ロッソ熊本「白岳問題」のリアクション | ブログ

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ロッソの白岳問題についてJリーグに一定の理解を示す原稿を書いた。

けっこうな反響があるもんだわね。

寄稿先がmixiニュースと提携してるもんだからかなり多くの方に読んでいただいたみたいだ。

普通に考えてやっぱ不自然に思う人が多いわな。

サッカーといえばキリンってぐらい世間の認知度は高いもの。

なぜいまさら酒が駄目なのよ、と。

かつてのヴェルディは2、3年くらい「モルツ」が胸スポンサーだったしね。

しかも2ステージ制のときには、1stステージが「サントリーシリーズ」と名付けられてたもんね。

ちなみに、この当時中3だったけど、別にこれでサントリーのお酒を飲もうなんて気にはならなかったしねえ。

そして現在もJリーグ機構並びにJクラブのスポンサーにはレイク、平和、マルハン(大分)、サミー(千葉)、プロミス(鹿島)、三和ファイナンス(福岡)など大人のための企業がずらりと並んでいるもの。

それで白岳は酒だからダメです、では首を傾げる人が多いのも分かる。

Jリーグとしてもかなり苦しい決断だったと思うのよね。

今回の問題をJリーグに対し「おかしい!」と腹を立てる記事を書くのはすごく簡単だった。

僕も最初はJリーグはおかしいという記事を書くつもりだった。

でもそんな誰もが思う(望む)記事を書く意味を今回のケースでは感じなかった。

むしろめちゃめちゃ批判されてるJリーグ機構に何らかの理解を示す記事を書くほうが

よりこの問題を深められるように思った。

それでJリーグの見解に整合性を見出すために考えたのが「胸スポンサーだからダメ」という

意見である。これは相当苦しい理由だとは思う。

じゃあ背中ならいいのか?袖なら?パンツなら?という線引きがあまりにもあいまいすぎる。

実際千葉の背中がサミーだし、福岡の背中はポケットバンク、札幌の背中はサッポロ、鹿島のパンツはプロミスだ。でもそれを全部ダメってしてたらJクラブの経営は成り立たなくなる。

しかし、経営が苦しいから何でもかんでも解禁というわけにはやはりいかない。

経営の苦しさと倫理観のせめぎあいの妥協ラインが「胸スポンサーはダメ」というところなんでしょう。

それにしてもまあ白岳が胸スポンサーじゃなくても支援の継続を表明してくれてるからいいようなものの、

「じゃあ下りる」みたいな話になったらJリーグ機構はどうするつもりだったんだろうか。