今回出るお芝居は、今までのとは毛色が違います。guizillenらしからぬ脚本です。
コメディというか、ギャグとかパロディがありません。
まぁ色んなところで書いてるんですが、僕が思うguizillenの本質はそのギャグの内側だと思ってるので、なんというか、これが見たかったんだよ!という感じなんですが。
言いたいのはそういうことじゃなくて、毛色が違うお芝居なので、勿論求められる演技とか作り方も今までと毛色が違ってきます。
稽古も佳境に入ってきて、通しをしながら微調整をしていく段階なんですが、今日は演出の人にちょっと褒められました。
今まで不得意なことをさせてたんだねって。
すごく嬉しかったけど、同時にすごく寂しかったのです。
自分で言うのもあれなんですが、僕は面白くない人間です。今までそういう生き方をしてこなかったせいなのかわかんないけど。
お芝居をする上で、役の心情とか、筋道立てた感情の推移とか、そういう基本的?な部分にはまぁ多少なりとも自信というか自負みたいなものがあって。
ただ同時に面白いこととか、インパクト勝負みたいなもののセンスは僕にはカケラもないことは前々からわかっていたけど、今一度突き付けられてしまったというか。
今回の脚本は、今まで求められていた武器ではなく、丁寧に作っていく作業が多くなったので、そういう言われ方をしたのかな、とも思うのだけれど、僕は役者ならそういうこと(というか、言わば普通?の演技)は当たり前に出来るもんだと思ってたし、それを踏まえて、面白さとかインパクトみたいなものはその一段上にあるものだと思ってきていました。
いつまでたってもその“上”に行けなくて、モヤモヤしていたけど、今回そう言われたことで、自分の持ってる、「普通」の演技の質を高めていくことでしか自分は戦えないのかな、とも思ってしまいました。
何はともあれ、稽古日数もあとほんの僅か。
出来てないものはお客様に見せられないわけで、今あるものと、今出来ることを磨いて磨いて、擦り減らしていくしか今の僕には出来ません。
自分で言うのもなんですが、僕の役者人生の中で一番真摯に役に向き合ってる気がします。
良い作品になります。
どうか、観にきてください。
12月7日から11日まで。人の一生の中では瞬き一回ぶんくらいの短い時間ですが、その瞬きに全てのエネルギーを懸けて頑張ります。
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