2月上旬の石川県では今季何度目かの「最強寒波」が襲来中で、昨年にはなかった積雪量となっています
そんな寒さの状況ではありますが、寒波襲来前に初釣りで竿を出して来ましたので、その様子を少し日記に残しておこうと思います
2024年の12月は週末の天気が悪い日が続き、結局、釣り納めをすることができずに年を越していまいました
そして年が明けて2025年の1月の後半になると、ようやく雨雪も止んで風が多少緩む日が週末にやって来たため、2025年の初釣りということで石川県の堤防でショアジギングで竿を出してみました
ただ、風はそれほど強くなかったものの思った以上に波が高く、釣り場はガラ空きだったものの堤防の先端付近は波を被っていたため、
ちょっとショアジギでの釣果は期待できないかもしれないな
と思いつつも、安全な堤防の付け根付近で釣り座を構える事にしてみました
そして、頑張ってジグをキャストし続けてみたところ、バイトかボラのスレ掛かりか、1回だけ魚の感触を感じたことがありましたが、残念ながら結果としてこの日の初釣りはノーフィッシュで終わってしまいました
そんなこんなで今年の初釣りは微妙な結果で終わってしまいましたが、
この時期でも何とかまともに竿を出せる所はないのか
と思い冬の北陸の海の状況を調べてみると、基本的に冬の間は能登半島以西は波が高く、半島東側の内浦や富山湾方面であれば波は穏やかということが分かりました
そこで、雪がしっかり積もるくらい降った二日後ではありましたが、風が穏やかな週末の日がやって来たため、今度は富山湾の堤防で竿を出してみる事にしました
石川県では雪は殆ど溶けていましたが、富山県に入ると歩道には雪がしっかりと積もっており、道中は
釣り場が雪で埋もれていたらどうしようか
とやや心配になりつつ昼下がりのタイミングでポイントに到着してみると、日陰となる端の方には雪が残っていましたが、釣りをする分には何ら問題ない状況だったため、まずはショアジギングで竿を出してみる事にしました
そして、しばらく頑張って竿を振り続けてみましたが、冷たい風の中でベイトの気配もなく、自分も周りも釣れていない状況で時間だけが過ぎていき、何も起こることなく夕まずめの時間帯になってしまいます
これは今日もショアジギングはハズレの日だったみたいだなぁ
と思っていると、お隣に夜フカセ目的の釣り人が入って来たため、自分もジグを1個ロストしたところでショアジギングを納竿として、夜の部の準備をしていく事にします
今回は夜の部もルアーフィッシングにするかどうか迷いましたが、とりあえず久しぶりに魚の顔が見たいと思い、のんびりと虫餌で電気ウキを眺めながら釣りをする事にしてみました
ポイントは港湾部で、少し投げると水深は竿1本以上ある場所でしたが、冬のターゲットのメバルに期待してタナは浅めに設定して、遠近に仕掛けを投げつつ魚のアタリを待ってみる事にします
すると、早速竿下付近に浮かべたウキがスーッと入っていったため軽く竿を煽って合わせを入れてみると、重量感はありませんが、久しぶりに感じる魚が掛かった感触が手元に伝わって来ます
足元近くだし、ガシラでも食って来たのかな
と思いつつ掛かった魚を抜きあげてみると、
掛かっていたのは20cmくらいのアコウでした
サイズはともかく2025年のファーストフィッシュの顔を見ることができたので、少しホッとしながら手早くリリースして次の魚を狙っていきますが、そこからしばらく餌も取られない我慢の時間が続きます
陽も完全に暮れてしまい、強くはないものの冷たい風に吹かれながら電気ウキを眺めていると、防寒装備をしているにも関わらず冷え込みが体に伝わって来てしまい
冬の夜釣りはルアーを投げていれば多少寒さは紛れるかもしれないけど、動かない釣りだと今の太平洋側仕様の防寒装備では少し厳しいかもしれないな
と思いながらも、まだまだ余っている虫餌を使い切るため仕掛けを潮に乗せて流していると、電気ウキがボヤッと滲んで水中に入っていくのが目に入ります
ようやく何か掛かったみたいだな
と期待しつつ合わせを入れてみると、先程のアコウよりもしっかりとした引きが伝わってきます
これは、30〜40cmくらいのチヌでも食ってきてくれたのかな
と期待しつつ、ゆっくりと魚を弱らせてから足元に寄せてタモでキャッチしてみると
掛かっていたのは30cmオーバーのグレでした
今回はチヌ竿1号を使っての釣りでしたが、普段このサイズのグレが掛かると強烈な底へのツッコミをいなすのに気を配る事になるのですが、今回はそれ程苦労する事なく取り込むことができました
このサイズのグレが連発してくれると嬉しいなぁ
と思いながらアタリのあった辺りに仕掛けの投入を繰り返して流していきますが、残念ながらその後はアタリもないまま更に時間が過ぎていき、本格的に寒さが厳しくなってきた辺りでこの日は納竿として、久しぶりに魚の顔を見れたことに満足しつつ、雪に気をつけていつもより慎重な運転で帰路に着いたのでした
ちなみに、釣れたグレは小さいながらも白子を持っており、身と一緒に久しぶりのアクアパッツァにして美味しくいただきました