気がつけば12月も末となり、今年の釣り納めにはどこに行こうか迷いましたが、


 せっかくなので冬の車中泊も少し試してみたいな


 と思い立ち、少し遠出して三重県南部の尾鷲・熊野にフカセ釣りに行ってみることにしましたチュー


 ちなみに、前回の11月後半の四国遠征車中泊釣行では二日目に寒波が到来したことにより深夜の気温が一桁台まで下がってしまい、装備が十分ではなかったこともあり、釣行後に風邪をひいてしまいましたショボーン


 その反省を踏まえ、今回は少し冬用の装備を用意してみましたウインク


 今回の冬の車中泊で用意したものは、四国遠征で活用したクローズドセルマットとロゴスの寝袋(−6°ダウンコンフォートセパレーター)に加えて、新たに①アキレスの6つ折マットレス、②羽毛布団、③毛布、④電気敷き毛布ですグラサン


 ① アキレスの6つ折マットレスと③毛布と④電気毛布については床のクッション性能向上に加えてゾクゾクと這い寄ってくる底冷え対策として、②羽毛布団については快適温度が−6°のロゴスの寝袋では7°程度の環境でも性能が足りなかったことから、ダウンの量をブーストするために1万円ちょっとの雑に扱っても構わないものを購入してみましたニコニコ


 ちなみに④電気毛布については、私はポータブル電源を所持していないため、試しにシエンタにオプションで付けた非常時給電システムを使ってみようと思って購入してみましたウインク


 これだけ用意しておけば、もし気温がマイナスまで下がっても何とかなるだろうビックリマーク


 と思いつつ、期待感の中で釣行当日を迎えますお願い



うお座DAY1うお座


 今回は、釣り納め釣行&冬車中泊テストと言うことで、ゆとりを持ったスケジュールを立てて、日中に移動して初日の夕マズメを尾鷲の堤防で、二日目の朝マズメを熊野の地磯でフカセ釣りの竿を出してみることにしましたグラサン


 移動は高速道路でACCを使ってのんびりと車を走らせ、道中の紀北町のSA(始神テラス)で「キホクニヤ定食」と言う刺身定食をランンチで食べて、



 三重の美味しい魚を味わった後にいよいよ尾鷲のポイントに向かいますチュー


 ポイントに到着してみると、平日という事もあってか他に釣り人がいなかったため、適当な場所を釣り座に決めてコマセとタックルの準備をしていきますウインク


 ポイントの状況としては、風は殆ど吹いておらず、水面をみるとそこそこクリアな水質となっていますグラサン


 とりあえず仕掛けは道糸のPE0.8号にナイロンショックリーダーを結び、まずは全誘導沈め仕掛けで全層を探っていくことにしますもぐもぐ


 12月末になったことだし、そろそろ餌取りも退散してくれているかなはてなマーク


 と思いながら仕掛けを回収してみると、ラインに全くアタリを感じませんでしたが、付餌にしたオキアミは跡形もなくなっていますキョロキョロ


 また、タイミングは大潮の上げ潮ですが潮は底も表層も全く動いておらず、何投か仕掛けを投入してみると軽い根掛かりの様な感触が返ってきますガーン


 潮の流れは激流だと釣りにくいけど、全く動いていないのも厄介だなあせる


 と思いつつコマセと仕掛けの投入を繰り返し、餌取りの正体を確認すべく仕掛けを張って待っていると、竿先が


クンクンビックリマーク


 と軽く動きますびっくり


 手元にまで伝わる様な引きではなかったため、餌取りが突っついているのだろうと思い、軽くアワセを入れてリールを巻き上げると、何やら小さな魚が掛かっている感触を感じますニコニコ


 今日の餌取りはなんだろうかはてなマーク


 と思いつつ足元まで魚を寄せてくると、水面には20cm弱程度のフグの姿が見えてきますニコ


 フグは何時も何処にも居るよね汗


 と思いつつ抜き上げようとすると、空中でポロッと落ちていきますキョロキョロ


 フグの群れがいると厄介だなあせる


 と、コマセの投入箇所から仕掛けの投入箇所をずらしたり、遠投してみたりしてみますが、状況は変わらず、時折



 小さなガシラが食ってくる以外、何も釣れない時間が続きますもぐもぐ


 そして結局、この日は潮が大きく動くことなく徐々に満ちていき、そのまま陽も傾いて夕マズメの時間になりましたが、何事もないまま日没を迎えて納竿となってしまいましたショボーン


