11月末の四国徳島遠征を終えて戻ってきたところ、懸念していたとおり軽い寒波の中での装備不足の車中泊により風邪を引いてしまい、しばらくは軽い咳が出る状況が続いていましたが、症状も治った12月上旬の週末に、徳島で拝むことができなかったチヌを釣りに浜名湖まで足を伸ばしてみる事にしました
ポイントに到着したタイミングは昼過ぎ頃で、この日は12月にしては気温が暖かく、少し厚着をして釣り道具を持って移動すると日中は軽く汗ばんでしまう程でした
水面を見てみると、上げ潮ではありますが相変わらずの激流で、少し沖では軽く潮が渦巻きながら流れているものの、足元近くの表層には何やら小魚の群れが見えています
釣り方についてはフカセ釣りが紀州釣りかで迷ったのですが、そろそろ空気と水が冷たくなってきてダンゴを握るのが億劫になったため、今回はフカセ釣りで臨む事にします
仕掛けはそろそろモデルチェンジの情報も出ているチヌ竿の銀狼1.0号に道糸はPE0.8号、ハリスはフロロ1.5号の全誘導沈め仕掛けでまずは試してみる事にします
とりあえず仕掛けとコマセの準備をしてから軽く仕掛けを投入してみると、渦巻く潮の流れに乗ってあっという間にウキが流されてしまいますが、時たま軽い反転流の発生により多少潮が緩むタイミングがあるので、そこを狙って仕掛けを馴染ませていく事にします
しかし、このポイントの底には障害物が沈んでいる様で、仕掛けを沈めて流しすぎると根掛かりになってしまうという少々厄介な状況ではありました
底に障害物が沈んでいるなら半遊動にした方がやりやすいかな
と、仕掛けを変えるかどうか悩みつつ付餌をを流していると、竿先に
クンクン
と軽い感触でアタリが伝わってきます
早速何か付餌を突っついているな
と思いつつ軽くアワセを入れてみると、軽い感触ではありますが、魚が掛かった感触が竿に伝わって来ます
今日の餌取りはなんだろうか
と思いつつ掛かった魚を抜き上げてみると
正体は小さなチンタでした
表層に群れている小魚はチンタなのか
と思いつつコマセと仕掛けの投入を繰り返して何とか馴染ませようとしていると、再び竿先に
クンクン
と軽いアタリが伝わって来ます
今度の魚も軽い感触だけど、何の魚かな
と思いつつ掛かった魚を抜き上げてみると
掛かっていたのは先ほどと同じくらいの小さなチンタでした
チンタが餌取りとなると、付餌ローテーションでは交わせなさそうだな
と思い、少しガンダマを足して仕掛けを重くしてから底の方を探ってみると、先ほどよりも元気の良いアタリが竿先に伝わってきます
今度は何が喰ってきたのかな
と思い竿を立てて魚の引きを感じてみると、先ほどのチンタよりは引きを感じますが、それでも重量感はそれ程感じません
そのままリールを巻いて魚を浮かせて掛かった魚を抜き上げてみると
掛かっていたのは先ほどよりも少しだけサイズアップしたチンタでした
その後も、少し仕掛けが浮いたところでは
20cmに満たないチンタが
タナを下げて底に近いところでは
20cm程度のチンタが喰ってくる状況が続きます
同じチンタでも底にいる魚の方が多少は引きを楽しめるため、極力底のチンタを狙っていると、ちょくちょく根掛かりで針を取られるほか、
チンタに混じってガシラも食ってくる状況となります
今日はチンタの数釣りの日みたいだけど、30cmオーバーの魚の顔も見たいところだな
と思いつつコマセと仕掛けの投入を繰り返しますが、状況は変わらないまま夕マズメを迎え、表層にはイナッコの群れが見え、中層以下に仕掛けを流すとチンタばかりが食ってくるという状況となってきます
そして、辺りが暗くなりラインも見え難くなってきた頃にちょうど潮止まりとなったため、少し遠投して探ってみたりもしたのですが、最後まで掛かってくるのは
チンタばかりという状況のままコマセも尽きたため、この日は納竿として、
とりあえずチンタとは言え四国で拝む事のなかったクロダイの顔を沢山拝めたから良しとするか
と思いつつ、帰り道でスーパー銭湯に入ってのんびりした後に帰路に着いたのでした