ディフェンディングチャンピオンに力負け
Premier League Match Day 2
Manchester City 3(De Bruyne 56, Foden 74, Mahrez 90), Norwich City 1(Tzolis 59)
カナリーズはエティハド・スタジアムでマンチェスター・シティに敗れた。前半は0-0で終えたものの、後半になって差をつけられてしまった。
カナリーズはリバプール戦から少しメンバーを入れ替えて臨んだ。最終ラインでは若手のマックス・アーロンズに替えてクラブ主将のグラント・ハンリーが先発。中盤ではルーカス・ルップではなくマティアス・ノルマンが選ばれ、最前線ではクリストス・ツォリスがテーム・プッキとコンビを組んだ。
序盤からホームのシチズンズが押し込む展開になる。ここまでは予想通りだったが、カナリーズが粘り強い守備を続け、立ち上がりの難しい時間帯を乗り切った。
徐々にカナリーズも押し返しはじめ、ピッチの中央部分に限って言えばほぼ五分五分の試合になる。しかし最終的に勝敗に直結するのはやはりゴール前のクオリティだった。
まずは56分、ラヒーム・スターリングのスルーパスにダイアゴナルに走り込んだケヴィン・デ・ブルイネが左足でティム・クルルを破ってホームチームが先制する。
カナリーズはすぐさまリアクションを見せる。プッキのパスを受けたツォリスが、DFジョン・ストーンズをかわしてエリアに侵入、GKエデルソンとの1v1を制して同点ゴールを叩き込んだ。先制を許してからわずか数分での同点劇だった。
勢いづきたいカナリーズは、疲れの見え始めたプッキ、ミロ・ラシツァに変えてFWアダム・イダー、FWコール・パルマーを投入する。
シティからのローンで加入しているパルマーはエティハドの観衆から拍手で迎えられた。
だが、ホームチームに地力の差を見せつけられる。パス回しで守備陣形を撹乱されると、ロドリからボールを受けたフィル・フォーデンに決められて勝ち越しを許した。
カナリーズはゲームメイカーのビリー・ギルモアに替えてスピードのあるプジェミスラフ・プラチェタを投入するが、90分、前がかりになったところでリヤド・マフレズにダメ押しのゴールを決められてしまった。
結局ボールの支配率こそ五分だったものの、シュート数はシティ9に対してカナリーズが5、ゴール期待値(xG)も4.1に対して1.7と、内容についても完敗だった。
カナリーズは交代策もイマイチハマらず、対するシティは交代出場のマフレズがゴールを決めた。クラブとしての総力の差が垣間見えた一戦となった。
■カナリーズ 出場メンバー
クルル🧤、ホールディング、ハンリー、ウィリアムズ、ウェストウッド、ノルマン、ギルモア(プラチェタ)、ラシツァ(パルマー)、ヤヌリス、プッキ(イダー)、ツォリス
■試合後のタケシ・タツミのコメント
「しょうがない。切り替えていくよ。別に恥ずかしい試合をしたわけじゃない。選手達はファイトしていたし、俺たちとしてはなんの問題もない。
ただシティは強かった。それに尽きると思う。それが負けていい理由にはならないけどね。
勝たせてあげたかったけど、俺の力不足だよ」
■試合後のペップ・グアルディオラのコメント
「ノーリッジのサッカーは素晴らしい。大好きだ(勝つとこういうコメントをする)」