ま、ワシの二十代の頃はわんさかあった。


250でも45psが当たり前の時代だったし、スポーツ志向ならレーサーレプリカの2ストがやたら速かった時代だ。


それで、4ストでも対抗できるように45psにするわけだが、トルクで劣るから回転でパワーを稼がなきゃならず超高回転型にするためDOHC4気筒が国内4社で出された。


排気量が小さくても4気筒だと排気音は心地良い。でも、16000とか18000とか超高回転でパワーを稼ぐから低速でのトルク不足で発進がやたら大変で難しくなる。


当然街中では扱い難い。


高回転を維持しなけりゃ全然走らんから、当然回転上げて速度超過気味で走ることになる。で、死亡事故も増える。


低排気量で高出力にすると、まあ昔も今も大体同じ長所と短所があって高回転で速度超過による死亡事故が増え気味になる。


低回転では力が無くて走らんし扱い難い、スピード出さないと面白くないからだ。


だからやっぱり250くらいなら2気筒くらいが低回転でのトルクもあって発進もしやすいし扱いやすい。最大出力回転数も9000程度で10000は超えないからだ。


最大出力が低くても発生回転数が低ければ、大体実用回転域ではほとんどトルクは同じだから、その辺での速さは変わらないのだ。


サーキットを走って速さを競うのなら高回転高出力の方が有利かも知れないが、街中走ってツーリングするなら2気筒低回転出力の方が扱いやすくて走りやすい。


それで、そういう用途ではGSR250とかGSx250Rとかジクサー250が最適だと考え、中古価格の激安さでGSR250が群を抜いてコスパが優れているとワシは思う。


SUZUKIは、高性能な速さを追求するのではなく、扱いやすく楽しい走りができるバイク作りに焦点を置いたのだと思う。


街中やツーリングを主体にするのなら正解だと思う。


サーキットを走るのは特定の人しかいないから、専用の速いバイク造っても利益が上がり難い。


だからかも知れないがサーキットで速いバイクを2025年現在SUZUKIは250で造ってない。健全経営の維持のためには正解だ。


でも、ワシら世代が知ってる、あの速かった250を造ってたSUZUKIのイメージからすると多少残念ではある。


でも、コンセプトは間違ってないと思うから普通二輪以下のバイク造りはSUZUKIに間違いはない。


やっぱり、GSR250はコスパ最高で良いバイクなのだ!