最近、バチ抜けシーバスを狙ってちょくちょく釣行していましたが、バチの姿は見る事はあってもシーバスに出会える機会が無い日々が続いていました
そこで、一般的には桜の咲くこの時期に釣果が上向くと言うカレイ、通称「花見カレイ」をメインターゲットに、春告魚と呼ばれるメバルやのっこみを期待してのチヌを狙って知多半島に夕まずめからの半夜釣りで釣行してみました
と言っても、これまでカレイを狙った釣行ではまともな釣果を得られた事がないので、今回も釣果にはそれ程期待せず、海辺でのんびりとする事を主な目的としてドライブがてらポイントに向かい、途中でぶっ込み釣りのエサやキャンプ飯用の食材を買っていきます
夕まずめよりも少し早い時間帯にポイントに到着すると、風もない春の暖かな陽気の中で竿を出す釣り人がボチボチと見られたため、ある程度お隣との間隔が空いている場所で二本のロッドをセッティングしていきます
そして一本は近場に、もう一本は遠投してから仕掛けを馴染ませ、リールのドラグを緩めてアタリを待ちます
ぶっ込み釣りは待ちの釣り、と言う事に加えて干潮からの上げ始めで夕まずめ前のタイミングと言うこともあり、あまり期待の持てる状況でも無かったため、しばらくハイバックタイプのアウトドアチェアに背中を預けてのんびりとした春の陽光を楽しむ時間を過ごしていきます
そして、いよいよチャンスタイムの夕まずめがやって来たため、少し気合を入れて仕掛けを打ち返しますが、エサが何かに齧られた様な跡はあるものの、竿先に分かる様なアタリはありません
そのまま時間が経過していき、付近では表層で小魚が跳ねたりするなど雰囲気は悪くないものの、自分のぶっ込み釣りの方は相変わらず反応がありません
表層を賑わしている魚はボラとは違う雰囲気もあったため、非常に正体が気になりましたが、ウキ釣りの仕掛けは持って来ていなかったため表層を探る事が出来ずにモヤモヤとした時間が過ぎて行きます
そして、チェアに座ってやや季節外れとなりつつあるオリオン座を眺めていると、急に小腹が空いてきた気がしたため、ボチボチと場所を移してキャンプ飯の準備をする事にしていきます
ちなみに、今回のキャンプ飯メニューは「春野菜とソーセージのポトフ」です
実は、食材を選ぶ際に春キャベツと新じゃがいもが目に付いたため、この二つの旬の野菜を美味しく食べる事が出来そうなメニューを考えて、調理方法が簡単なポトフを思いついたところだったのですが、日中は思ったより気温が上がったため、道中では
暑くて汗をかきそうだし、汁物ではなく焼き物にしておけば良かったかな
と思っていたところでした
しかし、日が傾いてくるにつれて少しずつ気温も落ち着いて来て、夕まずめが近づく頃には「暑くもなく寒くもない」と言う、ちょうど良い気温になったため、
これはポトフが美味しく食べれそうな気温になってきだぞ
という気分になって来たところでした
そんな気分で調理を進めていき、大ぶりにカットした具材をクッカーに放り込んでコンソメと塩コショウのみでシンプルに味付けして、じっくり煮込んでいきます
(本当は白ワインを入れたいところですが、車で来ており、調味料として使うだけでは我慢出来そうになかったため今回は持参を見送りました)
そして音楽を聴きながら景色を眺めてまったりとした時間を過ごし、じっくりと煮込んだクッカーの蓋を開けてみると
いい具合に火の通った春野菜とソーセージのポトフの完成です
早速熱々のポトフを食べてみると、今が旬の春キャベツはコンソメに負けない瑞々しい甘味が楽しく、新じゃがいもはコンソメの味を吸ったホクホクの食感で、玉ねぎ(こちらは新玉ねぎではありません)のとろけるような舌触りに、ミニトマトの絶妙な酸味、肉厚のエリンギにもソーセージの旨みが染み込んでおり、具材もスープも中々の味に仕上がっていました
そして、しばらくシンプルなポトフを味わった後はシンプル故に色々と試せる味変(あじへん)の時間です
ポトフの味変にはカレー粉を始めとした色々な味変がありますが、今回はカマンベールチーズを用意してみました
と言う訳で、半分程食べたポトフの中に表面だけを削ぎ落としたカマンベールチーズを入れてしばらく煮込み、チーズが溶けて来たところで