GWにはどこに遊びに行こうか迷いましたが、折角のんびり出来る機会でもあるので、以前行った熊野の七里御浜サーフを更に南下して、釣り人の楽園とも言われる南紀の串本まで、一泊して行ってみることにしました

狙いの魚種は色々迷いましたが、これまでチャレンジしてこなかった事にチャレンジしてみようと思い、地磯でのルアーフィッシングで青物やロックフィッシュを狙ってみる事にしました

自分のフィッシングスタイルは「気軽さ」に重点を置いていますので、これまでアクセスが容易な堤防近くの軽い地磯ライクな場所での釣りはした事がありますが、獣道のような山路を越え、波飛沫が飛び散る岩場を渡るような地磯への釣行は敢えて避けて来ていました

しかし、南紀には比較的アクセスしやすい所に本格的な地磯が沢山あると言う話を聞き、
「本格的な地磯ならきっと今まで釣った事が無いような魚種やサイズの魚に出会えるかも
」

と思い、長靴やフローティングベスト等、今後も地磯以外でも使える様なものを中心に装備を更新して地磯に行ってみる事にしました

当日は、折角串本まで行って地合を逃したく無かったので、津市を深夜2時前に出発し、高速を飛ばして何とか日の出のタイミングで地磯の最寄の駐車場に到着

ルアーロッド二本(ラテオとトリプルクロス)とリュック、タモ、クーラーボックス等、何とか片手をフリーに出来る様に持ち物を絞ってイザ地磯に出発❗️
山路では草木が茂る獣道の様な道を歩いて行き、背中に背負ったロッドやタモがそこいら中に伸び放題の木の枝に引っかかってしまったりするトラブルはありましたが、10分弱で何とか海に出る事に成功

しかし、山路では獣道でも一応道と言える様なものがありましたが、磯場では目的の地磯は見えるものの、そこまでの道らしきものは見当たりません

結局、少し高い所に立ってどうやって行くかルートを検討してから、意を決して油断すると転びそうな岩場を進みます

何とか外洋に面した目的のポイントに着くと、アクセスしやすいと言う事もあってか、付近には既にチラホラと釣り人の姿が見えます。
また、自分がポイントについた後からも釣り人が続々とやって来て、釣行前に自分がイメージしていた
「地磯を歩き回ってハタ等のロックフィッシュを探り釣り
」

と言った釣り方が出来る様な状況ではありません

その様な状況だったので、とりあえず、足元からある程度の水深のある外洋に面したポイントが確保出来た事にホッとしつつ、この地磯(と言うか、南紀全域)ではイカの魚影が多いと聞いていたので、初めてのエギングを試みてみます

エギングについては今回が初めてでしたが、これまでの釣行で周りの人がロッドの風切音を立てながらのシャクリをしているのを何度かみた事もあったので、事前に動画で予習した事も思い出しつつ、シャクってフォールを繰り返します

が、想像以上に潮流が強くてエギが直ぐに流されてしまい、狙った所でフォールさせる事が出来ず、シャクってはドリフト、と言った様な感じになってしまいます

着底もよくわからないし、こんなのでイカが釣れるのかな〜

と思いつつ1時間弱、エギをキャストしてシャクリ続けますが、周りでエギングをしている人も(ショアジギングをしている人も)釣れていない様子だったので、イカは諦めてロックフィッシュを狙う事にします

とりあえず、ロッドはトリプルクロスMLでフリーリグを10g程度のシンカーでセットしてキャストしてみますが、案の定、潮の流れが速くて着底がよく分かりません

そこで、ロッドをラテオMLに変え、シンカーを28g程度にすると、漸く底が取れる様になって来ます

ちなみに、今回のルアーは、ハタ狙いという事でエコギアのバルトやパワーシャッドを中心に、バグアンツやロッククロー等を用意してみました

そして、手始めにバルトを投げて付近を探りますが、アタリは無く、根掛かりロスト

次に、ロッククローを投げて同様に探りますが、アタリは無くロスト

お次のバグアンツも同様にロスト

「根掛かりし難いと言うフリーリグで、オフセットフックを付けて、ずる引きではなくリフト&フォール中心で探っているのに、何でこんなに根掛かりロストするんだ
」

と思ったので、ジグヘッドリグでスイミングで探る事にしてバルト、パワーシャッド、R-32を投げてみましたが、掛かるのは海藻ばかりで魚からは何の反応も無く、ボトムを探れば直ぐに根掛かりと言った状態に

「根掛かり連発でもボトムはちゃんと攻めてるし、根魚だからそこに居れば食ってくると思うんだけどな〜

今日は大潮で、今は潮も動いてるし、ここまでやって一回もアタリが無いのはオカシイ

まさか、GWで連日釣り人に攻められて魚が居ないんじゃなかろうか
」

と言う事で、回遊狙いのライトショアジギングに攻め方を変えることにします

が、しばらくシャクリつつ周りを眺めていてもルアーで魚を釣っている人は見当たらず、釣れているのはグレのような魚(遠目だったのでよく分かりませんでした
)を釣り上げていたカゴ釣りらしき釣り人くらいです


そして、ジグをボトムまで落としてワンピッチでシャクリ上げた時に
グンッ
とロッドが曲がりますが、その後にグングンと引っ張ってみても全く動きません

最初のインパクトの時に、これまでの根掛かりとは少し異なる感覚だったので、
魚が食いついて速攻で根に潜られたのかな

それとも海藻なのかな

と思い、少し待ってみますが、掛かった何かが波と共に上下する感覚があるのみで動きがありません

何となく海藻の様な気がしたので
引っ張れば海藻が千切れてくれるかな

と言うことで、ロッドを立て気味にしてドラグを締めてちょっと強引にラインを巻き上げていくと
バキッ
と言う嫌な音がしてロッドのベリーから先が綺麗に折れて、ラインに沿って海中にスルスルと入っていきます

え〜

ラインがリーダーから切れる前にロッドが折れるのか。。。
しかも、折れたのは確か昨年の秋頃に交換したばかりのパーツ

折れ方はロッドの内側や片側が折れてどちらかにぶら下がる様な感じではなく、折れた部分がそのままポロッと取れる様な折れ方でした

自分としては、先端部分の細くなっているティップ部分が、ポキっと折れるなら分かりますが、そこそこな太さのベリー部分があっさり折れてしまった事がショックでした

そして、ロッドが折れたタイミングで既に昼頃であり、トリプルクロスではボトムを取れるウェイトのルアーが使えず、ここまでノーバイトノーフィッシュで周りもルアーでは釣れていない事から場所を移動する事にします

長くなって来たので、その2 に続きます
