ヨネックスの新作 | 足から健康 櫻井寿美

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足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
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市内の桜だよりの欄も、ほとんどが「散り始め」という表記が目立つようになりました。この時期、川端通りの北大路から北山までの桜を、走りながら楽しんでいるのですが、これからだと、もう終わっていそうですね。残念。

 

 

この3月下旬に入荷した、ヨネックスウォーキングシューズの新作が、なかなか良さそうなので、紹介したいと思います。

 

ヨネックスがそれまでのバトミントンやゴルフといった分野から、初めてウォーキングシューズ市場へ参入したのが、(多分)今から25年ほど前。ちょうどそのころ、私たちも、それまでメインで扱っていたドイツ靴に変る商品を模索していました。

 

何も分からず始めたこの仕事でしたが、実際お客様とやり取りをしていく中で、ドイツ靴は、足の事を良く考えられた靴で、確かに良いのだけれど、如何せん値段が高い。あの当時でも、1足3万円~4万円というのがざらでした。確かに良いのは分かるけれど、あまりにも高価だからと、躊躇されるお客様も少なくありませんでした。

 

世間には、困っておられる方がたくさんおられるのに、何とかすることが出来ないだろうかと思っていた矢先、突然店に来られたのが、ヨネックスの営業の方でした。

 

会社自体は大きくて、ネームバリューもあるけれど、ウォーキングという分野では実績が無かったため、フットクリエイトのような小さな店でも扱わせてもらえたようです。価格帯もドイツ靴の1/2~1/3という値段で、私たちもお客様へお奨めしやすくなったのです。

 

ところが、需要が伸びるにつれ、当初の「歩きやすさ」重視から、「ファッション」へウエイトが置かれるようになり、見た目ばかりが良いモデルが発売されるようになってきたのです。

 

見た目ばかりが良いデザインというのは、どうしても足先部、足趾部がスマートになってしまいがちで、ヨネックス初期のモデルを履いて足が楽になったというお客様には、お奨めすることが出来なくなってしまったのです。

 

モデルチェンジがある度、ヨネックスで扱える商品はどんどん減り、ついに1モデルのみとなってしまいました。

 

ヨネックスの営業の方には、常に以前のようなモデルを出して欲しいと要望を伝え続けてきましたが、その結果かどうかは不明ですが、この春ようやく、これならお客様へお奨めできるというモデルが登場。

 

 

特徴は、足趾周りがゆったりしていること、靴の前足部では伸縮性の高い人工皮革を使い、足先への負担を減らし、反対に甲部からかかと部では、伸縮性を抑えた人工皮革で、足をしっかりホールドすることができること。

 

なかなかの優れものです。

 

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