2月という事で、1月に引き続き一年間で最も寒い時期が続いています
ソイばかりでシーバスからの反応が一切無かったのは残念ですが、これくらいのサイズのソイが釣れ続いたので、チニングロッドを使っていた事もあり小気味好い引きがそこそこ楽しめました

特に三連休となったこの週末は日本列島を寒波が襲い、北陸や関東以北は積雪に見舞われている様です

が、ここ三重県北部沿岸においては何とか積雪には至らず、精々霙(みぞれ)が降る程度の天候で済んでくれました

そして、これくらいの天候・気温であればロッドガイドが凍り付く事もないので、先に購入したレインウェア、モンベルのストームクルーザーとサンダーパスを用いた防寒対策を試すのにピッタリと思い、早速夜間にルアーを投げに行ってきました

まず行ってみたのは津市のポイント、状況は風速3〜4m/秒で、天気予報での気温は3度程、俗に言う「風速1m/秒で気温が1度下がる」のが本当であれば、体感気温は0度程度でしょうか

防寒対策は、前回のブログで紹介したレイヤリング、インナーは速乾性シャツにユニクロヒートテックタイツ上下、上はミドルレイヤーのフリース2枚にアウターのストームクルーザー、下はミドルレイヤーの裏起毛のチノパンにアウターのサンダーパス、鳩尾辺りに貼るカイロを一つ付けた装備で臨みます

ポイントに着いてキャストを始めて最初に感じた事は、アウターがショートコートジャケットからストームクルーザーに変わった事で、段違いの軽さで動きやすくなった事です

特に、これまでの厚着釣行ではキャスト時の腕の動きに対する阻害抵抗が大きく、キャストの多いルアーフィッシングをする際には無視できないストレスと疲労に繋がっていたので、それが軽減されるのは嬉しいポイントです

そして肝心の防寒効果については、横風だった事もあり、ニット帽とネックガード、手袋とストームクルーザーのフードを使う事で風を完全にシャットアウトする事ができ、鳩尾に貼ったカイロの温もりを感じて過ごせたので、寒さに凍える様な事はありませんでした

ただ、足元の防寒については、靴下二枚重ねに長靴では不十分だったのか、足の指先が寒さでかじかんで少々辛かったのが残念でした

釣果については、本当はシーバスを狙ったのですが、どうやらこの日はシーバスは不在の様で、代わりにソイの反応がやたらに良く、20〜25cm程度のソイが7匹釣れた所で終わりとしました

次の釣行は松阪市のポイントへ、風は強く風速7〜8m程度で、天気は曇り時々霙混じりの小雨、天気予報での気温は2〜3度だったので、体感気温は確実にマイナスに突入していたと思います

この日の釣行は前回の轍を踏まえて足元の防寒対策を強化してみました

足元の防寒対策強化の候補としては、冬用長靴・シューズの購入、メリノウール・スマートウール製の冬山登山用靴下の購入、足用カイロの購入と言った方法を検討しましたが、こればかりはオールシーズン流用出来るものではない為、一番手っ取り早い足用(靴下に貼る)カイロの購入で対応してみる事にしました

ちなみに、ちゃんとした足用(靴下に貼る)カイロは通常のカイロと異なり、酸素の少ない靴の中でも化学反応で発熱する様に作られているため、靴を履く直前に付ける必要があります

試しに釣行直前、部屋で二重履きした靴下で、靴下と靴下の間に足用カイロを貼って効果を確認してみたところ、酸素が多すぎたのか、思った以上に発熱して暖かいどころか熱く感じた程でした

そして、風が強かったものの、ポイント選択で追い風になる様なポイントを選んだ事もあり、今回もストームクルーザー、サンダーパスが働いてくれて防風対策はバッチリ

たまに横風に変わる事があってもストームクルーザーのフードがズレにくい仕組みになっており、この点は流石にハードな登山用レインウェアとして作られただけの事はあると感じました

また、この日は風だけでなく、時たまみぞれ混じりの小雨が吹き付けてくる気候でしたが、モンベルのレインウェアは当然水を通す事は無く、両足靴下と背中に付けた貼るカイロの温もりで凍える事なく釣行を続ける事が出来ました

ちなみに釣果については、寒ければ寒い程ソイの活性が上がるのか、この日は25cm前後のソイがポツポツ釣れ続き、初のルアーフィッシングでのツ抜けを経験できました


最後はバチ抜けが期待できる鈴鹿市の港、風は2〜3m/秒とほぼ無風状態ですが、天気予報での気温は連休中で最も低い2度と出ていました

防寒対策は松阪での釣行と同じ装備で臨み、ポイントに着いた所で早速常夜灯の下を確認してみると、何やら動くものが視界の端に入ってきます

もしかして、バチが抜けてるのかな

と期待して良く見てみると、バチではなく10cmあるかないかの小魚が一匹泳いでいます

また、ルアーを投げてみると、頻繁にルアーやラインにベイトフィッシュが当たる感覚を感じます

最近、寒さの厳しい松阪の港でもベイトフィッシュの群れを見た事があるけど、冬の河口では全く見なかったベイトが港だと結構いるものだな

と思いつつ、ベイトがルアーやラインに当たる場所付近に期待を込めて色々なレンジ・コースを攻めていきますが、全くバイトがありません

そして、色々なルアーをキャストしつつ付近を観察していると、離れた所でもちょくちょくベイトが跳ねる音が聞こえたり姿が見えたりしたので、最初のベイトの溜まり場を見切ってランガンしていく事にします

そして、ランガン中にもルアーやラインに当たるベイトの感覚が頻繁にあるため、この日はかなりの数のベイトが港に入っている様子

そこで、ベイトの居場所を把握出来た場合には、ブルブリ泳ぐベイトフィッシュライクなミノー以外にフィールやエリア10、ワンダー等のバチ抜け用ルアーもキャストしてみますが、どれもベイトに当たる感覚があるだけで、何をやってもシーバスからのバイトがありません

しかし、自分だけでなく付近の釣り人を見ても誰も釣れている様には見えない為、もしかしたら港の中にベイトは入っていてもシーバスが入っていないのかもしれません

結局、港の中を色々探ってみましたが、15cm程度の小さなソイが遊んでくれただけで探り終わってしまった為、時たま水面を跳ねるベイトフィッシュの姿に心惹かれつつも、鈴鹿の港を後にすることにしたのでした

そして、今回の冬の夜間釣行防寒対策テストによりレインウェアを活用したレイヤリングの効果を確認した結果、体感気温が0度付近の気候であれば、両足と胴に貼るカイロさえ付けておけば、あまり動かない回遊待ちの様な釣りにも十分対応できる事が分かりました

(北海道の様に、気温がマイナス10度以下になる様な環境では厳しいかもしれませんが
)

と言うことで、折角整えた装備を活かすためにも、これからは潮回りが良い日には寒さや環境にめげず、積極的に釣りに出かけてみようと思います

(エアコンの効いた部屋から出る事が一番のハードルですが
)