  最近、夕まずめの釣行は釣果がイマイチなことが多いなあせる


 と思いつつ、三重に住んでいた頃から尾鷲に来たら毎回食事に立ち寄る「お魚いちば おとと」に車を走らせたところ、



お土産屋は開いていましたが、残念なことに食堂は既に閉店となっていますショボーン


 暖かい食事が食べれない事は残念でしたが、とりあえず半額で売っていた惣菜を数点購入したほか、お酒やお茶等も買い込んだ後に、気を取り直して温泉に向かうことにしますチュー


 今回の車中泊場所は熊野市にしようと思っていたので、本当であれば温泉も熊野市の日帰り温泉に入浴したかったのですが、どうやら以前は日帰り入浴が可能だった「湯あみぼっこ」と言う施設が日帰り入浴を中止しているとのことであったため、今回はこれまでに何度も利用したことのある尾鷲市の「夢古道の湯」にお邪魔することにしましたウインク



 温泉でしっかりと体を温めた後は、再び車を走らせて熊野市の車中泊ポイントに向かいます車


 車中泊場所に到着してみると、さすがに年末&平日ということもあってか駐車場は空いていたため、適当な場所に車を停めて車中泊の準備をしていきますチュー

 ちなみに、私はシエンタの後部席のシートを倒してラゲッジと合わせてフラットにしたまま荷物を乗せていますが、車中泊グッズやバッカン等の汚れ物を収納するためにトランクカーゴ70Lを2個、クーラーボックスを大小1個ずつ、その他ハードロッドケースや背負子キャリー等々の釣り道具に加えて、今回は冬用の装備を追加で乗せており、さらに走行中は荷崩れが怖いので極力荷物を積み上げずに平積みしているため、そのままでは寝るスペースがありませんニコ

 コンパクトミニバンとは言え、釣り道具も合わせると結構な荷物量になるなぁキョロキョロ

 と思いつつ、冬の夜に荷物の積み直し・配置換えをするのは多少面倒ではありますが、幸運にもこの日はそれ程の冷え込みではなかったため、風呂上がりで暖まった体をそれ程冷ますことなく準備を進める事ができました照れ


 そして、車内のスペースを確保したところで、先に「おとと」で購入した惣菜やお酒を広げて車中飯の時間となりますニコニコ



 半額シールがベタベタと貼ってあり見栄えはよろしくありませんが、下手にラップを外して惣菜の汁が垂れたりすると大変なので、ラップを部分的に外して零さないように食べていきますもぐもぐ


 本当はお酒に合わせるため、ランチに続いてお刺身が食べたかったところではありましたが、特にブリの照り焼きは脂も乗っておりとても柔らかく、お酒のつまみとしては思っていた以上に満足のいく味の料理でした爆笑


 そんなこんなで早い時間帯に車中飯を楽しんだ後は、今回用意した冬用装備を使って寝床を準備していきますが、気温が思った以上に下がらなかった(深夜の気温は車の温度計で6°程度)ため、今回は寝袋は使わず、マットレスと毛布と羽毛布団で寝ることにしましたが、それでも夜中は暑くなってしまい、上着で来ていたフリースを脱ぐ必要があったくらいでしたびっくり


 ちなみに、せっかく用意した電気毛布ですが、シエンタの非常時給電システムを起動して電気毛布を付けてみたところ、無事に暖かくなりはしたのですが、電気毛布の設定温度を最弱にしても約15分に1回の間隔でエンジンが1分弱程度起動してしまい音と振動で眠れない状況だったため、遂には電気毛布をオフにしてみたのですが、それにも関わらず15分に1回の間隔でエンジンが起動してしまう状況は変わらなかったため、使用を諦めることにしましたショボーン


