今回は、深川不動の護摩祈祷の様子を

お伝えしようと思います。

護摩祈祷に関しては、

高幡不動尊でけっこう慣れてきた私。

一番前の真ん中に陣取っていた私は、

護摩祈祷が始まるまで、

本尊の不動明王を観察することにしました。

高幡不動尊に比べると、

けっこう小ぶりだななんて思って眺めていたら、

突然、音?音楽?が鳴り

僧が入ってきました。

しつこいですが、

高幡不動尊では、音楽は雅楽で

テープ演奏(勝手なイメージで、

実際はCDかもしれませんが)でした。

でも、深川は、

雅楽なのか、異常にステレオがイカれてるのか

よく分からないなって音だったんです。

そしたら、なんと、僧が歩きながらホラ貝を吹いていたんです。

へぇ、これは新鮮なんて思っていると、

護摩祈祷が始まりました。

読経とともに、火が燃え上がり、

お金を払って護摩祈祷を申し込んだ人たちの

お札が次々と運ばれ、火にかざされました。

その火にかざしていた人が、

頭を丸めているわけでもなく、

普通のおじさん(でもなんか役職ありそう)で、

けっこう謎でした。

そう思っていると、突然、

大音響で音楽と呼んでいいのかどうか謎ですが、

音楽が始まりました。

太鼓、木魚、ほら貝

シンバルのミニチュアっぽいもの(正式名称が分かりません)、

そして読経の五重奏です。

いや、五重奏なんて生易しいものではなく、

かなり激しいもので、

その激しさに本当にあ然となりました。

コンサートです。そしてたぶん、ジャンルはハードロックです。

いやぁ、びっくりしました。聞き入りましたし、見入りました。

途中には、太鼓のソロもあり、

まさにロックのギターソロのようでした。

音楽が終わったあと、

太鼓の人は額からかなりの汗が噴き出ていました。

そら、あんだけ激しかったら汗もかきます。

その後は、また読経オンリーとなり、

財布やかばんなど無料で火にかざして

厄をはらってくれるサービスが始まりました。

もちろん、財布を渡し、厄を落としてもらいました。

そのとき、僧たちの読経に合わせて、

近くから、お経が聞こえてきました。

こっち側には、僧はいないはずと思っていたら、

あの、四国八十八カ所巡りのところで会った

男性でした(深川不動尊の朱印参照)。

やはり、ツウでした。

そんなこんなで、深川不動尊も

かなり私を満足させてくれました。

合掌。