最近は三寒四温の天候が続き、徐々に春の訪れが近づいて来た様に感じる三重県北中部です

実は、先週の大潮の際には春の足音に誘われて、チヌの乗っ込みに期待して、エサ釣りで近場の堤防に釣行したのですが、散々コマセを撒いて来ただけでアタリ無しの完敗の憂き目に遭ってしまいました

その苦い記憶を払拭すべく、今週末は何処に行こうか迷いましたが、水に雨後の濁りが出る事に期待して近場の津市のポイントにナイトゲームでシーバスを狙ってルアーを投げに行って来ました

今回の釣行のタイミングは満潮直前の潮止まり、予想通り水には雨後の濁りが入っており、風はそれほど強く吹いていないものの、低気圧通過後の風が徐々に吹き始めて来た様な状況です

一見、満潮からの下げ始めを狙う状況としては悪くない様に思われますが、私がポイントに入る際に、入れ違いで数人のグループが10匹くらいのシーバスを確保して戻って来る所とすれ違っており、実は先行者アングラーに散々叩かれた後という微妙な状況です

ただ、先行者が大いに釣れていたと言う事で、そこそこの数のシーバスの群れが回って来ていると思われたため、とりあえず様子を見つつ、のんびりとシンキングペンシルをキャストしながら回遊を待つスタイルでいく事にします

そして、暫くすると下げの流れが少し感じられる様になって来たため、アップ、クロス、ダウンでドリフトを意識しつつルアーをリトリーブしていると、
ススーッ
と言った感じでラインが引かれて行き、
グンッ

とした手応えが手元のリールハンドルに伝わって来ます

ティップで感じるアタリの感触と言うより、根掛かりに近い感触だったため、
流れも弱いし、スローに巻き過ぎてボトムに根がかったかな

とも思いましたが、
グングン

と言う引きを感じたため、慌ててラインテンションを掛けて合わせを入れていきます

掛かったのは今回の使用ロッド、SHIMANOのディアルーナS90Lでちょうど良く楽しめる引きの魚で、ロッドを寝かせてエラ洗いも回避し、余裕を持って足元まで寄せて来て、重さと目測のサイズを確認した後に思い切って抜き上げてみると
上がって来たのは45cmのシーバスでした

ようやくシーバスが回遊して来たか

と思い、同じルアーを何度かキャストしてみますが、その後が続きません

そこで、ルアーの種類は変えずにカラーローテーションでアプローチを続けてみると、
ちなみに今回の3匹については、最初の1匹はガッツリとしたハーモニカ喰いのフッキングでしたが、後の2匹は口の端にテールフック一本だけのフッキングで、ショートバイトを辛うじて拾った様な状況でした

そして、タイドグラフを見てみると、下げの潮はこれから更に効いて来そうな様子であり、粘れば魚を追加出来そうな雰囲気ではありましたが、とりあえず釣果があった事に加え、今回もバチが抜けていたのかどうか、シーバスが食べているベイトが気になったため、バチ抜け調査を兼ねて釣ったシーバス持ち帰ってみる事にして、この日は納竿として帰路に着いたのでした

ちなみに、持ち帰ったシーバスを捌いて胃の中を確認してみましたが、胃の中には消化が進んだペースト状のナニカが入っていただけで、今回も明確にメインベイトがバチであると確信出来る様な材料はありませんでした

と言う事で、バチ抜け調査と言う意味では、今回の釣行ではアクションの弱いシンキングペンシルのスローリトリーブによるアプローチ、所謂バチ抜けパターンのアプローチで釣れはしたものの、水面にバチの姿を確認する事も出来ず、また、シーバスが実際に食べていたのはバチの様なアミの様な何かと言うハッキリとしない結果で終わりましたが、2月の釣行に引き続き、シーバスの回遊が活発になって来ていると言うことが分かったのは一つの成果である様に感じた釣行でした