 非常時給電システムをオンにすると、運転席の正面モニターやカーナビが常に煌々とした明かりで表示されている状況だったため、何もコンセントに繋いでいなくても電気を消費してしまっているのかもしれませんキョロキョロ


 今回使用した電気敷き毛布は定格50Wで、設定を弱にすると更に消費電力が下がるものではありましたが、これを使うためにはどうやらポータブル電源が必須ということが分かりましたので、とりあえず今の装備での車中泊が厳しくなったら、また検討してみようと思いますもぐもぐ


お月様DAY2星


 日の出前の真っ暗な時間帯、前回の四国遠征時とは異なり凍えることなく夜を明かし、寝具等の荷物を片付けて走行できる状況にした後、ポイントの地磯に向かい車を走らせます車


 アクセスしやすい地磯ということもあり、平日でも混雑していないか少し心配していましたが、地磯の駐車場には数台の車が停まっていたものの空きスペースは十分あったため、空いているところに駐車してフカセ釣りの準備をしていきますチュー


 ちなみに、今回のポイントは以前に訪れたこともあるポイントということもあり、まだ陽が登っていない時間帯でもそれ程戸惑うことなく釣り座を確保することができましたウインク


 ただ、この時はインナーにユニクロのヒートテック極暖の上下を着用していたのですが、背負子にコマセや道具等を全て乗せて多少の段差を乗り越えて歩く必要があったため、釣り座に着いた頃には思った以上に汗をかいてしまいましたキョロキョロ


 ユニクロのヒートテックは車の中で寝る時は良いけど、やはり多少動いた後には汗冷えするのがネックだなあせる


 と思いつつ、コマセとタックルの準備を始めていると、うっすらと東の空が明るんできますお願い


 そろそろ朝マズメが始まるな音譜


 とは思うのですが、昨晩尾鷲で購入してクーラーボックスではなくバッカンに入れておいたオキアミブロックがまだ固く凍っておりコマセに混ぜることができませんキョロキョロ


 まあ、久しぶりの三重での釣りでもあるし、2023年最後の釣り場での日の出をのんびりと眺めることにしようかなアップ


 と思いつつ、とりあえずオキアミブロックは海水に漬けて、のんびりと朝食のパンを食べつつ朝日が水平線から顔を出すのを眺めることにします照れ


 そんなこんなで太陽が顔を出し始めて少し経ったところでオキアミブロックを見ると、どうやら半解凍程度にはなっていたため早速コマセを混ぜ込んでいきますウインク


 そしていよいよ準備を終えたところで、まずは磯際から探ってみることにしますグラサン


 仕掛けは昨日と同様の全誘導沈め仕掛けで、グレに期待しつつ表層からじっくりと探っていったところ、1投目から付餌のオキアミボイルが取られていますキョロキョロ


 水温がまだ高いのか、昨日に引き続いて餌取りはまだまだ元気そうだなあせる


 と思いつつ、投入箇所を変えながら魚を探して全層を探っていると、手元には伝わらない程度の、穂先だけが軽く動くような軽いアタリが現れますびっくり


 餌取りが突っついているんだろうなあせる


 と思いながら軽く竿を立ててみると、何かが針に掛かった感触が伝わってきますキョロキョロ


 軽いし、やはり餌取りだったかはてなマーク


 と思いつつ魚を抜き上げてみると、20cm弱程度のチャリコが掛かっていましたチュー


 その後も磯際で数投してみたものの餌だけ取られてしまい掛かってくる魚がいなかったため、見切りを付けて少し遠投してみたりもしたのですが、どこに投げても練餌以外は全て取られてしまう状況が続きますガーン


 また、潮の流れは昨日の尾鷲のポイントと同様で表層も底潮も動きがなく、少し離れたところでカゴ釣りをしている人の沖にプカプカと浮かぶウキを見ていても、投入点から殆ど動いていない状況が見て取れますショボーン


 これは魚が沖から入ってくる事もあまり期待できないのかなダウン


 と状況の厳しさを感じつつコマセと仕掛けの投入を繰り返していると、少し陽が高くなり朝の白い陽の光から徐々に昼の日差しに変わりつつある頃になって、ようやくオキアミが残ってくる様になってきましたお願い


