先日妹さんがめでたく新成人を迎えられた直後の今この時1月10日、今君は誕生日を迎えた。誕生日おめでとう!


 本年1月1日16時に発生した能登半島地震、真冬の寒さに襲われる被災地では被災された方々が避難所生活を余儀なくされており、ライフラインの復旧も急がれている。同時に、翌2日17時47分頃に羽田空港で発生した、新千歳空港から向かっていた日本航空旅客機516便と、今回の地震で新潟に物資を輸送する途中だった海上保安庁のボンバルディアDHC8型航空機との衝突事故。年明けから痛ましい事態が相次いだ中、君たちばってん少女隊は、福岡の地から、FM福岡の生放送で、配信で、Xで、Instagramで、TikTokで──全国へ、被災地へ──心からのエールを贈ってくれた。どれだけの方々が君たちの<声>に救われたことだろう。そんな君たちはさらに、アイドルだからこそ出来る支援の在り方をきっと具体化しようとしていることだろう。

 振り返るなら、今から三年半前、解散が危ぶまれた君たちは、プライベートレーベル「BATTEN Records」を立ち上げ、再起を遂げる出発点を築き上げた。2022年11月26日東京・中野サンプラザホールで開催した君たちばってん少女隊の単独公演『御祭sawagi〜踊れ心騒げ〜』では、最後に君・希山愛さんは2019年当時の事を振り返り、こう語ってくれた。



「私にとって隊員さん一人一人が本当に大切で宝物なんです。
 ちょっと前に、このままグループがどうなってしまうんだろう? 解散しちゃうかも? という不安でいっぱいな時期もあって、そのときに私が“光が見えた!”と言ったことがあるんですが、それは“チームばってん”であって、どん底に落ちた私たちに優しく手を差し伸べてくださったスタッフさんがいたり、見捨てずにずっと“あなたたちの夢が私の夢だから”と言って支えてくださっているマネージャーさんがいたり、あとは一番の味方で何があっても応援してくださっている隊員さんがいたり…たまにフラフラ~といなくなっちゃう隊員さんもいて“あれ~?”と思うんですけど(笑)、また会えたときにすごく嬉しいなと思います。
 本当に大好きな隊員さんと、メンバーと、スタッフさんとお別れをしたくないなと思います。

 これからたくさん大変なことがあると思いますが、もっともっと皆さんとこの先の景色も見たいですし、隊員さんとだったら一緒に乗り越えていけるんじゃないかと思います。」、と。


 さらに、2021年3月28日当時のメンバー星野蒼良さんの卒業公演と共に4月2日に正式に蒼井りるあさん・柳美舞さんがばってん少女隊に加入した時も──君たちはつねにみんなに励まされ、みんなにエールを送り続けてきてくれた。

 そんな君たちなら、今、この情勢を主体的にとらえ返し・チームで話し合い・自分たち自身でも考え、被災人民への支援のあり様を、そのつど君たちを励ましてきてくれたが今は傷ついている”隊員“の心の支えとなって、何倍もの感謝の気持ちをカタチにしてくれることだろう。選ばれた君たちばってん少女隊だからこそ出来ると共に、アイドル・ばってん少女隊にしか出来ない、心からのエールを。


 この只中で、愛とヒューマニズムに溢れた君はチームとファン(隊員)を支え・優しく癒やし続けてくれるに違いない。君はいつまでも若く愛らしく、チームを土台から支えてきた。そんな君の心根の美しさが形づくる素敵な笑顔が今ほど求められている時はありません。悲しみを溶かし、闇を照らし、明日への活力をわかせてくれる君の記念日を心から祝福させてほしい💚🍠


 <今、なにをなすべきか?>──実際、今、公表してくれたスケジュールだけでも、君たちが笑顔を届けられるチャンスは幾らでもある。

 去る12月17日(日)に、自身最大規模のライブステージ──東京・TOKYO DOME CITY HALL(東京ドームシティホール、略称TDC)で開催された

『ばってん少女隊年末公演

〜今宵はヒナタのジングルベル〜』

で発表してくれた


2月23日(金祝)に福岡のDRUM LOGOSで開催する


<第1部>

柳美舞さん初のソロコンサート

「柳美舞 1st Solo Live〜first singing voice〜」


<第2部>

「ばってん少女隊〜今宵は2月のコンコン集会〜」


そして、


Zeppツアー

🟩3月28日(木)

