『ばってん少女隊、秋の緊急入隊式!!』

■9月2日(土)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
<第2部>
ばってんxMAYSON's PARTY(対バン公演)open 16:45 / start 17:30




ばってん少女隊『BATTEN 音楽の日〜隊員と作るリクエストライブ〜』★

『BATTEN 音楽の日〜隊員と作るリクエストライブ〜』

8月11日(金祝)
福岡・Zepp Fukuoka
open 16:00 / start 17:00

8月20日(日)【有料配信】
東京・Zepp DiverCity
open 16:00 / start 17:00


【出演】
《ばってん少女隊(BATTEN GIRLS)》
希山愛・上田理子・春乃きいな・瀬田さくら・蒼井りるあ・柳美舞

【MUSICIANS】

Gt.佐藤裕晃 @hirosatoonigiri
Dr.海老原諒 @ebicyandrums
Ba.堀井慶一 @keiichi0305
Sa&Fl.寺地美穂 @MihoTerachi
Key.吹野クワガタ(bandleader) @Fucky0209

DJ:PARKGOLF @parkgolfeee

AND ファンクラブ「秘密基地X」隊員とすべてのオーディエンス


8月20日(日)【有料配信】
東京・Zepp DiverCity


【Set list】
01.夢のキャンバス


02.すぺしゃるでい


03.びびび美少女


04.でぃすたんす


05.MEGRRY GO ROUND


06.乙女ノ手札


07.BDM


08.和・華・蘭


09.Bright & Breezy


10.Dancer in the night


11.コトバテニス


12.無敵のビーナス



《DJ:PARKGOLF REMIX》
13.YOIMIYA
14.虹ノ湊
15.あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
16.さがしもの
17.御祭sawagi
18.BAIKA
19.OiSa 〜 OiSa PARKGOLF REMIX
──ALL──
20.禊 the MUSIC


【ENCORE】
En1. ありがとーと


──ALL──
En2. ますとばい!


En3. おっしょい!





8月11日(金祝)
福岡・Zepp Fukuoka
【Set list】
01.夢のキャンバス
02.すぺしゃるでい
03.びびび美少女
04.ばりかたプライド 【未公開】

05.Killer Killer Smile 【未公開】
06.乙女ノ手札
07.BDM
08.和・華・蘭
09.Bright & Breezy

10.Dancer in the night
11.コトバテニス
12.無敵のビーナス

《DJ:PARKGOLF REMIX》
13.YOIMIYA
14.虹ノ湊
15.あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
16.さがしもの
17.御祭sawagi
18.BAIKA
19.OiSa 〜 OiSa PARKGOLF REMIX
──ALL──
20.禊 the MUSIC


【ENCORE】
En1. よかよかダンス 【未公開】
──ALL──
En2. ますとばい!
En3. おっしょい!
 

生バンドライブリクエスト投票結果
無敵のビーナス
びびび美少女
コトバテニス
BDM
夢のキャンバス
さがしもの
おっしょい!
ますとばい!
乙女ノ手札
すぺしゃるでい



雑感・メモ

■バンドとの一体感
今回は全く気負いなし。
歌唱もパフォーマンスもレベルアップしている今、楽曲の今日的解釈が素晴らしい。

■DJとの親和性
サウンドのリミックス、曲間のつなぎはディスコティークに。PARKGOLFはクラブ・ミュージックのようにサウンドメイク。冒頭のYOIMIYA〜虹ノ湊は素晴らしい。
同時に、歌唱力が向上したのでかなり地声の音量を上げていた。今や、こっちの方が良いんじゃない。

■セットリストの巧みさ
オープニングにキュートな曲から始めて、バンドセットにふさわしい曲を多彩に散りばめながら、楽曲世界観が深まってゆく展開は文句なし。これ本当にメンバーだけで決めたの? LIVEに詳しいスタッフの意見を叩き台にしないと、普通はこうならない。全盛期の東京女子流=松井寛に匹敵する曲順・構成。ここ十年のアイドルライブのセットリストでは断トツ。ばっしょーポップスの最高傑作にして、リクエストポイント1位を獲得した無敵のビーナスは圧巻。あまりにもドラマティックな歌唱パフォーマンスは聴衆の胸を熱くさせた。
 DJのクラブミュージックRemixではより現在のレベルにふさわしくアレンジを深化させたたみかけた。OiSa〜OiSa PARKGOLF REMIXの余韻は白眉。全員集結した禊 the MUSICでは圧巻のディス&ユーロビート。これぞ!ばってん少女隊オールスターズからの回答だ!
 アンコールも文句なし。福岡公演では前日のソフトバンク・ホークス戦でのハニーズとのコラボを想起させ、東京公演ではファンへの感謝どころか、これはラブソング! 最後の最後までたたみかける展開は圧巻。オーラスはアップテンポでもバラードでも成立するのが現体制の底力。

■蒼井・柳は初のバンドセットで水を得た魚。おそらくかなりリハーサルを重ねて努力したに違いない。ダンスも歌も、サウンド・リズム・メロディに乗って見事。キュートさと根性と身体能力の高さの蒼井、美しさと表現力とロック相性抜群の柳。それぞれの個性が輝いた。
 BDMでは蒼井の見ときんしゃいの口上ど迫力だった、次の上田がよし!って感じでバトンを受け取った感。柳はやっぱりBDMとかコトバテニスとかYOIMIYAとか、ロックや渋い曲では俄然ボーカルが生きるね。

■ダンスに歌に安定感抜群の希山。その土台となっている表現力の高さ故。アイドル職人の匠の技は、MCともども絶対外さないのは観ていて痛快! そんな時こそ、心根の優しさが笑顔の美しさとして表れる。リクエスト5位から発表してね、と言われて、ハイ! 第10位!と言っちゃったり、PARKGOLFのブザーを鳴らそうとして結局出来なかったり、さすが生まれながらのアイドル!

