〈序章〉からの続き。

【以下、2019年12月31日 拙稿】


【ukka初の全国ツアーへ向け、2020年代年頭からますます高まる称賛の声】

《春の全国ツアーを一挙に焦点化させたSMAP型の楽曲・ステージパフォーマンス=〈ukka ドラマティック・ポップス〉❗》



■ 昨2019年12月30日に発表された「第8回アイドル楽曲大賞2019」にて、桜エビ~ず(改名後の現在はグループ名「ukka(うっか)」)は、「インディーズ/地方アイドル楽曲部門」で①(および5曲トップテン入り)を奪取。さらにメジャーとインディーズの垣根を取っ払った「アルバム部門」の①位と「推し箱部門」の①位に輝き、同大賞史上初の三冠(トリプルクラウン)を達成した。



 この偉業にふまえてukka(うっか)は、3月14日(土)の横浜ベイホール公演から開幕する1st 全国ツアー

「ukka  NEXT STAGE TOUR 2020」

を焦点化すべく、2020年年頭から、昨年をも上回るスタートダッシュを切った。



■ すなわち、年明け1月2日、

「TOKYO IDOL PROJECT × @JAM
ニューイヤープレミアムパーティー2020」

通称〈NPP〉に今年も出演。二年連続でメインステージである「New Year Stage」Zepp DiverCityで、アップテンポ・ミドルテンポ・ロッカバラードなど代表作を次々と披露。その情熱的なステージは数多のポップアイドルファンを瞠目させたのだった。

▲本年2020年1月2日
▼昨年2019年1月2日
 まず、昨年の「アイドル楽曲大賞」でワンツー・フィニッシュ(①位②位)を達成した大ヒット曲「それは月曜日の9時のように」「キラキラ」さらには2018年大賞②位の代表作「リンドバーグ」をド頭にあえて並べた圧巻のオープニング。まさにukkaの三冠達成&二年連続NPPメインステージ進出みなさん応援ありがとう!スペシャルだ。

 アキシブpj、東京女子流・新井ひとみソロの洗練されたオンステージを経てアイドルムード一色に染め上げられたこの只中、初っぱなから会場のムードを一変させ、天下のukka登場!会場もっと来んかい!と言わんばかり。会場が大爆発することをあらかじめ待ち構えている超弩級のパフォーマンスがZepp DiverCityを圧倒する。しかも一つ一つのパフォーマンスがていねいだったのは、ukkaの2020年の旗幟を鮮明にした。まるで水を得た魚のように、見ごたえタップリなパフォーマンスで、のっけから会場は一体に。初っぱなからキラーソング三連発をやり尽くしたことで会場は騒然。

 MCをさっさと済ませると、ここから立て続けにミディアムテンポのナンバーとロッカバラードを連発。
 2018年アイドル楽曲大賞⑦位の「灼熱とアイスクリーム」と、昨年の大賞⑦位の「せつないや」の間に、最近ファンの間で人気が高いロッカバラードの最高傑作「おねがいよ」をはさんだ。しかも、会場のテンションを途切れさせず視線を釘付けにし虜にしてゆく。
 まさに〈ukka Blue〉! アイドルフェスでの短時間のステージで、シティポップやミドルやスローバラードを複数ぶちこんでオーディエンスを一体にさせられるポップユニットは、SMAPそして今の日本ではPerfumeとukkaだけだろう。

 一瞬間をおきラストスパートはスカっぽいロックンロールポップスおよびディスコナンバー「まわるまわるまわる」。会場がどよめく。ライブのキラーソングは大盛況。
 ああ、いいステージだったな、と誰もが思った瞬間に、間髪入れずにもう1曲。だめ押しは「エビ・バディ・ワナ・ビー」❗ 年末の忘年会ワンマンのオーラスだった、ukka青春ロックンロールの最高傑作〈ワナビー〉締め。この日はスクラムフォーメーションではなく、横一線のフォーメーションから一気にたたみかける。

『エビ・バディ!夢は夢ですが/やっと出会えた「今」がオンリーワン/「どーむ?ありーな?しんこくりつ!?」/ベイビー いつかキミと見てみたいなぁ……』

 この歌最初は、私たちには絶対無理だけど夢見たっていいよね、ももクロ姉さんとエビ中姉さんがやるときに呼ばれたらいいなあ、そんでもってこの景色いつか君と見てみたいなあ……程度の歌だったのに、今やukkaの戦闘宣言の歌(ROCK)に昇格。
 オーラスの熱狂、ukkaの本気が凄かった。
 まさに無敵のスタートダッシュとなった。

 数々のミュージシャンから提供してもらった良曲を歌とダンスで時間をかけて調理し、〈大ヒット曲を生み出すカンとコツをつかんだukka〉には、Zepp DiverCityですら自分の家の庭みたいなものだった。
 おいおい!最初にそれ9もリンドバーグもキラキラもやり終えちゃっても、ukkaのライブは最後まで満足度100%で成功することを力づくで証明して見せちゃったのだ。


 右にみた「アイドル楽曲大賞」三冠達成とNPP2020の効果は絶大で、ukkaの評価はますます高まっていった。

■ まず、ライブイベント会場と通販が中心だった「大賞」受賞アルバム『octave』ならびに1stアルバム『sakuraebis』のCDショップ販売網が拡大。
 都心部のタワーレコードが次々と「ukkaのCDを取り扱いたい!」と名乗りをあげた。タワーレコードららぽーと立川立飛店・錦糸町パルコ店に続き、さらに秋葉原店と新宿店でも販売がスタートしたのだ。
 
