チェーン店を侮るなかれ! | 足から健康 櫻井寿美

足から健康 櫻井寿美

足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
「元気で100歳」を一緒にめざしましょう。

実をいうと、私は大手のチェーン店を甘く見ていました。特に外食、レストランという業種では、名前は確かに有名かもしれませんが、そこで働く人は、おおむね、マニュアル通りの接客で、可もなく不可もなくと思っていました。

その私の考えを覆す出来事が起こりました。

そこは、関東が中心のイタリアン×フレンチレストランチェーン。ビールやワインのメニューも充実しています。たいして期待もせず、ランチを頂こうと、入ることにしました。

席へ着くと、いきなり寒い。(私は冷房がとても苦手)でも、あまり席は空いていません。私が寒そうにしていたら、店の人が、ひざ掛けをお持ちしましょう か?と言ってくださったので、「ありがとうございます」とお願いすることにしました。すると、すぐそのあとで、その席の隣が空いていて、そちらの方がもう 少し寒さがましかもしれないと、次はそちらの席へ移動してもらうことになりました。

確かに先ほどよりは寒さが少しましだったので、やれやれと思って、食事を待っていると、またまた店の方がこられて、もう少し奥の席が空いて、そこだったら、寒さは気にしなくてもよいので、そちらへ移られますか?と。

とことん、お客様の訴えに耳を傾けて、対応してくださるその姿勢に、とても感激しました。もちろん、食事もゆっくり楽しむことができました。

これからは、チェーン店だと軽く見るのは止めて、まずは、体験してから判断しようと思った出来事でした。