日常生活で起きた事と
タロットカードを照らし合わせると
知らぬ間に物語が始まっていきます
タロットの魅力を楽しんでください
タロットの大アルカナ14番目に「節制」というカードがあります。
大きな羽をつけた天使が青色と赤色の器に水を移し替えています。
ちなみに洋服のデザインも青色と赤色
青色は知性を表し、自分の気持ちや考えを
赤色はエネルギーを表し、自分がどう行動したいか、等を表します。
ただ、器の中身を入れ替えているだけなので、自分の内面において、気持ちに対してどのように行動しようか、行ったり来たりしている状態です。
「迷っている」というより、「調整している」といった感じです。
何をするにせよ、自分の思い通りに行動できれば良いのですが、人生、そんな上手くはいきません
実は私、このカード、あまり好きじゃなかったんです
器の水が一滴もこぼれずきれいに移し替えなんて、出来るわけないし。
一滴もこぼれない、ってことは、自分の内面を微々たりともオープンにしないってことだし。
もやもや、ハッキリさせたいよ~
だけど、年齢を重ねるうちに、このカードの意味が少しずつ理解できるようになりました。
この器の水の移動は、浄化であり、新陳代謝なのだな。
我慢するのではなく、度を越さず控えめにすることが、楽に生きられるのだな。
心のブレーキやアクセルを使いこなせれば、静かに穏やかに生きられるのだな。
白黒はっきりさせないと気が済まなかった、若い頃。
何を自ら荒立てて生きていたのか、と思います。
いわゆる、「大人のカード」なんです、このカード
奥深い意味が詰まったこのカードを理解していくには、まだまだ時間がかかりそうです