 朝は厳しかった餌取りが多少は薄くなってきたみたいだなアップ


 と思い、再び沖から磯際まで投入点を変えつつ探りを入れていると、突然手元のリールのスプールを指で押さえていたラインが


バババッビックリマーク


 と勢いよく出ていく、ハッキリとしたアタリがやってきますびっくり


 慌ててリールのベールを返して竿を立てて


 ようやく来てくれたか音譜


 と思いつつ、真下に突っ込む様なファーストランを耐えてファイトに入ろうかといったところで


フッ


 と竿が軽くなってしまいますガーン


 やってしまったかあせる


 と思いつつ仕掛けを回収してみると、ハリスがチモトの辺りからブレイクしていますショボーン


 かなり強い引きだったけどブレイクの原因は根ズレではなさそうなので、歯がある魚が食ってきたみたいだキョロキョロ


 と思い、手早く針を結び直して仕掛けを投入してゆっくりと表層から探っていきますが、そこからしばらくは沈黙の時間が続きますニコ


 群れではなく一匹狼の魚だったのかはてなマーク


 と思いつつ仕掛けを回収しようとしたところ、何やら竿先に重みを感じますキョロキョロ


 仕掛けを沈めすぎて、また根掛かりでもしてしまったかなはてなマーク


 と思いつつ竿先を曲げてみると、


グングンビックリマーク


 という生き物の感触が伝わってきますびっくり


 居食いしていたのか!?


 と思いつつ、先ほどの大物の引きを期待して慎重なやり取りをしようと気を引き締めましたが、魚は元気よく引いてくれるもののそれ程の重量感は感じませんキョロキョロ


 底への突っ込みも弱いし、どうやらさっきの魚とは違う魚の様だなニコ


 と思いつつも、朝方に釣れたチャリコに比べると随分としっかりした引きの魚であり、


 今回の釣行ではまともな魚の顔をまだ拝んでいないし、慎重にやっていくかアップ


 と思い、ゆっくりと竿を曲げて魚を浮かせてみると、掛かっていたのは



 先日の四国遠征釣行でもお目にかかったタカノハダイでしたウインク


 塩焼きサイズで、前回キープして食べてみた時は悪くない味だったけど、ウロコを落とすのが面倒なんだよなぁあせる


 と思い、今回はリリースすることにして先ほどラインを切っていった魚を求めて再びコマセと仕掛けを投入していきますが、そこからしばらく沈黙の時間が続きますニコ


 そして、いよいよコマセも尽きかけて


そろそろ納竿の時間かなあせる


 と思い始めた一投、仕掛けが足元付近まで寄ってきたため根掛かりしない様に回収しようとしたところで、再び竿先が


ググンビックリマーク


 と引かれるアタリがやってきますびっくり


 これはラストチャンスかもしれないなムキー


 と思い、竿を立てて慎重に魚を徐々に浮かせていきますが、磯際付近で掛けた事もあってか、魚が足元の磯場に突っ込む様な動きを繰り返して根に入られてしまいますガーン


 ハリスはフロロ1.5号だし、無理はできないなあせる


 と思い、ラインを張らず緩めずの状態にして少し待ってみると、僅かに魚が動き出した感触が伝わってきたため、そこから一気にリールを巻いて浮かせにかかりますムキー


 そして、何とか水面まで浮かせた魚をタモでキャッチしてみると



 掛かっていたのは先ほどよりもサイズアップはしているものの、同じくタカノハダイでしたグラサン


 このサイズのグレだったら嬉しかったんだけどなぁあせる


 と思いつつリリースして次の魚を狙っていきますが、残念ながらその後は何もないままコマセが尽きてしまったため、


 本命のグレやチヌは釣れなかったけど、冬の車中泊が無事に出来て、釣り納め釣行でも何とか魚の顔を見れたからヨシとしようかなチュー


 と思いつつ今回は納竿として、



 帰り道では前日に食べ損ねた「おとと」でブリの刺身をランチで堪能してからのんびりと帰路に着いたのでした照れ