桜もそのピークを過ぎると、今度は川沿いの小道が、風に散った花びらで、ピンク色に染まり始めました。
そして花水木には、小さな花も見られるようになりました。美しい春真っ盛りです。
昨日の午後、東寺さんへ足を運んでみると、何となく賑やかな様子で、出店でも出ているのだろうかと近くへ行ってみると、境内で時代劇の撮影をされていました。
茶店などが設えられて、町人などがその前を歩き、さらに大八車が通っていくという、のどかなワンシーンを撮っておられました。リハーサルを二度ほど繰り返し、本番がOKになった後も、さらに撮影は続くようで、烏帽子を被った男性が、手持無沙汰で待機しておられました。
たったワンカットやツーカットのためだけに、バスを仕立て、小道具大道具を設置し、メークや衣装を施した役者さんたちが、出番が来るまでスタンバイ。好きでなければ出来ないお仕事ですね。
大師堂へ行ってみると、こちらも法要の真っ最中で、大勢の僧たちが勢揃い。赤い傘をさしかけられている方は、一番お偉い方かと思われます。
桜と五重塔のコントラストがあまりにも見事な、のどかな午後の東寺境内でした。