寒さが続く2月半ばの週末、この時期の釣りはバチ抜けシーバスも気になるところですが、今回は風の比較的弱い日に名古屋港で寒チヌを狙ってフカセ釣りで竿を出してみることにしました
この日は雪が降るような寒さではないものの、流石に朝は寒さが厳しいため、のんびりと起床して釣具屋でコマセを購入し、昼頃からのんびりと竿を出していきます
今回は道中でオキアミブロックを購入したこともありオキアミブロックはカチコチに凍りついているため、まずはオキアミを海水に浸けて溶かしていく事にします
個人的な名古屋港での寒チヌのパターンは、昼から竿を出す場合はのんびりとコマセを撒いてポイントを作っていき、主に夕まずめ頃に回遊してくるチヌに期待するパターンが多いため、朝マズメの釣りと違ってかなりゆったりペースでの釣りとなります
とりあえずオキアミブロックが解けるまでは寒い中で手持ち無沙汰な時間になってしまうため、今回は釣り場でお湯を沸かして昼食にカップラーメンを作っていくことにします
冬の寒い空気の中、小さなシングルバーナーでお湯を沸かし、もどかしい3分間を待ってから食べる温かいカップラーメンは、凍えた身体に沁みわたる様な感覚があり、
冬のアウトドアも中々悪くないな
と、改めて感じさせてくれる時間でした
そうこうしているとオキアミも半解凍になったため、コマセを作って早速フカセ釣りを開始していきます
今回のポイントは潮の流れがそれ程早くないものの2枚潮になりやすく、また、ボトムにもあまり障害物のない場所なので、全誘導沈め仕掛けで初めていく事にします
そして、ボチボチとコマセ投入して、表層は右に左に動くものの底潮はあまり動かない流れの中でのんびりと仕掛けを流していきます
そんなこんなで寒々しい冬の海を眺めながら竿先から垂れるラインが動くのを待ち続けていましたが、何度仕掛けを回収してもオキアミが齧られずに戻ってくる時間が続き、冬の釣りの厳しさを実感してしまいます
ボラはそこら中で跳ねている姿が目に入るため、チヌが全くいないと言う事はないと思われるのですが、何度仕掛けを投入しても中々魚からの反応を得られません
とりあえず、気長に魚が回ってくるのを待つしかないかな
と思いつつ根気よく仕掛けを投入していると、足元付近まで寄った仕掛けを回収した際に、何やら微妙な重さを感じたため、
足元の石積みにでも引っ掛かったかな
と思って少し強引に竿を立てて仕掛けを抜き上げてみると
10cmあるかないかといったサイズのガシラが掛かっていました
冬でも根魚だけは元気だなぁ
と思いつつも、流石に寒い中で昼から日没までの時間を殆ど何もないまま過ごすのは厳しいため、再びシングルバーナーでお湯を沸かして小休止を入れる事にします
今回の小休止はちょうど15時過ぎ頃の時間ということもあり、オヤツを兼ねてぜんざいを作っていきます
冬のカップラーメンも良いけど、個人的にはやっぱり冬と言えば甘くて温かいぜんざいだなぁ
と、ぜんざいで身体を温め直していよいよ夕まずめに向けてコマセを多めに撒いて再びチヌを狙っていきます
そして、いよいよ期待度が最も高まる夕マズメの時間がやって来ましたが、残念ながら今回はチヌの回遊がなかった様で、何事もないまま日没を迎えてしまい、
まあ、冬の釣りはこんなものだろうし、今日は冬のアウトドア感を味わえただけでヨシとしようかな
と思いつつこの日は納竿として、スーパー銭湯で冷えた身体を温め直してから帰路に着いたのでした