徹夜の作業で疲れていた。ちょっと気もたっていた。午前3時、同僚のW恵に地階から上るエレベータの中でちょっと冗談、、、、だったんだけど「ここ、 二人だけの密室だね」。それが彼女に火をつけていた。
おなかがすいた。パントリーでカップの麺にお湯を入れる。うちがいれるわと沸かした矢缶をかたむける。それから3分間、じっと待つはずだった....W恵の両腕が私の背中にまわる。後ろ手に電気を消した彼女はルージュの香りを武器に私をしびれさせた。もう、どうにもとまらなかった。
ふたりお昼間は何事もなかったように振る舞う。不思議な感覚、昨日まで普通にしていたのに、普通にすることが難しい。いや、ちゃんと隠してたはず。でもそのうち、どうしてかみんなにはわかってきたようだ。しゃべらなくてもこういうことはそうなるもんだろうね。せっかくであったのにオフィスだからと秘密にしないといけない関係なんてちょっとね。そして異動の日が来た。
あなたの存在は私の周りに最初から自慢したい。お披露目はできるだけ盛大にするつもりだ。みんな人がいいし仲良くなれると思う。