「声出し」の大切さ〜自分を奮い立たせ、チームメイトを勇気づける〜 | 秦野ビクトリーエースのブログ

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秦野ビクトリーエースは、かけっこと野球を楽しむ、小学生チームです。1年生から6年生の男子、女子が参加しています。

 こんにちは

 秦野ビクトリーエースです

 

 野球と言ったら、打つ、守る、走る、に注目されますが、野球をする上でとても大切な要素、そして選手たちへの具体的な指導で意外に難しいのが

    声出し

です。

 

 今回は、「声出し」について、私なりの視点からスポットを当ててみたいと思います。

 

 まず、なぜ野球をする上で「声出し」が重要だと言われるのでしょうか。

 

 私は、チームに連帯感、一体感を生み、いい試合、楽しい試合をするためには非常に重要な要素であると考えています。

 

 子ども達の練習試合を見ていて気付いたこと、強いチームに共通していることは

   チーム全体での元気な「声出し」ができているかどうか

ではないでしょうか。

 

 野球は、ちょっとしたことがきっかけで勝負の流れが変わり、急に逆転して劇的な勝利を掴むことがあります。

 

 その裏では、チームメイト一人一人の「声出し」がキーになってきます。

 

 たとえエラーをしてしまい、落ち込むチームメイトがいても

    ドンマイ

    次は捕れるぞ

など、チームメイト全体で声を掛けることにより、気持ちを引きづらずに気持ちを切り替えることができます。

 

 野球は、エラーが付き物です。

 いちいち失敗を恐れていたは、野球をしていても楽しくはありませんし、体が固まってしまい、余計にエラーや怪我の要因にもなってしまいます。

 

 失敗から学び、それを自分なりに反省し、克服していくことはとても大きな成長につながります。

 

 まさに「失敗は成功のもと」なのです。

 そのような場面での「声掛け」は非常に大切です。

 

 そして、人にした親切は、回りに回っていずれ自分に戻ってきて、自分がエラーをしたときには、チームメイトが声を掛けてくれるはずです。

 

 キャッチボールをしている時に、よく指導者は

   相手の胸元に向かってボールを投げなさい。

   相手の事を想って投げなさい。

と指導します。

 

 野球で、外野に飛んだ白球を中継プレーでホームに戻すプレーがあります。

 

 その時、大切なことが、白球に

    それぞれの想いを「繋ぐ」

    周りの選手は声でそのプレーを「繋ぐ」

ことではないでしょうか

 

 白球を繋げるとは、自分の想いを仲間に「繋げる」こと、ボールを持っていない選手も「声掛け」で想いを「繋ぐ」

 これにより、チームの連帯感・一体感が生まれます。

 

 きれいに中継プレーがホームベースまで戻ると、見ている側も気持ちがいいものですよね。

 あのプレーは、まさにチームの連帯感・一体感を象徴するプレーではないでしょうか。

 

 そして、守備の時、チームメイト全員で「アウトカウント」を声に出して確認すること、これも大切です。なぜでしょうか

 

 アウトカウントによって次のプレーが変わってくるからです。

 

   「ワンアウト、ゲッツーあるよ」

   「ツーアウト、捕ったら近いとこ」

など、次に起きるプレーを考え、状況に応じて動きを確認する声出しは非常に大切です。

 

 キャッチャーが、声を出したら、ヤマビコのように内野、外野も声を出し、ワンプレーワンプレーに集中して共通認識を持つことが大切です。

 

 ピッチャーは、野球において非常に責任が重いポディションで、マウンドに上がった時のプレッシャーは計り知れないものでしょう。

 だからこそ、一人相撲をとらせてはいけません。

 キャッチャーはもちろん、内野や外野からも声を掛け、元気づけてあげてください。

 

 そして、ピッチャーも味方の好プレーには、素直に感謝の気持ちを声に出しましょう。

 

 キャッチャーは、守備の「要」、「第二の監督」、「フィールド内の監督」と呼ばれます。必要なときに、必要な声掛けができるキャッチャーは、チームを元気づけ、試合の流れを作ることができます。

 

 コーチャーについて、少年野球では、地味なイメージがありますが、コーチャーの適切な指示や声出しでチームの勝利への流れが大きく変わると言っても過言ではないくらい、非常に大切なポディションです。

①ランナーに、ピッチャーやキャッチャーによる牽制球を教える。

②ボール保持者を知らせる。

③アウトカウント、ボールカウントなどを声に出して伝える。

④駆け抜け、オーバーラン、タッチアップなどの指示

⑤バッターに「ナイススイング」などの声出し

など、コーチャーの仕事は、常に声を出し続ける大変な仕事なので、ボーっとしてはいられません。

 

 強豪チームは、このコーチャーがきっちりと機能していて、監督、コーチャー、選手との連携がしっかり取れていて、とても驚かされます。

 

 最後に、失点をしてチーム全体の元気がない時の声出しについてです。

 

 野球では、失点をした時、ピンチの時、誰かがエラーをした時など、試合で劣勢になるとチーム全体の元気がなくなり、その状態のまま試合をすると、焦ったピッチャーが投げ急いでしまったり、不安を引きずる野手がエラーを重ねたり、メンタルからくる悪い流れの連鎖が続くことが多々あります。

 

 そんな時、重要なのが「腹から大きな声」を出して、チームを盛り立てることです。

   「みんな元気だそうぜ」

   「バッチ来い」

など、なんでも良いので声を出しましょう。

 

 大きな声を出すと、余計な肩の力が抜け、不思議と勝利の流れを自分たちの方へ引き寄せることができます。

 

 だからこそ、野球における「声出し」ができているチームは、連帯感が生まれ、それが個々の潜在能力を高め、勝利への「流れ」を引き寄せ、勝つことができるのだと思っています。

 

 自分を奮い立たせ、チームメイトを元気づける言葉を力強く叫ぶ選手

 

きっと、監督はそういう選手を試合に求めているはずです。

 

 13日に卒団する予定の第11期生の6年生の「声出し」は、キャプテンをはじめ全員が完璧なまでにできていて、何度もピンチをみんなの声出しで乗り越え、勝利を掴んできました。

 大人も何度も感心させられるくらい200点満点の「声出し」ができており、素晴らしい選手たちでした。

 

 その背中を見て育った5年生以下の選手たちにも、今後ますますの飛躍が期待されます照れ

 

 

 新型コロナの影響で、子供たちの体力に不安を感じている親御さん、体を動かすのが好きなのに家で過ごしているお友達、ぜひ「秦野ビクトリーエース」に見学だけでも気軽に遊びにいらしてください。

 

 秦野ビクトリーエースは、子供たち一人一人の個性を大切に、ほめて伸ばし、みんなで野球を楽しんでいるチームです。

 

 優しくて元気な友達、監督、コーチが待っています。

 

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