■魅せる魅せるNEW春乃。ためらいを吹っ切った歌が光り輝いていた。マイクのボリュームかなり上げられていたのはスタッフからの期待値が高まったからに違いない。ばってん少女隊のキューティーハニーの面目躍如。歌もダンスもパフォーマンスのレベルアップが圧倒的すぎて凄かった。

■七色の声質、そしてファンサービスと歌心豊かな瀬田。福岡公演から連日連夜のサマーシリーズで迷いを完璧に振り切ったのは観ていて痛快だった。エースはね、堂々としてれば良いのよ、&百万ドルのスマイルで。これでいいのだ。東京公演は絶好調で、表情多彩な良い時の瀬田無双状態。

■連日連夜、ばってん少女隊をその最先頭で牽引し抜いた上田。(東京公演終了後、倒れちゃったかな?) Dancer in the nightや無敵のビーナスでは、歌い方を工夫し見事な叙情性。押しも押されもせぬ歌姫、あの中低音というか中高音?の官能性とポップ性はMADONNAマドンナの「Like A Prayer」ばり。ゾーンに入った時の上田は音楽世界にどっぷり浸り、真剣な表情になる、他面で楽しい曲での満面の笑み。特に、さがしものでの全力疾走ランニングマンダンスでの上田の全力っぷりはエビ中「金八」での真山りかのギロッポンジャンプばり(爆笑しちゃう)。ジャンプの蒼井・希山、ランニングマンダンスの上田。何故気づいたか? ファンだから(笑)。

■これだけ出来るのに、なんでまだZeppダイバシティーなの? フロアーに段差もないから良く見えないし(笑)。アリーナクラスのパフォーマンスレベルと思わせる実力。



(追記)
■ありがとーと
パートを分けてコーラスしている。8周年記念ライブに引き続き多重コーラスに挑戦していた。
ばってん少女隊はフィリー・ソウルなのよ、だから闇雲に声を張らないし、歌声の素材の良さがしっかり出てる。もう少し声量がつく(これが瑕瑾)と一挙に抜きん出るとは思うけど、東京のグループみたいにヒステリックに歌って欲しくないのが悩みどころ。答えははっきりしてる、オートチューンもいいけど、マーヴィン・ゲイみたいな歌い方が決まってくるようになると武道館や横アリが見えてくる。マーヴィン・ゲイのアルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』や『レッツ・ゲット・イット・オン』参照。

■和・華・蘭やDancer in the nightなどの寺地美穂のフルート、サックス。桑田佳祐「お互い元気に頑張りましょう」ツアー2022の「平和の街」や「明日晴れるかな」(にもサックスとフルートで参加)を想起。余韻があってJazzy。
■虹ノ湊のPARKGOLFリミックスはなんとスティーヴィー・ワンダーっぽいシンセをベースにしていて音に厚みが増して驚いた。70年代と80年代のスティーヴィーのチャンポンを滲ませていて驚いた。ホントびっくりしたわ!
PARKGOLFは東京女子流が2017年に出した「water lily 〜睡蓮〜」のリミックス(PARKGOLF REMIX)も手掛けてんのね!
OiSaからのケツでOiSa PARKGOLF REMIXはクールだったな。ここで持って来たか!と心踊った。
■今回の無敵のビーナスは、あらためて言うが、完璧!
メンバー6人を抱きしめたい★★★★★★ そうそうコレよこれ!
バンドが無敵のビーナスの本質を引き出したのはお見事!
 聴衆の胸にジンと来る憂いと甘さと切なさをついに振り切る最終盤は、「無敵のビーナス」=ばってん少女隊に七色の光が射すバンドアレンジとパフォーマンス。
 <和製(HAKATA) Lady Soul>ばってん少女隊の酸いも甘いもその全てがこの一瞬に込められた最高到達点のパフォーマンスだった。
 言葉にならない様々な感情に歌とダンスで光を当てる──これこそがばってん少女隊の世界に冠たる独自性だ。──ちょっとマニアックか。この6人ここが傑出してるのよ、無敵のビーナス、コトバテニス、わたし、恋始めたってよ!とか、OiSaとか、YOIMIYAとか、おっしょい!とか……どれも言葉にならない感情の歌でしょ、実は。
 だから、ばってん少女隊は言葉にならない感情に光を当てて歌うのが一番。

■虹ノ湊。いつもワクワクして観てる冒頭の希山⇒瀬田、ちょんちょんってやってからの、上田⇒蒼井も絶品なんだけど、毎度言うが、柳の「悩ます頭を抱えて」で髪をかき分けるのはうっとりするんだけど、改めて言うと、その直前の春乃のノスタルジックなムードと色気ここが効いてるのを忘れるべからず。「駅前の露天〜花火〜意味はないと分かっているのに また駆け引き 懲りてないな」のとこ、そこから柳の「人生がもし二回あるのなら〜」につながる。もはや、今回の自信に満ちた表現力は圧巻。終盤の春乃─蒼井の「宿題もやらなくていいや ステップ踏むよに愛を繋げ出す」ここも最高に決まってたな。ばってん少女隊のピンク・レディーか!