訓練をスタートさせ、SLBM挑発に乗り出す-という見方が浮上している。
韓国統一相の辞表受理…後任選びには時間も
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/20 09:15
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/20/2020062080008.html
鄭佑相(チョン・ウサン)記者
南北の緊張激化
統一部長官の後任にはイム・ジョンソク、李仁栄、洪翼杓各氏の名前が上がる
青瓦台「南北関係を総合的に判断した上で」
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、韓国統一部(省に相当)の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官が提出した辞表を受理した。金長官は今月17日の時点ですでに青瓦台(韓国大統領府)に辞任の意向を伝えていた。金長官はこの日執り行われた離任式で「結局は憎悪で憎悪に勝つことはできない」「ここでストップすべきだ」との考えを示した。これに先立ち文大統領は18日に金長官と夕食を共にしていた。与党勢力の幹部は「金長官は政治的な責任を取った」とした上で「統一部が揺らいではならないという意味から辞表は直ちに受け入れられず、時間を置いて受理された」と説明した。
【独自】休養施設を去った吉元玉ハルモニの叫び「今やっと我が家に!」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/19 17:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/19/2020061980093.html
ウォン・ウシク記者
「今やっと我が家に行く!」
11日午前、慰安婦被害者・吉元玉(キル・ウォンオク)さんは「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)のソウル・麻浦にある休養施設を出ると決め、息子の家に向かう車の中でこう叫んでいたことが分かった。同施設のソン・ヨンミ所長が6日に死亡しているのが発見された後、正義連側はこの14年間、西大門・麻浦休養施設で生活していた吉元玉さんが休養施設に残ることを望んだが、吉元玉さんは休養施設を出たいと自ら決めたとのことだ。
本紙が入手した吉元玉さんの息子の妻チョさんの見解が書かれている文書によると、ソン所長の死後、正義連側と吉元玉さんの息子ファン牧師(60)夫妻は吉さんの暮らす場所をめぐって意見が分かれたという。双方とも吉元玉さんのことを「私たちが世話する」という趣旨の主張をしたためだ。
[記者手帳]“不信”の向かい風の中、大統領府は平和に向けて進めるだろうか
ハンギョレ新聞 2020-06-20 06:22 修正:2020-06-20 08:02
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37001.html
ソン・ヨンチョル政治部記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
進むべき道が見えません。もう機を逸したのでしょうか。引き返すにはあまりにも遠くまで来てしまったのでしょうか。それとも、道が見えないところで新たな道が切り開かれるのでしょうか。
南北関係の話です。開城(ケソン)南北共同連絡事務所が文字通り、吹き飛ばされました。約2年前、4・27板門店南北首脳会談の成果として、南北の常時コミュニケーションの場だった建物が、映画のワンシーンのようにコンクリートの山と化しました。南北は激しい舌戦を繰り広げました。3回も会って白頭山(ペクトゥサン)の天地まで一緒に登った間柄で交わされる言葉にしては、聞くに堪えないものです。
どこから間違ったのでしょう。時計を巻き戻してみると、実は南北関係は1年4カ月ほど前から止まっていました。昨年2月、ハノイ朝米首脳会談が物別れに終わったことで、南北は意味ある前進を成し遂げることができませんでした。昨年6月、板門店(パンムンジョム)で電撃的に南北米首脳会合が実現したものの、それはまさに“電撃”にとどまりました。ハノイ以降、北朝鮮は韓国に対する信頼を失ったようです。当時、非核化と朝米国交正常化に関する文大統領の仲裁案は、「ロシアスキャンダル」に追い込まれたドナルド・トランプ大統領と強硬派によって拒否され、北朝鮮はショックのあまり信頼の扉を閉ざしてしまいました。文大統領のショックと戸惑いも大きかったのです。ある政府の責任者は昨年、「事実上、南北間の有意義な連絡は途絶えた」と語りました。今月初め、北朝鮮が南北連絡網の断絶を公式宣言するずいぶん前のことです。
北が爆破した南北連絡事務所 「機能は維持すべき」=韓国統一部
聯合ニュース 2020.06.19 15:11
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200619002300882?section=politics/index
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部のチョ・ヘシル副報道官は19日の定例会見で、北朝鮮が16日に開城の南北共同連絡事務所を一方的に爆破したことを巡り、同連絡事務所の「機能」は維持すべきとの立場を示した。
連絡事務所は2018年4月の南北首脳会談での「板門店宣言」に基づき同年9月に開設され、韓国と北朝鮮がそれぞれ人員を派遣したが、昨年2月の米朝首脳会談が物別れに終わってからは南北の所長会議が途絶えるなどしていた。
韓国 きょうのニュース(6月19日)
聯合ニュース 2020.06.19 18:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200619003200882?section=society-culture/index
