自分自身も含めて、年齢が高くなるにつれて、バランス能力の低下が見られます。
私の場合も、40代、50代の頃は、ランニング中にコケることなど意識したことも無かったのですが、60代に入ってからは、走っている際は、常に足元を注意することが多くなってきたようです。
しかし、転倒を引き起こすのは、単にバランス能力の問題だけではありません。
まずは、体全体の筋力が適度に保たれているかどうか。
普段で歩くことが少ない方、定期的な運動をされていない方などでは、脚全体の筋力はもとより、腹筋や背筋など、体幹をしっかり支える筋力が弱く、それも転倒を引き起こす原因となります。筋力を保つためには、特別激しいエクササイズが必要なわけではなく、生活の中でなるべく歩く機会を持つことが大切です。
さらに、足裏の健康を保つこと。
足の裏には、足裏の感覚を的確に把握するための「センサー」がたくさん存在しています。これらのセンサーのお陰で、私たちは適宜、地面の様子を脳へ伝え、脳からは、転倒しないための筋肉の使い方、姿勢の保ち方が指示されてきます。脳が正しい情報を受け取るために、足裏からの情報が重要なのです。
足裏の健康には、足爪の健康も含まれていて、例えば靴の影響で爪が分厚く変形していたり、巻き爪になっていたりすることも、バランス能力に影響を与えてしまいます。
これから夏に向かって、素足を意識する機会も増えてくるかと思うので、ぜひ足裏や足爪にも意識をしてください。
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