東北リーグ2部南の「FCペラーダ福島」がすごい補強をした。
J2ベガルタ仙台からFWフェリッペとMFレアンドロをレンタルで獲得したことが昨日発表された。
福島の成績は7節終了時点で6勝1分けの首位。
今年絶対1部に昇格するのだという意気込みが見て取れる。
横田さん頑張ってるなあ。。。
ただね、俺が一つ不安に思うのはやっぱお金のことなのよ。
福島そんなに金ないだろうに。
今年2月にJリーグ準加盟申請が見送られた原因の一つが金がないこと。
そんな状態のチームが、Jリーグクラスの外国人選手なんて獲れる資金があるのかな。
拙著「Jリーグクラブをつくろう!」でも再三再四忠告していることだが、
小さなクラブの無理な戦力補強は、失敗したときに一気に経営が傾くので極めて危険なんですよ。
老婆心ながら心配してしまう。
金の流れを想像すると、レンタルの構図がちょっと変なのよね。
まずベガルタ仙台が、2人のレンタル元であるアメリカFC(ブラジル)にレンタル延長を申し出て、
その上でペラーダ福島にレンタルしているわけだ。
つまり又貸しというわけ。
コレひょっとしたら、仙台が相当金銭的負担を被ってるんじゃないのか。
だとしたら福島にとってはおいしい話だけど(横田さんグッジョブ!)、
仙台にとっては、フロントがまたも意味不明な放漫財政運営をしたと取られかねない。
若いブラジル人選手に地域リーグで経験を積ませようという戦略なのかもしれないけど、
Jリーグから地域リーグに移ると、あまりの環境の変化に2人ともとまどうんじゃないかな。
真相は不明だけどね。
サッカークラブには、頭の良い経営をしてもらいたい限りです。
狭いサッカー界の中で、小さなパイの奪い合いをするようなことはないように祈るばかりです。