福岡・Zepp Fukuoka
 
🟩4月6日(土)
愛知・Zepp Nagoya
 
🟩4月14日(日)
大阪・Zepp Namba
 
🟩4月21日(日)
東京・Zepp Haneda(TOKYO)


 【9周年記念ライブ】
🟥6月23日(日)
福岡・福岡市民会館 大ホール

 これらの単独公演を通じて、君たちはたくさんの人たちに心からのエールを贈ってくれることだろう。


 昨年12月30日に発表された第12回アイドル楽曲大賞2023で、ノミネート期間中にリストアップされた2曲のうち『あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜 』が6位に選出された。これで君たちばってん少女隊は、音楽性と楽曲の質とその年のトレンドが評価の対象となり投票のみで順位が決まるアイドル楽曲大賞で、4年連続してその年を代表する10曲に選出されたことになる。


第9回アイドル楽曲大賞2020『Oisa』で4位・アルバム『ふぁん』で6位、

そして翌年の第10回アイドル楽曲大賞2021で『わたし、恋始めたってよ!』が堂々1位、

さらに、第11回アイドル楽曲大賞2022で5位『虹ノ湊』、8位『さがしもの』、11位『御祭sawagi』、15位『YOIMIYA』をランクインさせると共に、2年ぶり4枚目のオリジナル・アルバム『九祭(CUE-SAI)』でぶっちぎりの1位。

 このアイドル楽曲大賞での推移を見ても、君たちばってん少女隊がプライベート・レコード・レーベルを立ち上げ再出発して以来、たくさんの支持が集まった事が分かる。こうして、どん底から這い上がった君たちは、今や、さらなる飛躍を期待されるアイドルにまで登りつめた。
 心からの愛を「アナタ」に届けたい!──こうして、再出発した君たちばってん少女隊は、オリジナル・アルバム『ふぁん』さらに『九祭』を完成させ、2024年の今日も何処かで悲しみと哀しみの声がする日常に希望の光りを放つガールズポップユニットへと飛躍したね。

 その場合に、君たちばってん少女隊は、2020年代の音楽制作における<重低音><エフェクト>等最新サウンドの導入と、来るべき未来を先取りしたユニークな前衛性と実験性、世界中の民族音楽を取り入れつつも<和>にこだわった多彩な音楽性と多彩な作家陣、しかも懷かしくも新しい、時代をこえて変わらぬサウンド・メロディ・ハーモニィの魅力が分かちがたく結びついた、ばってん少女隊にしかなしえない、ばっしょー(Batten)で踊れる(Dance)音楽(Music)の金字塔を樹ち立てた★ 
 だからこそ、「OiSa」以後エレクトロニック・ダンス・ミュージックをベースとして楽曲・パフォーマンスを一新してきたことが浸透し、昨今のアイドル音楽のトレンドになった。

 すなわち、かつて激しさ、楽しさ、可愛らしさ、背伸びしたカッコ良さを追求し、バンドセットのライブにすら挑戦し、それでも行き詰り始めていたばってん少女隊のパフォーマンスは、2020年をステップに<魅せ・聴かせ・表現し・心踊らせる>パフォーマンスへと劇的なレベルアップを遂げた。瞬く間にTikTokでも拡散されていった最新ヒット曲『ヒナタベル』と民謡をモチーフとした『でんでらりゅーば!』は振り付けの妙に加えて、「肥後手毬唄」をサンプリングした『あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜 』で追求したテクノ、ハウス、エレクトロさらにはいわゆる「ブレイクビーツ」の“おいしいところ”を総動員し融合し、よりソフィスティケートされた日本型和製ダンスミュージックへと昇華した。OiSa以後エレクトロニック・ダンス・ミュージックをベースとして楽曲・パフォーマンスを脱構築してきた君たちばってん少女隊のチームは、昨年12月17日の『ばってん少女隊年末公演
〜今宵はヒナタのジングルベル〜』で<不断に古い構造を止揚(アウフヘーベン)し、新たな構造を生成してゆく>その追求の頂点を極めた。端的に言って、ばってん少女隊の新旧楽曲の全てがオリジナル音源の形式を残しながらも、(今回のようなDJセットのスペシャルLIVE限定で)その内実においてまったく新たな次元の楽曲へと生まれ変わらせた。
 今や君たちは個々人の算術的総和ではなく、(メンバーそれぞれのレベルアップを絶対的基礎として)チームとして楽曲作品の世界観を巧みに表現出来る事が最大の持ち味となった。

