こんな店少なくなりましたね。 | 足から健康 櫻井寿美

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足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
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7月に入ると祇園祭が始まり、京都市民はどこにも出かけられない日常を、悶々と過ごすことになりそうです。

 

近所にもどんどん飲食店が増えつつありますが、全てと言っていいほど、どこも日本人を相手にしてはいません。お気に入りだったお店も、以前のように気軽には入れなくなってしまいました。そんな事情で、以前と比べて外食の機会はめっきり減ってしまったのですが、この間ほっとできるお店を見つけました。

 

そのお店は、恐らく50年以上続くビアホールで、京都の人なら一度は行ったことがあるのではないかと思うお店です。私も過去に何度か会合をその店で持ったことがあります。

 

場所は河原町四条上がる一筋目東にあるミュンヘン。

 

これまで何度か行ったことはありましたが、私の中ではそれほど特別な存在ではなかったお店でした。

 

先日、無性に「旨い唐揚げ」を食べたくなった私。近くで「旨い唐揚げ」をテイクアウトできる店が無いか探してみました。(自分で唐揚げを作るという選択肢は無いし、間違ってもKンTキーの唐揚げでも無かった)

 

その時選択肢の一つとして出てきたのが、そのミュンヘンという店でした。

 

以前はテイクアウトなどはされていませんでしたが、コロナ以降、テイクアウトメニューを入れられたようです。

 

何十年も前に食べたミュンヘンの唐揚げの味など、もちろん覚えてはいませんでしたが、近い場所でもあったので、買いに行くことにしました。

 

電話で予約すると、10分程度で準備ができるとのことで、いそいそと受け取りにいきました。が、あまり期待はしていなかったので、取り敢えずは最小単位で購入。

 

そして、夜家族で唐揚げを頂いたのですが、家族全員がその美味しさを承認。鶏肉自体も旨味があり、カラット揚がっていて、お味もそれほど濃くはないけれど、下味が良い加減についている。

 

予想を良い方に裏切られた私たちは、今度はお店へ行ってみようということになりました。

 

そして、先日お店へ出向き、各種ビールやビールにぴったりなメニューを堪能させて頂きましたが、これまで永らくミュンヘンを利用していなかったことが、とても残念でなりませんでした。

 

お店へ出かけて一番感心したのは、オーダー時の対応でした。フロアにはマネージャー的な方が立っていて、常に全体を見ておられました。オーダーしようと思うと、周りには必ずスタッフの方がおられ、すぐに対応。大声を出して何度も「すんませーん」と言わなくても良いのです。

 

人の配置やその人数などについて、一切ストレスを感じさせない対応でした。

 

きょうびは、テーブルにQRコードが置いてあって、オーダーはこちらからお願いしますと一言いい残して、スタッフはバックへ立ち去り、フロアに立っていることなど、ありません。私たちはいつの間にか、そんな対応に随分慣れさされてしまっているのですね。それで良いという方もおられるでしょうが、私には何となく味気なく感じられます。

 

飲食だけでなく、今はやたら「デジタルトランスフォーメーション」などという訳の分からんことを言って、いかにITを使って省力化するかがもてはやされる時代。

 

でも、違うんやなあー。

 

一人一人の足を測り、姿勢を確認し、足を見て、生活状況を聞き取って靴を提案しているうちの店と、何となく通じるものがあると感じたのでした。

 

ビールが飲みたくなってしまいました。

 

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