今週半ばに出かけた津市河口でのナイトゲームシーバス狙いの釣行記を半ばまで書いていたところで、先週末の津市サーフでのデイゲームマゴチ狙い釣行の事を書いていなかった事を思い出したので、二つまとめておこうと思います
津市サーフ デイゲーム編
閑話休題
津市河口 ナイトゲーム編



前回の週末釣行では一勝一敗の結果だったので、運試しで津市サーフにマゴチを狙って釣行してみました

天候は晴天で、潮は満潮からの下げ始め、風は斜め左後ろから吹いており、水質はやや濁りが入った状況です

最初に入ったポイントは過去に何度かマゴチを釣った事があるマイ実績ポイントで、到着時には先行者の姿を見なかったので、新たに購入してみたシンキングペンシルのスイッチヒッターDH97に期待を込めて付近を探っていきます

スイッチヒッターDHは重さ30gで、指名打者の名の通り中々の飛距離を見せてくれて、普通に巻くとスラローム➕ローリングアクションですが、結構早めに巻いて水面直下を引くくらいまでリーリングスピードを上げていくと、水面に向けて少し頭も振る様なアクションを見せてくれます

ちなみに、個人的に広大なサーフでルアーを使う場合にはどんなルアーであっても
ある程度のアピール力が欲しい

と思ってしまうため、シンキングペンシルであってもぶっ飛び君程度のすこし派手目な動きをしてくれるルアーが好みです

この点、スイッチヒッターDHはちょっと派手目アクションではあるものの、アクションの方向性はぶっ飛びくんの小刻みなスラローム・ウォブリングとは異なり、頭を支点としたスラロームの振り幅が大きな(ワイドな)スイングアクションをしてくれます

アピール力が欲しいと言いつつもシンキングペンシルを使う点について、時には
ジグよりゆっくり引けてブリブリとウォブリングするルアーならミノーでいいんじゃないか

と思う事もありますが、ある程度フォールでの誘いにも強いルアーが欲しい事もあり、現在はヘビーシンキングペンシルを好んで使っているところです

(ちなみに、ポイントが絞りきれずに広範囲にランガンする時は飛距離と手返しに優れるメタル系ルアーを中心に使っています
)

しかし、しばらくスイッチヒッターDHでマイ実績ポイントを探っていてもアタリはなく、付近にはベイトの姿も、ボラのジャンプも見られません

これは、今日は厳しい日だな。。。
と感じつつ、思い切ってポイントを見切ってメタルジグでのランガンを開始していきます

この日のメタルジグでのランガンでは、最初はフォールでの釣りがしたくてショアスロー用のジグパラスローを使って小まめにシャクっていましたが、しばらくすると腕に疲れを感じてしまったので、巻きの釣りに変更してフリッパーに変えて探っていきます

フォール重視でのメタルジグのアクションは、巻き重視のメタルジグのアクションと比べて、マゴチ以外にもシーバスやサッパ等(フグちゃんも反応が良いです
)色々な魚種が良く反応してくれるので、五目釣りの様な感覚がとても楽しいのですが、

遠投して遠くにあるジグをシャクった後にボトム着底の瞬間をしっかり把握しようとすると、ロッドを立てて構える事で角度を大きくして(70〜80度程度)、ティップの先がルアーウェイトで曲がっていたのが、ジグが着底した瞬間に
フッ
と戻るタイミングを注視する必要があるため
首と腕がとにかく疲れる

と言うのが自分にとって一番のネックになっています

これについては、以前、遠投したジグのアクションをシミュレートしようとして、
ロッドの角度を自分の立ち位置で45度に構えた場合、水深2m未満の遠浅サーフでは100m先のルアーとラインの角度は、ラインのたるみも考えるとかなり小さくなるんじゃないか

と思い、アンダーキャストで数m先の浅瀬にジグを投げて、ジグとラインの角度が20〜30度くらいになる様にロッドを寝かせ、ショアスローを意識して1〜1.5秒に1回くらいのテンポでシャクって見たところ、ジグはシャクるたびにピョコンと動くだけで、とても
フォールで魅せる

と言えるレベルの動きではありませんでした

その状況を見た後からは、
手元のロッドの角度が足りないと頑張ってシャクっても遠方のジグが浮き上がらずイメージ通りの動きが出せない、
と感じ、頑張ってロッドを立ててシャクる様にしています

