至極まっとうな行動 | 足から健康 櫻井寿美

足から健康 櫻井寿美

足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
「元気で100歳」を一緒にめざしましょう。

昨日からネーションズリーグ福岡大会、女子の試合が始まりました。女子は、オリンピックの出場権のかかった試合でもあり、気迫もまた違うようです。

 

昨日は韓国戦でしたが、ストレート勝ちでなければ、大きくポイントが下がってしまうため、1セットも落とせない状況でした。3セット目は拮抗した流れで、ひやひやしましたが、何とかストレートで勝つことができました。引き続き、応援したいと思います。

 

6月も半ばに入ると、7月の吉符入りを前に、祇園祭に向けた準備も大詰めとなり、各鉾町では準備作業が慌ただしく進められているようです。

 

今朝、その祇園祭に関する記事が、地元の新聞に掲載されていました。

 

昨年、山鉾巡行の席で、40万円のプレミアム席が販売されていたのを覚えておられるでしょうか。河原町御池の角に設置された特別席で、巡行を観覧しながら、お酒や食事を楽しめる、そんな特別席です。

 

果たして今年は?と思っていたら、さすがに40万円はありませんでしたが、今年も同様の席が京都市観光協会から発売されているようです。

 

そんな最中、京都市観光協会の理事をされている、八坂神社の宮司さんが、プレミアム席の販売について納得できないため、理事の辞任を表明したというのが今朝の記事でした。

 

宮司曰く、祇園祭は神事であり、祭りに携わっている者は皆、真剣に神事を執り行っているにもかかわらず、それを酒を飲みながら高いところから見物することなど言語道断(と言われたかどうかは未確認、あくまでも私の想像です)とのこと。

 

プレミアム席については、私も昨年から違和感を持っていましたが、当事者である八坂神社の宮司さんが、このような至極まっとうな意見を述べられ、行動をされたことに、大きな拍手を送りたいと思います。

 

生活のあらゆる場面に入り込んでくる外国人観光客に対し、京都市民は辟易しています。

 

高齢者は市バスにも、まともに乗れない、稲荷や嵐山などの駅という駅は年中混雑し、観光地と呼ばれるところへは近づくこともできない。どこもかもが観光対象の地となっていて、市民がホッとできる場が見つかりません。

 

「観光立国は産業亡国」

どなたかが仰っていました。

 

世界の観光立国とされる国を見れば、将来の日本が見えてきます。先人たちの築いた遺産だけに依存するのではなく、今のかなりいびつな京都の在り方を考え直すきっかけになればと思ったのでした。

 

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