「錦糸町パルコ店ばかりズルいです!(笑)」(秋葉原店公式Twitter)

2019年の楽曲大賞最右翼!ってくらい名盤だから、秋葉原店でも取扱いさせてほしい!(IWY店長)」(同上、秋葉原店) 

「タワーレコード錦糸町パルコ店 (@TOWER_Kinshicho)さんが11:08 午前 on 土, 1月 11, 2020にツイートしました。
【前日売上ランキング】
1位:Poppin'Party『イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に! 』
2位:木村拓哉『Go with the Flow』
3位:ジャニーズJr.『素顔4 ジャニーズJr.盤』
4位:桜エビ~ず『sakuraebis』
5位:TWICE『TWICEcoaster: Lane 1: 3rd Mini Album』」


「タワーレコード新宿店 (@TOWER_Shinjuku)さんが0:23 午後 on 日, 1月 12, 2020にツイートしました。
【#新宿アイドル班】#アイドル楽曲大賞 3冠の実力はハンパじゃない‼️ 先週から取扱い開始した ukka 売れ行き好調🙌 名曲しか入ってない『octave』チェック必須です🦐サイン入りポスターも頂きましたので掲示中💙ありがとうございます😊」


「2020年は間違いなくukkaの年だ」(新宿店公式Twitter)


 このように目利きのタワーレコード店舗から、CD取り扱い直前直後に最大級の賛辞が寄せられたのだ。

 この只中で、ミュージシャンや音楽ライター、アナウンサーから、立て続けにukkaへの援護射撃が放たれた。

■ 1月4日、「Base Ball Bear」の小出祐介が「2019年アイドルソングベスト インディーズ編 」として①位に「それは月曜日の9時のように」を、⑩位には「can't go back summer」を選出。①位に選出されたこの曲は〈SMAPが数多のミュージシャンによるコンペティションを経てシングルカットされる曲だ〉と称賛した。

■ さらに、翌5日にはソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するWebサイト「エンタメステーション」で、音楽ライター・土屋恵介がukkaを推奨。
 今ノリにノル、アップアップガールズ(2)の『アオハル1st』と、BEYOOOOONDSの『BEYOOOOOND1St』と共に、ukkaの『octave』をトップで推薦し、

 「スターダストのアイドルというと、バラエティ的な笑いの要素の入った楽曲を想像する人もいるかもしれない(もちろんそれだけではないですが)。ukkaはそのイメージを覆すように“脱スタダ”を掲げ、楽曲のよさに振り切ったグループとして活動している。曲のクオリティが高ければ、当然のごとくパフォーマンスもハイレベルなものが要求されるわけだが、ukkaはそうした難題を見事にクリア。約4年の活動を経て、歌もダンスもぐんぐん成長を続け、もはやライブで惹きつけるパワーはかなりの水準に到達している。」(音楽ライター・土屋恵介

 「これまでもいい曲をたくさん届けてくれた彼女たちだが、8月21日にリリースしたセカンドアルバム『octave』は、さらにブラッシュアップした音楽をたっぷりと聴かせてくれる作品となっている。」(同上)と絶賛した。


■ 続く1月7日にも「Rolling Stone Japan」で
プロインタビュアー・吉田豪が、「吉田豪が選ぶ2019年の年間ベストソング」の1曲としてももクロでもエビ中でもなくukkaの
「can’t go back summer」
を選出、

2019年にいい曲を最も大量に生みだしたのは桜エビ〜ず(現ukka)じゃないかと思います。」(吉田豪

と熱いエールを贈った。


■ そして、ニッポン放送のアナウンサー吉田尚記がレギュラー番組「ミューコミプラス」の1月8日深夜放送回で、ukkaを大々的に取り上げた。

「やっば!!ukka 改名後初、むっちゃくちゃいい!!!!
 最近、音源聞いていいなー、と思ってたんだけど、生でこれだけ歌の上手い6人がいて、こんな真に迫ったパフォーマンスできるとなったら、そりゃあ良曲用意しちゃうよね! スタプラフェス むちゃくちゃたのしみ!! 」(吉田尚記)。


■ このように年明けから巨大なukka旋風が巻き起こる中、来たる1月19日(日)には、『「ミューコミプラス」 presents スタプラアイドルフェスティバル~今宵、シンデレラが決まる~』が開催される。特にオープニングライブは要注目だ。

12:00~15:00(予定)の開場時間中
【オープニングライブ出演順】
①ときめき♡宣伝部 
②ukka
③B.O.L.T 
④いぎなり東北産
⑤はちみつロケット 
⑥アメフラっシ
⑦ばってん少女隊 
⑧CROWN POP 

 このスタプラフェスでukkaの評価は最高潮に高まるだろう。SMAPばりの、ukkaの魅せるステージは横アリ全来場者の心を撃ち抜くに違いない。

 こうして、3月14日(土)の横浜ベイホール公演を皮切りとする、ニューシングルを引っ提げたukka 1st 全国ツアー「ukka  NEXT STAGE TOUR 2020」は、絶対に見逃せないライブツアーとして、一挙に焦点化された。


 こうした現時点のukka旋風はいかに準備され・いかに可能となったのか? 改めて昨年のukka一年間〈革命の octave 2019〉フィーバーを振り替えってみよう。 〈第一章〉に続く。









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