梅ヶ島七滝のひとつの鯉ヶ滝です。
「恋仇」とも言われているそうで、滝に由来する物語があります。
鯉ヶ滝(恋仇)の看板より・・・
一、 昔、安倍郡梅ヶ島村に住む百姓の三郎左衛門と湯治場の
湯女(ゆな)のおよねとは、許婚の間柄だった。
ある日、府中より馬場新之介という若侍がこの湯治場に腰痛の
治療に来て、いつしか、およねと深い恋に落ちた。
二、 二人の仲を知った三郎左衛門は、ショックの余り殺意を覚え、
二人のいる湯治場に火を放ち山へ逃げ込んだ。
そして、滝の上まで来た三郎左衛門は、湯治場にいるはずの
二人の逢瀬(おうせ)の場を見つけ、逆上し背後から二人を
滝下へ突き落としてしまった。
三、 住み慣れた村の空が湯治場の焼ける炎で赤く染まるのを見た
三郎左衛門は、自戒の念にかられ、二人の後を追い滝下へ身を
投げた。
しかしこの時彼が見た空は、火事の炎ではなく晩秋の美しい
梅ヶ島の紅葉に彩(いろど)られたものだった。
四、 その後、三郎左衛門とおよねは緋鯉(ひごい)と真鯉(まごい)に
化身して結ばれ、仲良く滝に住んだという。
爾来(じらい)、この滝は「恋仇」(鯉ヶ滝)と呼ばれているが、
事実は定かではない。
小さな滝が連なっている様が、なかなか面白いです。
撮影は、2008年11月02日です。
アクセスは、静岡市内から県道29号を梅ヶ島温泉へ
梅ヶ島温泉から山梨県は南巨摩郡身延町に抜ける安倍峠の
林道沿いにあります。林道は道が狭く、滝付近には2台ほどの
駐車スペースしかないので注意が必要です。
