黒斎さんの緑の本「意味と価値のありか」の章で
すごくわかりやすく説明されてるのだけど。
すべての出来事は、ただの出来事であり
その出来事のある一部分を切りとって
「良いこと」「悪いこと」と判断しているのは自分で
その出来事自体には良いも悪いもない、ということ。
私がクローン病と診断されたとき、
若いのに難病(原因も治療法もわからない病気)になるなんて
なんて不幸でこれから先どうやって生きていけばいいのだろう?と
本当に路頭に迷ったような気持ちで数年過ごして
それから4回の入院とそのうち1回は手術まで経験したけど
その入院するたびに、自分の生き方について考えることができた。
私がクローン病になって学んだことは、
どんなに自分が「嫌だ」と思っても
受け入れなければならない運命がある。
それは潔く受け入れて、将来を悲観しすぎない。
(病気の再発は)なったらなったで
なったときに考えればいいや、と割り切る。
元気なときにやりたいことをやって
いつ死んでも後悔しない生き方をする。
たまに「私はしあわせなんだろうか?」
と思うことはあるけど、入院生活を思い出すと
ふつうにごはんが食べられて、
ぶつうに仕事に行けて、
ふつうに家で好きなことができて、
『ふつうの生活ができていること』に感謝できるのは
クローン病になったおかげだと思う。
(だからってクローン病になってよかった!とは思わないけど)
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「誕生という思い込み」もすごく興味深い話です。