◇文大統領が統一相の辞表受理 後任に前与党院内代表か
青瓦台(大統領府)は19日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が同日に金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官の辞表を受理したと発表した。金氏は昨年4月8日に就任。今月17日、南北関係悪化の責任を取るとして辞意を表明していた。北朝鮮が韓国への非難を強め、軍事行動を警告するなど南北関係を悪化させている中、文大統領は後任選びを急ぐ見通しだ。新たな統一部長官の候補として、与党陣営では与党「共に民主党」の李仁栄(イ・イニョン)国会議員が有力との見方が出ている。
◇北が爆破した南北連絡事務所 「機能は維持すべき」=韓国統一部
統一部のチョ・ヘシル副報道官は19日の定例会見で、北朝鮮が16日に開城の南北共同連絡事務所を一方的に爆破したことを巡り、同連絡事務所の「機能」は維持すべきとの立場を示した。連絡事務所は2018年4月の南北首脳会談での「板門店宣言」に基づき同年9月に開設され、韓国と北朝鮮がそれぞれ人員を派遣したが、昨年2月の米朝首脳会談が物別れに終わってからは南北の所長会議が途絶えるなどしていた。チョ氏は連絡事務所の韓国側人員に対する人事を計画しているかどうかについて、機能を維持する必要性などを考慮し、総合的に検討していく考えを示した。
◇コロナ新規感染者49人 首都圏に続き大田市でも増加
中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から49人増え、計1万2306人になったと発表した。死者は前日と変わらず計280人。新規感染者数は前日の59人に比べると減ったものの、首都圏だけでなく中部・大田市でも集団感染があり、いつ急増してもおかしくない状況だ。新規感染者49人のうち市中感染は32人だった。ソウル市が17人、京畿道が9人と首都圏が26人で、大田市では6人確認された。残り17人は海外からの入国者で、1日当たりの数としては5月以降で最多。
◇北朝鮮 韓国の「与正氏批判」に反応示さず=対南非難は継続
北朝鮮は17日に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が韓国の文大統領の発言を非難する談話を発表した後、高官などによる立場表明を控えている。青瓦台は金与正氏の談話を「非常識な行為」などと真っ向から批判し、国防部も北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部が2018年9月に締結された南北軍事合意の事実上の破棄を予告したことに警告を発したが、北朝鮮はこれらに反応していない。代わりに、メディアを通じて世論をあおり、青瓦台に対する不快感を示した。
◇文大統領支持率が3週連続下落 不支持理由最多は「北朝鮮」に
世論調査会社、韓国ギャラップが19日に発表した文大統領の支持率は、前週より5ポイント下落した55%だった。不支持率は3ポイント上昇の35%。支持率は3週連続で下落した。調査は16~18日に全国の成人1001人を対象に実施された。同社の調査で支持率が60%以下に下がったのは、4月第3週以来9週間ぶり。文大統領を支持しない理由は、「北朝鮮関係」(29%)が最も多かった。
◇釜山の海水浴場 今年はパラソルが大幅減少
7月に海開きする釜山市の海雲台海水浴場と松亭海水浴場が今年は新型コロナウイルス感染症への対応のため例年と異なる運営を行う。同市海雲台区によると、海雲台海水浴場のビーチパラソル設置エリアが昨年の14カ所から今年は12カ所に減少する。設置されるパラソルの数は約4200本から約1800本と大幅に減少する。通常、1カ所当たり約300本のパラソルが設置されるが、今年はパラソルとパラソルの間隔を2メートル空けるため144本のみ設置する。松亭海水浴場もパラソルの設置エリアを7カ所から6カ所に減らす。パラソルの数も昨年の1050本から今年は450本のみとなる。
米軍偵察機、韓国上空を連日飛行…対北朝鮮監視を強化
中央日報日本語版 6/20(土) 14:02配信
https://japanese.joins.com/JArticle/267257
米国が連日、偵察機を韓国上空に送って対北朝鮮監視飛行をしている。北朝鮮が対南軍事行動を予告し、南北共同連絡事務所を爆破したことを受け、対北朝鮮偵察活動を強化したとみられる。
20日の航空機追跡サイト「ノーコールサイン(No callsign)」によると、米空軍のE-8Cジョイントスターズ(J-STARS)偵察機が19日午後7時37分ごろ、沖縄嘉手納米軍基地を離陸した。E-8Cは19日午後9時から20日未明まで具体的な航跡を残さず韓国の上空を飛行した。位置識別装置はつけていた。
文大統領の顔にたばこの吸い殻…北が公開した「対南ビラ」
中央日報日本語版 6/20(土) 14:02配信
https://japanese.joins.com/JArticle/267256
北朝鮮が20日、大規模な対南ビラ散布のための準備事業を進めていると明らかにした。
朝鮮中央通信はこの日午前、「激昂した敵対意志の噴出 大規模な対南ビラ散布闘争の準備 本格的に推進」と題した記事で、「我々の最も神聖な最高尊厳に触れ、朝鮮人民全員を耐え難く冒とくしたクズどもと裏切り者に対する憤怒と報復の熱気がさらに激烈になっている」とし「わが人民の報復聖戦は罪悪の群れを断罪する対南ビラ散布闘争に移った」と伝えた。
続いて「激怒した民心によって各地では大規模な対南ビラ散布のための準備事業が推進されている」とし「出版機関は、南北合意に込めた全同胞の希望と期待を2年の歳月にわたり邪悪に愚弄してきた南朝鮮当局者に無差別的に浴びせる敵対ビラを印刷している」と報じた。