東京十社巡りの4番目に訪れた神社は,
王子にあるその名も王子神社です。
王子神社は,JRそして南北線の王子駅から,
徒歩約5分くらいのところにあり,
音無川の左に位置し,飛鳥山の北にあります。
この飛鳥山ですが,東京都内で一番低い山と称される
「愛宕山」より低いそうです。
飛鳥山は,桜やあじさいの名所らしく,
徳川8代将軍吉宗に,「桜の名所」として
仕立て上げられたそうです。


王子駅から音無川沿いに進んだ私は,
表参道にたどり着けず,
神社の横ちょから入る羽目になってしまいました。
なので,気持ちの問題かもしれませんが,
鳥居の脇を抜けて,鳥居から改めて入り直しました。
でも,横ちょの道を発見したおかげで,
その道沿いに佇む,大銀杏の樹に出会えました。
樹齢は600年以上だそうです。


川もあり,公園が隣接してたりと,
比較的,自然には恵まれておりますが,
境内自体は小ぢんまりとしており,
素朴な感じです。


ご祭神は国造りの夫婦神,
伊邪那岐命(イザナギノミコト),
伊邪那美命(イザナミノミコト),
そしてみなさんご存知のメジャー神,
天照大御神(アマテラスオオミカミ),
速玉之男命(ハヤタマノオノミコト),
事解之男命(コトサカノオノミコト)です。
速玉之男命は,伊邪那岐と伊邪那美が
泉平坂(よもつひらさか)で,
平たく言えば喧嘩して,別れるときに,
伊邪那岐が唾を吐き,その唾から生まれたとされ,
それを掃きはらって生まれたのが,
事解之男命だそうです。
そんなことから,速玉之男命と事解之男命は,
魔除けや厄払いにご利益のある神さまと
言われています。


本殿でお参りし,何げにあたりを見回すと,
駐車場の脇に建つお社に目が止まり,
気になったので,近寄ってみると,
関神社という神社で,
主祭神は,蝉丸公,逆髪姫,古屋美女だそうです。
この蝉丸さんは醍醐天皇の第4皇子で,
髪の毛がケバだってまったく整わないことを嘆く
姉の逆髪姫のために,侍女である古屋美女に命じて,
かつらを考案したと言われているそうです。
そんなエピソードから髪の祖神と
崇められているそうです。
白髪や薄毛に悩む同世代の友人が
増えてきたこともあり,
いつまでもキレイな髪の毛を保てるように,
かなり熱心に祈ってしまいました。


そんなこんなで王子神社を満喫し,
神社を後にしました。


合掌。




王寺神社大イチョウ.jpg


大銀杏です。




王子神社.jpg