また、着底の瞬間の把握については、マゴチはボトムをトレースできないとアタリが激減する事に加えて、過去にジグを使ってサイトフィッシングで色々試したところ、
ジグが着底したままの時間(ジグが動いていない時間)が長いと、魚に見切られやすいような気がする

と感じたので、着底したら直ぐに動かしたいと思って着底の瞬間に気をつける様になりました



そして、ジグによる巻きの釣りに変えてしばらくランガンしていると
ググン

と言うアタリがあり、魚の反応がロッドに伝わってきます

引きの感じからして重さはあまりないものの、少し暴れる感じがするので、
20〜30cm弱くらいのセイゴちゃんでも釣れたのかな

と思って巻き上げて来ると
そして、その後もランガンを続けますがベイトもアタリも無く、また、自分が進んでいる方向からランガンして来たアングラーの方と少し話をして、
一切のアタリ無し

と言う絶望的な情報をいただいた上でランガンを続け、そのままアタリが無いまま潮もかなり引いて来たところでこの日は納竿して帰路に着いたのでした



ふとタイドグラフを見ると、大潮の満潮が日没前後のタイミングと重なっており、ちょうどその日は仕事がひと段落着いたタイミングでもあったため、久し振りに津市の河口にシーバスを狙ってナイトゲームに出かけてみました

到着時はちょうどマヅメ時でしたが潮止まりの状態で、風はほぼ無風、濁りは薄っすらと入っている状況です

ポイントは河口付近の護岸で、近くに照明等の街の明かりがあって釣りやすい所なのですが、人気ポイントでいつ行っても人が入っており、今回もそれ程広くもない護岸にぶっ込み釣りや電気ウキ釣りの方が複数本の竿を並べています

この日は何とか端の方で竿を出せる位置は空いていたのですが、探れる範囲が限定されるので、時合い待ちの回遊狙いと言う形になります

ロッドはトリプルクロス黒鯛MLですが、ある程度の飛距離が欲しいポイントでもあったので、最初はTKLM80をキャストしてトゥイッチを混ぜつつ付近を探りますが、満潮時のマヅメ時にも関わらず、目で見える範囲にベイトは見当たりません

まあ、平常運転かな

と思っていると、日が完全に沈んでからようやく潮が動き始めます

そこでルアーをシンキングペンシルに変えて、表層に見える流れの付近をマニックで探りますが、流れの淀み付近を通すと毎回ゴミを引っ掛けてしまうだけで魚の反応はありません

そこで、レンシを少し下げてワンダー80で岸際の駆け上がりをドリフト気味に流していると、
クンクンッ

と可愛いアタリがあり、ロッドを立てるとフックが決まり、リールを巻くと大した抵抗もなく魚が寄って来ます

上がって来た魚を見ると
ちなみに、写真のワンダーは店で探してもホワイト系カラーが置いて無かった為、自分で適当にリペイントしたものですが、流石はワンダーと言うべきか、小さくても魚をつれて来てくれました

その後、ソイちゃんをリリースしてワンダーのカラーローテーションをしつつ付近を探りますが、魚(おそらくソイちゃんと思われる)が小さすぎるのか、たまに反応があってもフックに乗らず、キャストをくり返す内に反応自体が無くなってしまいます

そこで、更にレンジを下げる為にルアーをミニエントに変えて探っていきますが、ボトムに当たっているのか、魚の反応なのか分からないような
コツン
と言う感触がたまにあるくらいで、付近を探り終えてしまいます

餌釣りの方も全く釣れてないし、これは今日は釣れる魚は居ないかな〜

と思って、最後にスイッチヒッター65sを先ほどワンダーでソイが釣れた辺りをワンダーと同じ様に何度か流してみると
グン
とリーリングが止まったので、すかさず合わせを入れてみたところ、ロッドが弓なりになります

が、ロッドは弓なりになるだけでそこからピクリとも動きません

一縷の望みを託してティップを ピンピン と跳ねさせてみたりしますが、状況は変わらず、根掛かりと確定

やっぱり、ワンダーと違ってスイッチヒッターではレンジが下がりすぎていたか。。。
と思いつつ、根掛かりを外そうと色々試しましたが、努力は実らずスイッチヒッターは海の藻屑となってしまいました

そして、この日はルアーロストで意気消沈してしまい、そのまま納竿して帰路に着いたのでした
