今、まさに冬本番と言ったこの季節、いつもならば週末には中々出掛けようと言う気持ちにならないところですが、今年の初釣りで狙い通りのシーバス が釣れた事に気を良くし、カイロと厚着で武装して再度冬のシーバスを狙ってルアーを投げに行ってみる事にしました

行き先は何処にしようか迷ったのですが、今回一緒に釣行する職場の先輩と話をしている中で、
直近の実績ポイントに通うのも悪くないが、毎回同じ場所に行くのも面白味に欠けるのではないか

という事になり、今回は松阪市の港や河口をランガンしてみる事にしました

まずは夕まずめのタイミングで港の方に行ってみたところ、15cm程度のイナッコ
と思しきベイトの群れが目に入ります


この時期の河口では中々目にする事のないベイトの群れに期待感を高めてルアーをキャストしてみますが、表層付近でルアーがベイトに当たる感覚がするだけで、レンジを下げても、ルアーの種類・アクションを変えても、全くバイトがありません

ベイトの群れに心が惹かれ、
今日はここで時合いが来るまで粘ろうか

とも思いましたが、個人的には、流れが緩く繊細なレンジ調整・アクション変化等で攻略していく漁港の様なポイントよりも、変化し続ける流れの中でルアーを動かす河川・河口の様なポイントの方が好きなので、思い切って場所を移動する事にして河口に向かいます

河口のポイントに着くと、港よりも水質はクリアで風は無く、冷え込んだ空気の中、辺りは月明かりに照らされており、空にはオリオン座が綺麗に見えています

潮は大潮の下げの最中で、水面を見ると流れは確認出来るものの付近にはベイトの気配が無いため、とりあえず下げの潮目がくっきりと出ているところを目掛けてルアーをキャストしてみますが、軽量ルアーを使用している事もあって潮目までの飛距離が足りません

飛距離不足にモヤモヤしながらルアーをキャストして魚を探していると、潮目ではないものの、大潮の下げという事でそれなりに効いている流れの中、ボトムトレースを意識してルアーを通している最中に、
コンッ
と言う軽い感覚があります

この感覚、ベイトの気配は無いため、ゴミか超ショートバイトのどちらかだな。。。
と思い、念のためにアクションが強めのサーチベイトルアーからアクションの弱い食わせルアーにチェンジしてボトムトレースしてみると、
クンッ

と言う感触が伝わってきます

アタリは結構軽いから、セイゴかソイかな

と思いつつ魚を寄せてくると、上がって来たのは
とりあえず、ボウズは免れたか

と思いつつ、その後も同様に探っていると、流れが変わったのか、潮目がキャスト射程内に入って来る様な所が出てきます

そこをコースを変えつつ、中層・ボトムのレンジを意識してリトリーブしていると、20cm強の二匹のソイを追加で釣り上げる事が出来たので、更にルアーやレンジ、リトリーブコースを試行錯誤していると、
コンッ
と言うショートバイトがあり、ソイよりもやや強めの引きを感じます

これがソイなら尺超えもあるかも

と思いつつ、流れに乗った魚を慎重に寄せてくると、上がって来たのは
36cmのシーバスでした

その後、アタリが遠のいたのでカラーやルアー、リトリーブコースを変えつつ探っていると
その後、最近新たに購入したばかりのダイワのシンキングミノー、ショアラインシャイナーZセットアッパーでも何とか一匹釣っておきたいと思い、付近にキャストしてルアーを漂わせていると
そして、このソイ以降は潮目も消え、アタリも無くなってしまいましたが、厳寒期の河口でソイ4匹・シーバス2匹と言う釣果にそこそこの充足感を得る事が出来たので、この日は納竿として、帰り道に先輩とラーメンを食べて暖まりつつ今回の釣行を振り返り、のんびりと帰路に着いたのでした
