アカウンタビリティ
福祉に関わる方なら
いや、福祉に関係なく
この言葉は使われてますかね
聞いた話で
元々は企業側が
株主やその他の利害関係者に
財務状況などを報告することへの
責任や義務を差して
使われていた言葉だとのこと
つまりは企業側には
株主やステークホルダーに対して
果たすべき責任ってのがあって
そのうちの一つが
財務状況を説明すること
要するに責任を果たす
手段の一つが「説明」だった
って事になるようです
あれ?
でもこれって
福祉の世界で使っている
アカウンタビリティとは
なんか少し違う??
福祉の世界での
アカウンタビリティとは
= 説明責任
と訳されています
これは読んでの通り
福祉援助職等には
利用者に対して
その職務や責務を
契約上も支援上も
説明する責任がある
とするものです
これって似て非なるもので
福祉の世界ではむしろ
「責任を持って説明しましょう」
に近いニュアンスですよね?
つまりはこんな感じ↓
もしも、利用者さんに
何か説明することが発生したならば
その時は責任を持って
専門性を持って
説明しなければならない!
伝わります?笑
福祉の世界でのアカウンタビリティは
利用者さんの状況によっては
発生するやもしれないし
発生しないかもしれない

相対的な関係性での説明の必要性
なんですよ

企業が株主等にする
必然性を有した説明責任と比較して
その重さには雲泥の差ほどある

つまりはソーシャルワーカーが
その利用者=クライエントに
何を説明するのか?
の前に、そもそも
なんの責任において
説明する必要があるのか?
なんの立場で
説明責任を負っているのか?
この事の説明から入らなければ
利用者側も、
ソーシャルワーカーがその説明を
しなければならない立場なのか?
自分が果たして
ソーシャルワーカーからその説明を
受けなければならないのかすら
判断できないわけですから

以前の記事でも書きましたが↓
何をするにしても
根拠!根拠は?と
エビデンスをやたら欲する
エセ根拠主義者ではなくとも
この説明責任を果たす為に
少なくとも福祉専門職ってやつは
自分自身がなんの立場で
なんの責任において
利用者に対して今、
説明責任を負っているのか?
この事から触れて話していくことが
大切になるわけです
これを話す為には
この事を理解した上で
アカウンタビリティを充足するには
自分の立ち位置を
カッコつけて言うならば
福祉専門職としてのアイデンティティを
確固たる認識を持って
説明できなければ
本来の福祉援助職が果たすべき
アカウンタビリティは果たせない
そーゆー代物だと思うのです