先日、加藤登紀子さんのツィートで知った映画。「REAL VOICE」。
映画のHPによると、虐待を受けた当事者たちのリアルな声に迫った、ドキュメント映画で、加藤登紀子さんが「この手に抱きしめたい」、一青窈さんが「耳をすます」という楽曲を提供されているそうです。
自分自身がその立場に立ったことも無く、子育て中も周りでそのような当事者を見たことも無く、ただ新聞やテレビの報道のみで知るばかりですが、報道がある度、当事者の立場があまりにも弱いだけに、理不尽や、やり場のない憤りを感じています。
親が子供を虐待する背景には、多くの複雑な背景があるとは思うのですが、自分以外にあまりにも無関心な、今の社会全体にも、大きな原因があるように思います。
私が子供の頃は、その町内全体が、地域全体が、一つの大きな家族のような役割を果たしていました。悪さをしたら、近所のおっちゃん、おばちゃんが、悪ガキどもを真剣に叱っていました。私も、近所のおばあさんに、「うるさいー!!」と思いっきり怒鳴られた記憶があります。
このようなコミュニティでは、良い悪いは別にして、何処の誰が何をしたかといった情報は、地域全体で共有されていました。そのため、虐待もまたオープンで、それが殺人事件にまで至らせない、一つの抑止力となっていたのだと思います。
社会の問題一つ一つに首を突っ込んでいたら、首がいくつあっても足りませんが、まずは、自分事としてとらえる姿勢が大切だと思います。
お時間があれば、このドキュメント映画、ご覧になってください。
歩きたくなる靴はフットクリエイト。本日、明日は定休日です。