ファンとは何か?
ファンとは、「魅せられた人達」のことだ。私たちは羽生選手に魅せられている。
ファンとしての活動はそれぞれが思い思いにすれば良い。羽生選手に迷惑がかからない限り。
例えば競技の妨害をするとか、練習の妨害をするとか、生活の妨害をするとか。だがいちファンにはそこまでの影響力は無い。それが現実だ。
ファンとは、遠くから片思いをする人達である。皆立場は同じだ。皆で羽生選手に片思いしている、というのどかでお気楽な雰囲気でやって行きたいものだ。
ファンの中に「取締係」が現われて、「このブログはダメ」「この活動は良くない」
「羽生選手のファンとして、規律を守りましょう」とか言い出し始めたら、それはもう新興宗教である。
羽生選手を新興宗教の教祖様にしてはいけない。だって彼は忙しいのだから。
そんなことに構っている暇はないのだ。
ファンはファン同士、平和にやりましょうよ。
私は、どのファンブログも、共通項は「羽生結弦選手を好きなこと」であり、その表現法に違いはあれど、皆一つの大きな絆で結ばれているものだと思っていた。「羽生結弦ファン」という一つのグループだと。(無論私もそのグループの一員)
しかし、ファンブロガー間にも色々あるらしい。ちょっとした価値観の相違から、思わぬコンフリクトが起こったりするらしい。例えば、2014年中国杯での、衝突後の羽生選手の強行出場について。あれの是否を巡って論争が起きたりしたらしい。ちなみに私は「是」の立場なのだが、終わったことを、関係者でもないいちファンがあーだこーだ言っても仕方が無いと思うのだが。中国杯の一件で羽生選手を嫌いになろうがますます好きになろうが、個人の自由だ。
また、「正しいファン」と「正しくないファン」がいるものと思い込み、自分たちこそは正しいファンであるという立場から、正しくないファンを糾弾し、彼らのブログを止めさせようと運動する人たちがいるらしいのだ。実は、前々記事の「アラシ」とは、その種の人たちである。私の所に出没したただの暇人ではなく、きちんと信念を持った人たち。但し、その信念は傍迷惑以外の何物でもない。
だいたい、正しいファン、正しくないファンって何だ。私に言わせれば、ファンとはすべからく「トチ狂った人たち」である。誰かを熱狂的に愛することは、一種の狂気である。擬似恋愛と言ってもいい。なおさら羽生選手のルックスやキャラクターは、ファンを狂おしい気持ちにさせ易い。羽生選手のファンは、一様に彼の魅力(魔力)の虜になっているのだ。
虜は虜同士、仲良くしたいものだ。共に狂気の檻の中で耽溺したまま、思う存分羽生選手への愛を語りたい。その方が絶対楽しいし、平和だ。トチ狂い方に種類はあれど、トチ狂いっぷりに上下は無いのではないか?
それに、例えファン同士仲良くしようとするまいと、当の羽生選手に何か影響が及ぶ訳ではないのだ。正しいファンであろうとなかろうと、彼にとってはただの「ファン」。つまり遠くから応援してくれる人だ。身内でも無ければスタッフでも無い。ましてや友達でも無い。
(すみません、ファンをdisってるつもりはないのです。私にしたって羽生選手の熱狂的ファンですから。トチ狂ってます。)
羽生結弦選手のファンになって分かったことの一つが、数多の羽生選手応援ブログの存在である。いわゆる「ファンブログ」だ。
このアメブロのみならず、他のサーバーのも、それこそ星の数ほどある。フィギュアスケートジャンルの人気ブログランキングの上位は、ほぼ羽生選手のファンブログが占めている。ただ好きでいるだけでなく、羽生選手のファンであることをわざわざブログを作って公言したい人が、これだけ居るのだ。「羽生選手のファンである」ことは、一種の流行であると言ってもいい。つくづく、羽生結弦という男のカリスマ性には、震撼させられる。
羽生選手ファンブログのブロガーさん達は、思い思いの方法で羽生選手への愛を綴っている。羽生選手の最新情報をアップしたり、出場した番組の画面をキャプったり、いついつの試合の演技に関する感想を書いたり。中には、イラストやコラム、小説などで表現するブロガーさんもいた。
どのブログもそれぞれに独特の世界を構築しており、完成度が高く、それ自体エンタテイメントとして立派に成立しており、私は一読者として多いに楽しませて頂き、いくつか定期的に訪問させて頂くブログもできた。羽生選手のファンになったことがきっかけで、羽生選手応援ブログのファンにもなった訳だ。これは、私にとって嬉しい副産物であった。
表現力やパソコンのスキルが乏しい私にとって、面白く内容も豊かな応援ブログを定期的に更新されるブロガーさんは、ただただ尊敬の対象である。「みんなすごいなー」と思っていた。おそらくファンブロガー同士の間でも、きっと楽しくて、温かい交流があるんだろうなと思っていた。事実、大半のケースはそうであると思う。
ところがである。話はそう単純ではなかったのだ。
(後編に続く)