http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120605-00000014-pseven-soci
「原発を稼働させないと大変なことになる」といっておきながらこんなデータを隠しておくとはけしからん!といった内容ですが、民間の自家発電は電力会社から電力を買うのと同じでコスト(燃料代とか設備費)がかかります。まるで埋蔵金を見つけたみたいな内容ですが根本的には解決できていません。
もちろん電力会社の高コスト・殿様商売体質(仕事で電力会社の人と接する機会があるのですが、公務員より役所仕事でわがままでホントにむかつく)は見直さなければいけませんし、「原子力ムラ」と言われる政官業の癒着も断ち切らないといけません。
でもそれは今すぐに解決するはずがありません。原発を廃炉にするにもお金がかかりますし燃料棒や放射性廃棄物の処理は結論が出ていません。また原子力以外の発電方法なんてそんなに簡単に見つかりません。
いや、もしかして実は原子力より効率のいい発電方法は見つかっているが、何かの陰謀で隠されているのかも。
それはさておき、原発が動かないことが原因で日本全国節電が叫ばれています。節電すれば消費は減るし、景気はますます冷え込みます。それに大震災以降すでに節電を実施していてこれ以上は無理っていう企業や家庭も出てくるはずです。
おまけに原発が停止していれば安全か?といえばそうではありません。発電は停止していても燃料棒が存在する限り冷やし続けなければいけません。もし津波がきて冷却のための電源を失ってしまったら爆発します。福島第一原発の4号機が停止中にもかかわらず爆発したのがその証拠です。
なので私の考えはとりあえず原発は安全対策を淡々とやって着々と再稼働させればよいということです。地元の同意とか何とかは聞いていたらきりがないので一度ちゃんと説明すればあとは事務的に進めればいいと思います。地元の自治体には再稼働をどうこうする権限はありませんからね。
こんなことを言うと原発反対の人から怒られそうですが、これまで日本は原発の電力で発展してきたわけで、それを知ってか知らずか許してきた国民にも責任があると思います。
電力を節電してきた人も浪費してきた人も3割は原発のおかげで暮らしてきたのです。
なので多少不安があっても原子力を使うか、原発を止める代わりに節電や値上げをがまんするかどっちかだと思うわけです。