永遠のインソール③ | 足から健康 櫻井寿美

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永遠のインソール②の続きです。

 

昨日は、インソールを入れて使う靴がとても大切であるというお話をしましたが、今日はインソールの素材のお話です。

 

インソールは、地面と足との仲立ちをするインターフェイスとしての役割を持つものです。

 

インターフェイスとは、異なるシステムや機器間でデータややり取りをするための機能や規格。異なる機器同士を結び付け、相互のやりとりを可能にする役割を果たしています。

と、ビジネス用語一覧のページに書かれていました。

 

地面といっても、アスファルト、砂地や土、河原など、その固さや形状は様々です。

 

足もまた、年齢や使い方、障害の有無などによって人様々。

 

これら異なるもの同士を結び付けて、相互のやりとりをスムーズにし、結果、足をうまく使えるようにするのが、インソールの役割です。

 

なので、インソールを作るための素材についても、十分な吟味が必要となります。

 

フットクリエイトで、ご面倒でも予約をしてもらって、お客様の足や姿勢をじっくり拝見するのも、このインソールの機能を最大限高めたいからなのです。

 

足裏のクッション性があまりない、あるいは足アーチの機能が十分でないといった場合には、インソールの硬さをそれに応じて変えます。また同じ方の足であっても、前足部と後足部の使い方が異なる、左右の使い方が異なるといった場合にも、それに応じてインソールの素材を変えたりもします。

 

色の違いは素材の硬さの違い

 

各サイズ毎に様々な固さの素材を揃えています

 

このように、1ペアのインソールを作る場合には、その方の足、体、姿勢を十分把握した上で、インソールの素材選択を検討していますが、それは、最初に述べた「インターフェイス」としての役割をインソールが担っているからなのです。

 

明日に続く。

 

歩きたくなる靴はフットクリエイト。5/3~6日までお休みさせて頂いております。