先週はシマノの投げ釣り専用リール、18サーフリーダーcl4+35を購入して0.8号ラインで試運転してみたところですが、想像以上のライントラブルに悩まされてしまいました






















そこで、ライントラブルの原因を色々と検討してみた結果、
ライントラブルの主な要因は、ナイロン力糸とPE道糸の結び目がガイドを通る時の抵抗で切れてしまうと言うもの

振出竿のサーフリーダー場合、ガイドロック機能が付いているけど、ロッドを曲げてフルキャストしていると、どうしてもガイドが回って向きが少しずつズレていってしまう

力糸と道糸の結び目を強化しすぎると、根掛かりした時に結び目で切れずに道糸が高切れしてしまうし、結び目はある程度切れやすい電車結びのままにしておきたいな

投げ釣り専用の並継竿なら、ガイドが回って向きがズレることはないだろうし、この際投げ釣り専用リールに合わせて買ってしまおうかな

という事で、 投げ釣り専用の並継竿を選んでみたのですが、最初に感じたのは
振出竿よりもスゴく値段が高い

という事でした

まず、個人的に、PEの細糸をサーフで砂の中を引き摺って釣る投げ釣りでは、ガイドリングの傷みが致命的だと思っているので、最低条件としてオールガイドsicリングの物を選んでいきます

そして、例えばダイワ投げ釣り専用ロッドを見てみたところ、振出竿ならハイグレードクラスのロッドでも5万程度で購入出来るのに、並継竿では入門用で3万弱、中級ロッドで6万程度、ハイグレードクラスは10万超えとなっています

また、シマノは中級ロッドで10万程度でしたが、入門用ロッドはダイワと同じ3万程度だったので、取り敢えず入門用ロッドを購入する事に決定します

すると、候補に挙がって来るのは、シマノでは10サーフランダー、ダイワでは14プライムキャスターとなって来ます

二つとも発売開始からかなりの期間が経過しており、いつモデルチェンジしても不思議ではありませんが、いつモデルチェンジするのか分からないと言う事もあるので、そこは気にしない事にしました

さて、サーフランダーとプライムキャスターを比べてみると、例によってシマノとダイワの製法技術の違いが表れています

投げ釣りの場合、100g程度のシンカーをフルキャストして、遠心力とシンカーのウェイトでロッドを曲げ、主にロッドの反発力で仕掛けを飛ばして遠投を狙います

そこで、投げ釣り用ロッドに求められる基本的な機能は、遠投のための高い反発力と、フルキャストした時に生じるロッドの歪みを減らしてロッドのパワーが分散しない様にする能力となります

(あと、投げ釣りは遠投に加えてキスの独特のアタリを取るのが楽しいポイントなので、100m以上先のキスのアタリを感じることが出来る穂先の感度も重要です
)

この点、シマノではカーボンの巻き技術のスパイラルxとハイパワーx、ダイワではカーボンの巻き技術のx45と竿の継ぎ技術のVジョイントと言ったところが目玉となっている様です

これらの技術は既に所有しているルアーロッドでも使われていたものなので、どう言ったものか何となく把握はしていましたが、個人的にはシマノのハイパワーxは見た目もカッコよく、如何にも剛性が高そうで好きな技術ですね

ただ、既に所有している投げ竿のサーフリーダー振出はシマノ製であり、ダイワの投げ竿がどんなものか気になっていましたので、今回はダイワのプライムキャスターを購入する事にして、早速YAHOOショッピングで注文してしまいました

ちなみに、ロッドの固さについては色々迷いましたが、自分の場合、風が吹きやすい場所での釣りが多く、普段から25-27号のシンカーを使うことが多いので、今回は標準27号のロッドにしてみました

そして、届いたプライムキャスター27号に18サーフリーダーcl4+35を持って、早速津市の堤防にキス釣りに出かけて来ました

今回は早朝日の出後に現地に到着しましたが、数時間後には天候が崩れて来るとの予報だったので、取り敢えず雨が降って来るまで続ける方向で準備を始めます

潮は長潮で下げの真っ最中、天候は曇りで、風はあまり吹いていない状況です

付近には投げ釣りの他にチヌのダンゴ釣りやルアーを投げている人が見られます

取り敢えず27号シンカーに3本針仕掛けをセットしてラインを濡らすために軽くオーバーキャストして様子を見てみます

第1投ではアタリはなかったものの、一つの針のエサが付いて無かったため、エサ取りの魚はいる様子

エサを付けて、今度は力を込めてフルキャストしてみると、ラインは切れる事無く出ていきます

ラインが切れなかった事にホッとしつつ仕掛けをサビいていると、サーフリーダーを使っていた時とは感覚が違いますが、キスらしきアタリがあります

新タックルの記念すべき一匹目という事で、追い食いを待たずに仕掛けを回収していくと
その後もキャスティングの練習をしつつサビいていくと
(今年初の3本針仕掛けで3匹掛けのフルヒットもありました
)

今日は型はイマイチですがピンギスの群れが入ってきている様で、雨が降って来るまでの3時間程度で
今回の釣り方もいつも通りで、釣行の最初から最後まで移動せず、三脚使用でイスに座りながらのんびり釣ってこの釣果だったので、7月が近くなって、いよいよ数釣りのシーズンがやって来たのかもしれませんね

ちなみに付近の釣り人の釣果については、右隣で釣っていたダンゴの方はチヌを2枚程釣っていましたが、左隣でルアーロッドを振っていた方は途中からルアーは諦めてロケット天秤でのチョイ投げをしていたものの、あまり釣れていない様子でしたので、チョイ投げで狙う場合にはショアジギロッドの様な固めのロッドで少しでも飛距離を稼ぐ必要があるのかもしれません
(飛距離ではなく、仕掛けの問題だったのかもしれませんが
)























さて、取り敢えず並継竿のプライムキャスターを使ってみた感想についてですが、先ずは購入の主な目的だった細糸でのライントラブルが解消された事に満足しています

(今のところ、前回と全く同じ条件の力糸とPEを使ってみても接合部が切れる事は一度もありませんでした
)

また、ロッドを振り抜いた時の感想としては、サーフリーダーと比べてフルキャスト直後の♯1部分の揺れ幅の感覚がスッと収まる様に感じたので、
「これがx45の機能でロッドの歪みは少なくなっているって事なのかな
」

と思える程度の違いは感じました

ただ、飛距離については劇的に変わる事は無く、正直これまで使ってきた振出竿のサーフリーダーCXと変わらない状況でしたが、サーフリーダーは2年くらい使ってきたロッドと言うこともあるので、プライムキャスターはこれから使い込んで慣らしていこうと思っています

そして、サーフリーダーと比べて違和感があったのは、キスのアタリを取る穂先の感度についてです

もちろんプライムキャスターでもある程度のアタリは取れましたが、過去に釣った同じサイズのキスのアタリでも、サーフリーダーの方が明らかに感度は良かったと思います

(この点、シマノの新世代先調子と言う調整が有効だったのかもしれません)
総括してみると、プライムキャスターのファーストインプレッションとしては、アタリの感度が落ちて釣り味が下がったと言うマイナス部分はありましたが、全体的にみて細糸をストレス無く使える様になったメリットは大きく、これからの飛距離向上に向けて希望が持てる買い物だったと思います