 そんなばってん少女隊のダンスリーダーを務める希山愛さん、君のステージ・パフォーマンスは<愛とヒューマニズム>に溢れている。ステージで君の背中が語っているようにみえる、愛に限界はない・私たちずっと青春ですね、と。

 僕がもっとも目をみはるのは、たとえ激しい曲でも君のダンスは、何の無駄もなく正確にリズムを刻み、ゆったりとしなやかに踊っているかのようにみえることだ。君はまるで時が止まったかのようにゆったりと流れるように見事なステップをする。チームにとけ込み呼吸を合わせながら、いつでもナチュラルに踊る。ずば抜けたリズム感が奏でる、しなやかなスローダンス━━これこそ君の類まれなる才能だ。
 さらに、君はダンスで楽曲の世界観、喜怒哀楽を的確に表現できる。
 しかも、リズム感抜群な君のピッチの良さ・歌の安定感たるや! 歌は届ければ必ず伝わるんだ、いろんな思いで受けとめてもらえるんだ━━このことに気づいた君は歌に自然と気持ちを込めるようになった。特に、歌うことでますます「みんなの笑顔」を見られる事を体感した君は、歌に愛がこもるようになった。それは以前から比べればわずかの差に過ぎない。けれども、その違いが感動を呼ぶのだ。君はアイドルとして歌い踊ることで、聴衆・リスナー・視聴者の心を震わすのだ。このことが僕は嬉しかった。

 君のハーモニィの安定感、ピッチの良さ、そしてそれ以上に表現力の高さはばってん少女隊のステージにささやかな厚みをもたらす。
 特に、『虹ノ湊』『御祭sawagi』『禊 the MUSIC』で君は最初のパートを歌う事が増えた。僕がディレクターだとしても、これらの曲の冒頭は間違いなくバランスに長けた君に歌ってもらうだろう。

 例えば、『虹ノ湊』の冒頭
海の音を置き去りにして 始まった僕らの恋は

都会より澄んだ空気 景色といえば聞こえはいいな

何もないが 愛はあった だけど皆んな無い物ねだった


例えば、『禊 the MUSIC』のALLでのシャウトからの冒頭
穢れを 禊いで 祓うぜ
洗いざらい 全部すべて
歌って 踊って はしゃいで
これでOK!


例えば、君の歌唱パートから始まる『御祭sawagi』
声挙げ 駆ける街並
楽しい はじける笑み幸
その前のイントロでの隊員のコール
「”愛“から始まるお祭りsawagi!」


例えば、各メンバーの歌唱パート分けと順番が余りにも完璧な、ばってん少女隊最高傑作『ヒナタベル』のサビ前の君のパート
きっと忘れない
あっという間の
瞬間が溢れてる

きっと忘れない
こんなに広い
大地のソリを引く
『無敵のビーナス』の歌詞終盤にそれまでとは一転して鮮やかな光が射す君のパート♪「世界で一人だけ ここにいる」♪に匹敵する、素晴らしいこのパートでの君の歌唱にはうっとりする。この瞬間に溢れる感情を歌うのに長(た)けた君はまさに<レディ・ソウル>。

ai・san・san
愛燦燦(LOVE=(希山)愛)


 ステージに立った時のみんなの笑顔を見たい、愛してる──これこそばってん少女隊であり続ける、君の存在証明(レーゾン・デートル)に違いない。
 僕は思う。ステージに立つ事の意味を噛みしめ、逆境にめげす努力してきた者(たち)こそが報われるべきなのだ。

 あらためて言おう! そんな君は晴れの日も、雨の日も、嵐の日も、雪の日も、アイドルとして全身全霊で歌い踊り、少なからずチームを支えてきてくれた。<愛とヒューマニズム>に溢れた君は、いつまでも若く愛らしい💚🍠
 ♪ai・san・san♪━━誕生日、心よりおめでとう★ 君は世界の憎しみや悲しみを癒やしてくれる愛に溢れた<和製(HAKATA) Lady Soul>ばってん少女隊のマドンナ! 君がLady Soulだ★