*電波120%、痛々しさ150%、ついでに宗教臭さ180%でお送り致します。
*心の深淵より食み出た思いをここに。
*全てはここから始まった。
夢でも何でも無しに、ただそこにあったのは過去の思い出。
最果てで見る夢。まどろみの幻想を見る。
今は亡き父に賜りし力、愛した物の深淵を覗き見る力。
そこから全てが始まった、そこから終わりが始まった。
何も無しに見る夢に、かつて愛した果てなき夢に、力を使う。
そこに今や愛など無い。
そこにかつての思いは無い。
そこに昔の私は無い。
愛した父に賜りし力。今は亡き父に賜りし力。
その力を己の満足の為に振るい、その力で人を寄せたとして何の意味が有ろうか。
無価値、無意味、無感動。
そこにあるのはただ、虚しさのみ。
何も無しに望んだのは何であったのか。
私が望んだは何であったのか。
全ては最果てに見た悪夢か、それとも無くば変えられない過去の檻か。
思いは果てなく、ただその深淵から出る事を望む。
深き過ちは正す事は出来るのか。
その答えに辿り着く事は出来るのか。
始まりの力は終わりをもたらす、思いを染めていく。
そこにあったのはただ、ただ「愛」。
それを汚したのは私。
もう求めてはならないと思い、誓い。
差し延べられていた手にも気付かずに、ただ、ただ自分に呪いをかけ続けて。
人に拒絶されていたのでは無く私が拒絶していた事にも気付かず、自分を嘲笑っていた。
求める事が赦されるならば、もう一度だけでいい。
機会と時を。ただ一度の機会を。
変える力を与えたのはあなた。
見守っていたあなた。
全ての過ちを無き事には出来ない。
けれどもそれを抱き、変える事は出来る。
全ての過ちを檻に閉じ込める事は出来ない。
けれどもそれを抱き、生きる事は出来る。
ただ、ただ思う。
私に関わりし全ての愛しき人へ、今。
ありがとう。
これが深淵の夢。まどろみ見ていた悪夢。
弱きモノが抱え続けていた罪と後悔。
それが受け入れられなくても、いい。
それが私に課せられた罰と受け入れよう。
深淵を覗き見て、歪んだ愛を望んだ者への刑と全てを受け入れよう。
全てはまどろみの庭へ消える前にただ、ただ。
全ての出会いと夢を共に見し、紅き淑女に感謝と誓いを。
償いの力を与えたもうた、金糸の女帝に感謝と誓いを。
人への思いを変えし、癒しを夢見る者に感謝と誓いを。
再会と祝いの言葉を与えたもうた、翠の双鋼爪使いに感謝と誓いを。
人と会う喜びを与えし、影を追い求める者に感謝と誓いを。
誘いの言葉と愛を与えたもうた、心優しき数多くの姿持ちし者に感謝と誓いを。
そして、かつての友、偽りの親友へ。
私が今ここに在るのはあなたのおかげであると感謝を。
「約束は、最期まで破る事なかれ」
私に言える友としての最後の言葉とさせてもらいたい。