ここ最近は空梅雨の年が多かったためか、今年の梅雨は何だか長く感じます
7月の頭頃には、
今月にある幻のオリンピック連休には梅雨が明けて夏本番になっているハズ
とばかり思っていましたが、いざ連休に入ってみると、相変わらずの梅雨空予報が続いています
しかし、折角の連休であり、また、新型コロナウィルス第二波が到来すると県境を跨ぐ移動の自粛が再開されるかもしれないと思い、まだ落ち着いている現状のうちに、少し足を伸ばして福井県まで釣りに行く事にしました
福井への釣行にあたって、何の魚をメインターゲットに据えるのか迷いましたが、愛知ではお目に掛かる機会の少ない夏の魚、アコウ(キジハタ)を狙ってみる事にしました
そして、アコウを狙うにあたっても、ルアーで狙っていくか、エサ釣りで狙っていくか迷いましたが、以前、南紀串本までロックフィッシュをルアーで狙いに行って惨敗の憂き目に遭った記憶が蘇って来た為、今回は堅実にエサ釣りで行く事に
また、目的のポイントは足場の良い堤防で、日中は釣り人も多いと思われた為、のんびりと夕方頃から始める夜釣りで竿を出していきます
アコウは小魚や甲殻類を食べる魚という事で、エサ釣りでもどの様な仕掛けで狙っていくか考えましたが、今の時期は小魚系ベイトが多いと思ったので、今回は泳がせ釣りで狙っていく方針でタックルを準備していきます
まずは泳がせ釣りで使うエサの確保という事で、サビキ釣りをセットして小魚を狙っていきます
この時期のサビキで何も釣れないなんて事は無いだろうけど、このポイントにはどんな小魚が居るのかな
と思いつつ棚を測るためにサビキを投入すると、何とコマセを入れずとも
泳がせ釣りのエサにするにはちょっとサイズが小さいな
と思いつつも、とりあえず竿を二本出して泳がせ釣りをしつつ、もっと大きなアジが回って来るのを待ってサビキ釣りを続けます
そして、日が暮れてからも豆アジは釣れ続いていましたが、サビキの棚を底のほうに取ると、豆アジに混じって稀に15〜20cm程度のアジがかかって来る様になります
そして、泳がせ釣りの方にもたまに竿先を突っつく様なアタリがあるものの中々フッキングに至らずにアジが取られる状況が続いていましたが、ある時に仕掛けを回収しようとしたところで根掛かりの様な重い感触が伝わってきます
感触は重いもののゆっくりと浮かせる事が出来て、魚の様な引きは感じなかったため、
大きめのな海藻にでも引っかかったのかな
と思って仕掛けを引っこ抜くと
仕掛けには海藻ではなく、タコが掛かっていました
身が切れずに良く上がって来たなぁ
と思いつつ、その後も泳がせ釣りとサビキ釣りを続けていると、コマセを撒いていないのに水面付近で豆アジが騒いでいる状況が見られた為、注意して観察していると、イカにアジが追われて逃げ惑っている様子が目に入って来ます
付近ではイカを釣り上げている釣り人も居たため、早速泳がせ釣りの仕掛けをイカのウキ釣り仕掛けに変更してしばらく泳がせていると、ウキが怪しい動きをした後にジワジワと沈んでいきます
おお
と思いつつウキの動きを見守り、ウキが浮いてこないのを確認してから竿を煽り、何かが掛かっている重さを感じてからリールを巻き上げ始めると、魚とは違うものの生命感のある引きを感じます
期待しつつ巻き上げて来ると、細長いイカの魚体が見えると同時に、水面で勢いよく墨を噴き出す姿が見えて来ます
イカの墨吐きが落ち着いたところで抜き上げてみると、
掛かっていたのは胴の長さが30cm程のケンサキイカ(ヤリイカかも)でした
先のタコは過去にも釣った事がありますが、ケンサキイカを釣るのは今回が初めてだった為、初魚種GETの喜びを噛みしめつつ、時合いを逃さない様に次のアジをセットして仕掛けを投入していきます
その後は抜き上げでポチャンとイカを落としてしまったり、アジだけ齧られてアタリが分からなかったり、
サビキに掛かったアジにイカが抱きついて来たりと、色々とアクシデントもありつつ、計3匹のイカをGETした辺りで潮の流れが変わり、豆アジは相変わらず群れているものの、イカの姿が無くなってしまいます
その後はライントラブルやら、ぶっ込み泳がせのアジだけ取られたりするばかりで魚を追加する事が出来ないまま朝マズメを迎えます
そして、朝マズメには期待していた青物の回遊も無いまま時間が過ぎていき、体力的にも厳しくなって来たため、
そろそろ上がろうかな
と思いつつ、ボトム狙いでぶっ込んでおいた泳がせ釣り仕掛けを上げてみると、何やら魚が付いている感触があります
置き竿の竿先に出る様なアタリは無かったけど、何の魚が掛かったのかな
と思いつつ仕掛けを巻き上げて来ると、
掛かっていたのは30cm程度ではありましたが、今回の釣行の本命の魚、アコウでした
漸く本命が登場してくれたか
と思い、その後も二匹目のドジョウならぬ、二匹目のアコウを求めて頑張ってみたものの、中々次のアタリがないまま時間が過ぎていきます
そして、今回は小雨がぱらつくことがあり仮眠が取れず、完全な徹夜釣行となった事もあり体力的に限界がきていた為、本命のアコウは一匹釣れただけでしたが、イカやタコなど思わぬゲストが迎えてくれた事に満足して、この日は納竿として帰路に着いたのでした
因みに、帰路の途中では仮眠を取ってリフレッシュした後に、前回の福井釣行でも味わった福井県の名物料理、ヨーロッパ軒のソースカツ丼を堪能し、