今日の夕方、地下鉄内での出来事。
ある駅で、家族連れらしき一団が乗ってきた。祖父母と母親と、孫娘。旅行帰りなのか、大人たちは大きな荷物を提げていた。当時車内は空席がチラホラ。孫らしき6歳くらいの女の子は、いち早く空きスペースを見つけ、座った。他の大人たちは入り口付近に立っていた。
女の子はしばらく座っていたが、他の大人が立っているので自分も立たなきゃと思ったか、或いは単に寂しかったのか、席を立って母親の隣に来た。その場でぴょんぴょん飛び跳ねるもんだから、列車が揺れる度バランスを崩す。母親が、「立つんならちゃんと立ってなさい」と注意した。
その時である。入り口付近の席に座っていた70代半ばとおぼしき老婦人が、「おじょうちゃん、どうぞ」と席を譲ったのである。言われた母親は一瞬( ゜∋゜)は?という顔をしたが「いえいえ、けっこうですから・・・(^▽^;)」と断った。老婦人は尚も「揺れて危ないし、私はすぐ降りるから・・・」と言って譲ろうとする。保護者全員が「いえいえいえいえお構いなく(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)」と言っているのに「遠慮しないで」と言って聞かない。
おばあちゃん、それってありがた迷惑なんだよ・・・みんな、貴女のいらん気遣いに恐縮してるんだよ・・・と思っていたら、老婦人の隣に座っていたカップルがやおら席を立ち、(どうぞこのおばあちゃんの席に座らず、僕たちの席におじょうさんを座らせて下さい。そしておばあさんは座って下さい)とでも言うような表情とジェスチャーをした。・・・おばあちゃん、関係ない人たちに気遣わせちゃってるよ。基本的に貴女は、席を譲るほうじゃなくて譲られるほうなんだよ・・・だから女の子の親も恐縮して座らないし、カップルもいたたまれなくなって席を立っちゃったんだよ・・・でも本来、大人が子供に席譲るっておかしいんだよ・・・車内の空気をおかしくしてることに、気づけよ・・・ヽ(;´Д`)ノ
尚も攻防は続く。老婦人はしつこく席を勧め、女の子の親たちは固辞する。カップルはカップルでひっこみがつかず、どうぞどうぞと言い続けている。(もはやおばあちゃんに席を譲ろうとしてるのか、女の子に席を譲ろうとしてるのか分からなくなっている)ここで確認すると、電車内に空席はあったのだ。女の子だって座りたければ、自分が元いた席に戻る事だってできたのだ。わざわざおばあちゃんが立って席を譲る必然性など、全く無い状況だったのだ。またその家族連れは、座るまでもない短期間の乗車だったかも知れないのだ。
多分老婦人は、女の子に孫の面影を見たのだろう。だからいい顔したかったのだと思う。だからと言って他人の家族の子供に自分がわざわざ立って席を譲るなんて、気を回し過ぎというものだ。それは親切ではなく、お節介なのである。それに、子供の教育にも良くない。子供の保護者もそう思ったから、老婦人の申し出を固辞したのだと思う。
結局女の子は老婦人の席にあっさり座ってしまった。母親は恐縮し切って「すみませんすみません(^▽^;)」を繰り返していた。内心(余計なことしてくれるなよ)と思っていたかも知れないが。そして件のカップルも、老婦人を再び座らせることに成功していた。老婦人は嬉しそうに女の子の隣に座り、目を細めてあれやこれや話しかけている。なんだ、結局子供と遊びたかっただけか。┐( ̄ヘ ̄)┌
はいはい子供は宝宝!
しかしなぁ・・・子供は甘やかすもんじゃないと思うなぁ。将来、私が老人になった頃、「老人は子供に席を譲るべき」なんてことが常識になったら、どうしてくれる。